住宅を購入する際に避けては通れない「お金の話」。住宅ローンに関する基礎的な話から優遇制度などの最新事情まで、ファイナンシャルプランナーにプロの視点で解説してもらいます。

※記事は2010年5月11日のものです
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フラット35S

フラット35S

 

フラット35は、銀行などの金融機関と住宅金融支援機構が提携している長期固定金利型の住宅ローンです。

 

固定金利型は、借入時に毎回の返済額が確定するため資金計画が立てやすく、長期間借り入れることで、将来の金利変動リスクを受けない住宅ローンになっています。

 

元々、フラット35には建物に適用基準が設けられているので、技術基準を満たした一定の住宅だけしか借り入れることができません。

 

フラット35Sは、この基準をさらに引き上げ、例えば省エネルギー性や耐震性などの要件を強化したフラット35適用住宅を購入するために借り入れる場合、より環境に優しい優良な住宅を購入したということで、当初10年間1.0%低い金利が適用されます。

 

例をあげましょう。借入額3,000万円、借入期間35年、元利金等返済(ボーナス返済なし)、適用金利2.82%のフラット35を借り入れた場合、その借り入れがフラット35Sになると当初10年間1.82%が適用されることになり、総支払額で見ると約317万円も返済額が少なくなります。

 

この制度は、平成23年12月30日までの申込み分について適用されます。

 

フラット35Sは期間限定の制度ですし、トータルの募集金額にも限度があります。期限前でも募集金額に達する見込みとなった場合には、受付が終了することが予想されるので、活用を検討されている場合はご注意ください。

 

なお、フラット35Sには対象物件に対応して3つのタイプがあります。主な条件は下表に挙げましたが、実際に利用される場合は、基準に合致するかどうかを販売業者などにご確認ください。

名称【フラット35】S【フラット35】S
(中古タイプ)
【フラット35】S
(20年金利引下げタイプ)
フラット35の借入金利からの引下げ幅当初10年間
年1.0%引下げ
当初10年間
年1.0%引下げ
当初10年間
年1.0%引下げ11年目以降
20年目まで年0.3%引下げ
対象となる住宅の条件新築住宅・中古住宅共通の基準
次の(1)〜(5)項目のうちいずれか1つ以上の基準を満たす住宅であること
●耐震性
(1)耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2または3の住宅
(2)免震建築物(住宅性能表示制度の評価方法基準1-3に適合しているもの)
●耐久性・可変性
(3)劣化対策等級3、かつ、維持管理対策等級2または3の住宅
●バリアフリー性
(4)高齢者等配慮対策等級3、4または5の住宅
●省エネルギー性
(5)省エネルギー対策等級4の住宅
※フラット35S(中古タイプ)やフラット35S(20年金利引下げタイプ)は、別途詳細な基準があります。

なお、基本的な主な融資条件はフラット35と同じで、借入額8,000万円以下(100万円以上)、借入期間35年以内(ただし完済時年齢が80歳まで)、借入金利・全期間固定金利、年収基準・年収400万円以上の方は35%以下(年収400万円以下の方は30%以下)などがあります。

 

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更新日: / 公開日:2010.05.11