前回は、住宅ローンの審査に通らなかった理由や背景を聞きました。今回は住宅ローンの審査に向けて、見直したことや希望の融資額を借りるための対策などを紹介します。

関連記事
審査に落ちた300人に聞いた、お金に問題なくても通らない理由【住宅ローン調査1】
審査に通らなかった人は、結局どの金融機関から借りた?【住宅ローン調査3】
無料で住まいの窓口に相談する住まいの窓口とは家計から住宅購入予算を試算する

まず最初に銀行等の金融機関の住宅ローン審査に通らず、その後見直したことがあるか、聞きました。そこから解決策が見えてきました。上位の結果はこちらです。

 

1位 「購入する物件を見直した」(19.0%)

2位 「依頼する施工会社を見直した」(13.0%)

3位 「購入する土地を見直した」(12.3%)

4位 「借り入れる金額を見直した」(11.7%)

5位 「未払いだった税金や携帯電話料金などを支払った」(10.7%)
 「ローンを支払った(車など)」(10.7%)

 

購入可能額から物件を見極めよう

購入可能額から物件を見極めよう

 

1位はなんと「購入する物件を見直した」(19.0%)でした。

 

マイホーム自体、無理しすぎない現実的に手が届く物件にしたようです。注文住宅の場合は施工会社に複数見積もりを取ってみて、より価格を抑えられるところを探すというところから頑張ってみるという方法もありますね。

 

5位以降もあわせてご紹介します。

 

審査のために見直したこと【複数回答可】(n=300) 

審査のために見直したこと【複数回答可】(n=300) 

 

上記の表をご覧いただくと、未払いだった税金や車のローンを支払ったり、中には借金を完済して心置きなく審査に臨んだ人もいます。また、審査の基準は金融機関によって異なりますので、1回断られても気を落とす必要はありません。「特に見直したことはない」という人も37.0%いました。同じ銀行でも担当者が異なれば判断が違った、というケースもあるようですよ。

 

まとめますと、

 

●物件や土地を見直す
●施工会社を見直す(まずは見積もりを依頼する会社を増やしてみる)
●未払いの税金や借金を払ってすっきり身辺整理
●受け入れてくれそうな金融機関を探す

 

というのが、主に見直した点となるようです。

 

何に問題があるのか分からない方は、個人の「信用情報」を調べるという方法もあります。個人信用情報とは、クレジットやローンの契約や申し込みに関する情報のことで、客観的な取引事実を登録した個人の情報です。信用情報機関(CICなど)で開示を依頼することもできます。

 

無料で住まいの窓口に相談する 家計から住宅購入予算を試算する

意外な方法も!? 私はこうして審査に通りました

銀行などの金融機関とのユニークな駆け引きもありましたので、ご紹介します。

まず、頼りたいのが物件を購入する予定の不動産会社です。付き合いのある金融機関があったり、各金融機関ごとの審査の厳しさ加減を知っている場合もあります。同様に乗り越えた事例を知っている場合もありますので、対策を一緒に考えてもらいましょう。ただし、不動産会社は買ってもらいたい側になるため、紹介された金融機関の金利が妥当かどうか確認しておきましょう。

「不動産会社の方が強く働きかけてくれた」(地方銀行/42歳女性)
「知り合いの不動産会社に口を利いていただいた」(地方銀行/55歳女性)
「不動産会社が対策を考えてくれた」(地方銀行/51歳女性)

フリーでお仕事をしている人や規模の小さい会社にお勤めの人でもこのような方法で大丈夫だったという人もいます。

「自由業のため、仕事関係者に同席してもらった」(地方銀行/52歳男性)
「事業内容を詳細に説明する資料を用意した」(都市銀行/56歳男性)
「現状の会社の貸借対照表(財務諸表のひとつ)が重要となった」(地方銀行/29歳男性)

また、心配なのが普段の生活ではまったく問題がなくても持病がある場合。基本的に加入が必須となる「団体信用生命保険(団信)」に加入できず、銀行の住宅ローン審査に通らなかったケースがあります。しかし、このような方法で乗り越えていました。

「処方薬を常飲しているので、医師に問題ない旨の書類を記載していただいた」(ネット銀行/49歳男性)
「担当者に病状が安定していることを説明し納得してもらった」(ネット銀行/52歳男性)

 

特に対策せず、ただただ熱意で押し切った人もいます。都市銀行よりも、地方銀行や信用組合などに多く見られます。

「夫婦で熱心にお願いした」(地方銀行/38歳女性)
「特にないが、私自身がどれだけお金にきちんとしているかを話しただけだけれど、担当者には伝わったと感じる」(信用組合/55歳女性)
「何度も足を運んで話をした」(信用金庫/26歳女性)
「借入先への電話や対面での対応を必要以上に丁寧にした」(都市銀行/42歳女性)

 

他にはこのような方法もありました。少々心苦しい手段や斬新な手段に挑んだ人も。

親に頼った

「親に同席してもらった」(都市銀行/35歳女性)
「自己資金を増やしました。自己500万円、親から500万円で、合計1000万円の資金で勝負しました」(都市銀行/44歳男性)

共働きをアピール

「一人の収入では難しかったので、共働きにより収入があることをアピールした。地方銀行のため、長年住んでいたので地域密着感があったのではないかと思う」(地方銀行/46歳女性)

保有する土地を担保にした

「持っている土地を担保にした」(地方銀行/57歳男性)

無職卒業!?

「無職だったのでせめて真面目に働いて稼ぐようになった」(地方銀行/30歳男性)

果たして効果的?

「歌を歌った」(都市銀行/26歳男性)

 

でもくれぐれも無理はしないでください。銀行から住宅ローンを借りられたらゴールではありません。無理をしすぎて購入して、毎日の生活が苦しいようでは、何のために住宅を買ったのか分かりません。

 

そのためにも、住宅ローンシミュレーターで事前に調べてみることをお勧めします。物件の購入金額を見定めて月々の返済額を調べる方法と、年収などの条件を入力して購入可能額を調べる方法があります。また、住宅ローンのタイプに応じた複数のプランが表示されるため、どれを選ぶかの判断基準の参考にもなるのではないでしょうか。

 

【調査実施期間】2016年8月15日~8月24日
【調査対象者】事前調査で「住宅ローンの審査に通らなかったことがあるが、住宅ローンを借りられた」と回答した人

 

【調査方法】インターネット調査
【有効回答数】300サンプル

 

記事の利用や掲載についてはこちら→ info-media@LIFULL.com

 

無料で住まいの窓口に相談する 家計から住宅購入予算を試算する

更新日: / 公開日:2016.09.23