マンションで犬を飼うのであれば、基本的には室内にトイレを置く必要があります。犬と人がどちらも快適に暮らすためには、トイレの設置場所が大切です。
今回は犬のトイレを室内に設置するうえで考えたいポイントや、設置に適したスペースなどを詳しく見ていきましょう。
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犬のトイレを室内に設置するときに押さえたいポイント

犬のトイレを設置する際には、いくつか事前に意識しておきたいポイントがあります。ここでは、大きく3つに分けて見ていきましょう。
1.寝床から離れた場所を選ぶ
犬はきれい好きなため、自分の寝床の近くや普段過ごしているケージ内での排せつはあまり好みません。スペースにゆとりがあれば、なるべく寝床から離れた場所を選ぶほうが、犬にとっては快適に過ごしやすいとされています。
もし距離をとるのが難しいようであれば、寝床とトイレの間を仕切りなどで明確に区切るなど、工夫をしましょう。
2.トイレを使ったかすぐに確認しやすい場所を選ぶ
快適な環境を保つためには、トイレを使ったかを確認できることも重要なポイントです。犬がトイレに失敗してしまったとしても、確認しやすい場所ならすぐに掃除ができるため、汚れやニオイが染み付いてしまうのを予防できます。
また、犬にトイレの場所を覚えてもらうには、上手にできたときに褒めてあげる必要もあります。確認しやすければ、すぐに対応できるので覚えてもらいやすくなるでしょう。
3.人間の通り道(動線上)ではない場所を選ぶ
確認しやすい場所といっても、生活動線や家事動線と重なるエリアにトイレを設置すると、誤って踏んでしまったり、犬にストレスを感じさせてしまったりする場合があります。ある程度落ち着いた環境でトイレをさせてあげるためにも、通り道になるスペースは避けて設置するのがポイントです。
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犬のトイレにおすすめの設置場所

ここでは、マンションの室内にトイレを設置する場合に、どのような場所が適しているのかを具体的に見ていきましょう。
机の下
机の下は目につきにくいので、神経質なタイプの犬に適しています。スペースに独立性を持たせやすいので、ケージや寝床の近くであっても定着する場合が多いようです。
収納スペース
人の死角になる収納スペースは、つくりによっては快適なトイレスペースになることも。リビング内や近くの廊下に設けられているケースも多いので、移動距離が少ない分、定着しやすくなります。
洗面所・脱衣所
洗面所や脱衣所は、お風呂場が近いため、万が一汚れてしまったときでもすぐに掃除できます。生活スペースからは独立しているので、ニオイの問題なども気になりにくいです。
ただ、冬場にはどうしても生活スペースとの温度差が生まれてしまうので、犬の種類によってはストレスを感じてしまう場合もあります。
トイレ
人間用のトイレ内に犬用トイレを併設させるのもひとつの方法となります。ニオイの問題が解消されるのと、万が一汚れてしまったときも掃除しやすいのがメリットです。ただ、トイレにある程度の広さが必要となります。また、家族が使用していると愛犬が入れないため、現実的には設置が難しいケースが多いでしょう。
リビングの壁際
リビングはメインの居住スペースなので、避けたほうがいいと考える人も多いかもしれません。しかし、トイレを使ったかすぐに確認しやすいので、悪くはない選択肢です。
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トイレをリビングに設置するときの注意点

スペースにゆとりがない場合、リビングに設置するのも現実的な選択肢です。ここでは、リビングにトイレを設置する際に注意したいポイントについて、マンションで犬を飼育している人の事例も踏まえながら解説します。
人目につきやすい点を解消する
リビングに設置すれば、飼い主がトイレの状態をすぐに確認できるので、管理しやすくなるのがメリットです。一方、人目につきやすいため、犬によってはなかなかスムーズに利用してくれない可能性もあります。
そこで、トイレは壁際に設置することを意識して、必要があれば専用のケージを設置するといった方法も試してみるといいでしょう。このあたりは犬によって違いがありますが、囲いがあるだけで安心感が生まれ、トイレとして使いやすくなる場合があります。
実際に犬を飼育している方によれば、「犬が安心できるよう、壁際に設置し、テレビの前を避けるなどうるさくない場所にしています」とのこと。また、入り口や生活空間から見えないように、オープンシェルフなどで仕切りをつくるのも効果的です。
ニオイの問題を解消する
リビングにトイレを設置するうえで、解消しておきたいもうひとつの問題がニオイです。まずは、しっかりと空気の通り道を確保したうえで、定期的に換気を行いましょう。
そのうえで、防臭加工しているトイレシートを使って、きちんとニオイ対策を行うことが大切です。また、脚を上げておしっこをする癖のある犬の場合には、念のためにトイレシートを壁にも立てかけておきましょう。
おしっこのニオイを防ぐスプレーもあるので、万一粗相をしてしまった場合には、拭き取った後、すぐにスプレーをすると臭いにくくなります。
トイレの場所を移動するときの注意点

ケース・バイ・ケースではありますが、トイレの場所を変更すると、多くの犬がストレスを感じてしまいます。しかしどうしてもレイアウト変更などで変えざるを得ないこともあるでしょう。
ここでは、実際の体験談も踏まえながら、トイレの場所を移動するときの注意点を見ていきましょう。
場所で覚えている犬の場合
トイレの覚え方は犬によってそれぞれです。場所でトイレスペースを覚えている犬の場合は、いきなり変更してしまうと混乱したり、ストレスを感じてしまったりする原因になります。
そこで、移動させたい場所へ向けて、時間をかけて少しずつトイレのスペースをずらしていくのです。以下の体験例のように、必要に応じていつもよりもトイレシートやシーツを広げながら、根気強く場所を移動していくのが重要となります。
犬を飼っている人の声
「最初はトイレを設置したい場所にしてくれませんでした。シーツがない場所にされるよりはマシだと考えて、複数置いてみて、徐々に移動しつつ、してほしい場所に誘導していきました」
ペットシートの感触で覚えている犬の場合
ペットシートの感覚でトイレの場所を判断している場合は、場所の移動自体には比較的うまく対応できるケースが多いようです。ただ、以下の例のように、似たような感触のものと混同してしまうことはあるので、移動したてのうちは十分に注意しておきましょう。
犬を飼っている人の声
「やわらかいものの感触で覚えていたため、布団に何度もされました。うまくいったら何度も根気強く褒めるようにして、改善しました」
飼い主とのコミュニケーションや何らかのコマンドで覚えている犬の場合
飼い主の合図や特定の音といったコマンドでトイレを覚えている場合は、場所の変更自体はそれほど抵抗なく行える可能性が高いです。場所の移動後もトイレに失敗しないようなら、きちんと褒めてあげて定着を促しましょう。
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LIFULL HOME’Sでペット可物件を探そう

集合住宅であるマンションでは、ペットを飼育するために「ペット可物件」であることを確認したうえで、きちんと許可を取る必要があります。
「ペット可(相談)の賃貸」や「ペット用施設のある新築マンション特集」もあります。効率よく探せるので、住まい探しに役立ててみましょう。

まとめ

- 犬のトイレスペースは「飼い主が確認しやすいかどうか」を重視して決める
- トイレスペースの設置場所は、掃除のしやすさから考えれば脱衣所や洗面所、トイレが向いているが、リビングも悪くはない選択肢
- リビングに設置する場合は、動線と重ならないような壁際がベター
- ニオイ対策も考慮しておくことが大切
- トイレの場所を移動するなら、犬のタイプやトイレの覚え方に合わせて方法を検討することが大切
更新日: / 公開日:2022.05.20










