リモートワークの普及や各種サービスの向上により、自宅でインターネットを利用する機会はますます増えています。

それにともない、インターネットを無料で利用できるマンションなど、住まいにおけるインターネット利用の選択肢は広がってきました。

今回はマンションでインターネットを利用するうえで、どのようなプランや回線が適しているのか、見極めるポイントを紹介していきます。
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リモートワーク

 

マンションやアパートなどの集合住宅でインターネットを利用するには、主に以下の3つの方法があります。

 

  • インターネット回線の「マンションプラン」
  • インターネット回線の「一戸建てプラン」
  • モバイル回線

なお、今回はインターネット接続の主流である「光回線」を想定して解説していきます。それぞれの主な特徴を見ていきましょう。

 

マンションプランとは、マンション単位でインターネット回線の契約をし、共用部分に回線を引き込んでから各部屋に配線する方法です。複数の世帯分を一括契約するため、料金が割安になるという特徴があります。

 

なお、インターネットの対応状況はマンションごとに異なり、主に以下の3つに分けられます。

  • インターネット対応マンション
  • インターネット無料(完備)マンション
  • インターネット非対応マンション

インターネットを利用するためには、「フレッツ光」や「NURO(ニューロ)光」といった回線会社と、「OCN」や「So-net」といったプロバイダの両方を契約する必要があります。もしくは、2015年からスタートした「光回線とプロバイダ一体型のサービス」を利用するといった手段もあります。

 

インターネット無料(完備)マンションでは、すでに回線とプロバイダの両方が契約済みとなっているため、入居後すぐにインターネットを使用することが可能です。それ以外の場合は、プロバイダなどを個別で契約する必要があります。

 

今住んでいる物件の導入状況を確かめるためには、大家さんや管理会社に問合せるのが確実です。また、物件を探している段階であれば、不動産会社の担当者に確認しましょう。

 

一戸建てプラン(ファミリータイプ)とは、世帯ごとに契約を済ませ、インターネットを利用する方法です。マンションプランより利用料は高くなるものの、回線とプロバイダを自由に選べるというメリットがあります。

 

また、「一戸建て」と表記されるものの、マンションでも問題なく使用できます。対応エリアに該当していれば、インターネット非対応のマンションはもちろん、すでに回線が契約されているインターネット対応マンションや、回線とプロバイダの両方が契約されているインターネット無料マンションでも利用が可能です。

 

ただ、すでに何らかの回線やプロバイダが契約されている場合は、大家さんや管理会社の許可を得ることが条件となります。

 

モバイル回線とは、回線が固定されておらず、無線で接続してインターネットを利用する方法です。一定の制限はあるものの、設置場所を移動しても通信が可能であり、マンションの設備に関わらず利用できる手軽さがメリットだといえます。

 

ここからは、それぞれのメリット・デメリットをさらに詳しく見ていきましょう。

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Wi-Fi

 

これまでに見てきたとおり、マンションプランの導入状況は、大きく3つに分けることができます。ここでは、それぞれのメリット・デメリットを具体的に見ていきましょう。

 

インターネット対応マンションでは、マンションの共用部分まで回線が引かれているため、あとはプロバイダを契約するだけでインターネットが利用できます。

 

プロバイダ契約や回線工事の手間がかかってしまうものの、通信速度や利用料金を比較しながら、自由に契約先を選択できる点はメリットでもあります。

 

多くの物件がこのタイプに該当し、物件情報では「ブロードバンド対応」「光ファイバー対応」といった記載が目印です。

 

最大のメリットは、無料かつ工事不要でインターネットを利用できる点にあります。部屋まで回線が引かれており、プロバイダ契約まで済んでいる状態であるため、LANケーブルをつなぐなどすれば、すぐにインターネットを使えるのです。

 

物件情報では「インターネット使用料無料」や「インターネット完備」などと記載されるのが一般的です。

 

不動産情報ポータルサイトLIFULL HOME’Sでも「インターネットが無料で使い放題の物件」特集、もしくは、こだわり条件で「インターネット使用料無料」を選択すれば、簡単に絞り込むことができます。

 

