住宅を購入する際に避けては通れない「お金の話」。住宅ローンに関する基礎的な話から優遇制度などの最新事情まで、ファイナンシャルプランナーにプロの視点で解説してもらいます。※記事は2010年5月11日のものです
無料で住まいの窓口に相談する住まいの窓口とは住宅ローンについて調べる

新聞やニュースなどで、住宅の品質・性能に関するトラブルはよく耳にするところです。割安な物件を見つけたと思っても、専門家でなければ、お得で値段が安いのか手抜きで安いのかの判断は、なかなか見極めづらいものです。

 

そこで、住宅購入者が物件を相互比較しやすいように、共通のルールで評価・表示する「住宅性能表示制度」というものがあります。

 

この制度の歴史は意外と古く、2000年(平成12年)にできた「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき誕生しました。まさに知る人ぞ知る制度だったのですが、2006年(平成18年)に「住生活基本法」の誕生に伴い、住宅も量的充足から質重視の時代となったことでクローズアップされる制度になりました。

 

具体的には、住宅の品質を全国共通のルールに基づいて審査し、「構造の安定」「火災時の安全」などの10項目で住宅の性能を評価します。国土交通大臣の登録を受けた第三者機関が評価するため、客観的で公平な評価が確認でき、購入検討時に安心できる判断材料となります。

 

また、第三者機関によって住宅性能評価書が交付された住宅については、

  • 住宅ローンの金利や地震保険料の割引優遇措置が受けられる場合がある
  • 将来売却することになっても、信頼性の高い住宅として有利になるケースが多い

というメリットもありますので、住宅性能評価書が交付されているかどうかも、購入の際のポイントとして考慮されてはいかがでしょうか。

 

住宅性能表示制度

 

  1. 住宅の性能(構造耐力、省エネルギー性、遮音性等)に関する表示の適正化を図るための共通ルールを設け、消費者による住宅の性能の相互比較を可能にする。
  2. 住宅の性能に関する評価を客観的に行う第三者機関を整備し、評価結果の信頼性を確保する。
  3. 住宅性能評価書を契約書に添付することで、契約内容とすることができる。
  1. 地震などに対する強さ
  2. 火災に対する安全性
  3. 柱や土台などの耐久性
  4. 配管の清掃や補修のしやすさ
  5. 省エネルギー対策
  6. シックハウス対策
  7. 窓の面積
  8. 音環境に関すること
  9. 高齢者等の配慮に関すること
  10. 防犯に関すること

 

<< 前のコラム:住宅瑕疵担保責任保険
>> 次のコラム:一戸建てとマンションの違い

 

無料で住まいの窓口に相談する 住宅ローンについて調べる

更新日: / 公開日:2010.05.11