一方、デメリットとなるのは、通信速度の遅さや通信量制限が気になってしまう可能性がある点です。物件によっては、指定された回線やプロバイダ以外を選べないケースもあるため、事前に変更可能か確認しておきましょう。

 

また、インターネット使用料が家賃や管理費に組み込まれる点にも注意が必要です。

 

全体的な数は減少しているものの、築年数が経過しているマンションでは、インターネット回線が引かれていないところもあります。この場合は、回線とプロバイダの両方を契約しなければならないため、手続きや工事の手間がかかってしまうのです。

 

インターネット回線を引く場合は、大家さんや管理会社の許可を得て「一戸建てプラン」を利用する方法があります。また、工事不要のモバイル回線を利用するのもひとつの方法です。

Wi-Fiを使う

 

一戸建てプランには、マンションプランにはないメリット・デメリットがあります。ここでは、一戸建てプランの特徴や選ぶ際の注意点を見ていきましょう。

 

一戸建てプランの最大のメリットは、いつでも「安定した速度でインターネットを利用できる」点にあります。回線を専属で利用できるため、ほかの入居者の利用状況によって通信速度が左右される心配はありません。

 

特に、インターネット非対応物件では、安定した通信環境を整える有力な手段となります。たとえば、インターネット無料の物件と比べて家賃が安い場合、一戸建てプランの利用料を加えてもコストが低いようであれば、十分に選択する余地が生まれるのです。

 

また「自分の好きな回線会社とプロバイダを選べる」点も一戸建てプランの魅力だといえます。組み合わせ次第では、お得な料金で快適な通信環境を手に入れることもできるのです。

 

一方、デメリットとしては「月額利用料がマンションプランより高い」「大家さんや管理会社の許可が必要」「開通まで時間がかかる」といったものがあります。工事の際には壁に穴を開ける必要があり、賃貸物件の場合はNGとなってしまう可能性もあるため注意しておきましょう。

 

まず、重要な前提となるのは、大家さんや管理会社の許可が必要である点です。さらに、エリアによっては対応していないケースもあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

 

また、マンションプランと一戸建てプランの両方を選べる場合は、両者のメリットとデメリットを慎重に比較することが大切です。月々の利用料はもちろん、工事費や利用期間にも目を向けておき、総額を把握したうえで検討しましょう。

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リモートワーク

 

よりお得に快適な通信環境を手に入れるためには、「回線会社」「プロバイダ」の2点に目を向けることが大切です。ここでは、ケース別におすすめの会社を紹介していきます。

 

インターネット回線とプロバイダにはさまざまな種類があり、組み合わせを選ぶうえではあれこれと迷ってしまう面もあります。まずは、現在の物件の状態別に、どのような方法があるのか一例を表で整理しておきましょう。

 

 

回線会社

プロバイダ

備考

インターネット無料マンション

契約済みの会社

契約済みの会社

Wi-Fiルーターが

必要な場合も

インターネット

対応マンション

(フレッツ光)

光コラボ(プロバイダ一体型)

光コラボ(プロバイダ一体型)

スマホ割

との併用が便利

インターネット

対応マンション

(フレッツ光以外)

スマホキャリア

から選ぶ

各社を比較して選ぶ

各種セット割

との併用が便利

インターネット

非対応マンション

一戸建てプラン

or

モバイル回線

各社を比較して選ぶ

一戸建てプランは

工事の許可が必要

 

この表をもとに、ケース別の選択肢をさらに詳しく見ていきましょう。

インターネット無料マンションの場合

 

インターネット無料マンションの場合は、基本的にそのまま利用できます。ただ、無線接続でインターネットを利用したい場合には、別途でWi-Fiルーターを用意する必要があります。

インターネット対応マンション(フレッツ光)の場合

 

インターネット対応マンションは、すでに契約されている回線がフレッツ光かそれ以外かで、おすすめの通信会社・プロバイダが異なります。フレッツ光が導入されている場合は、フレッツ光と同じケーブルが利用されてプロバイダが一緒になった「光コラボ」が便利です。

 

回線とプロバイダの契約が1本化できるため、手続きの手間が少なく、料金がセットで割安になるのです。また、「光コラボ」に「スマホ割」を組み合わせると、月々のスマホ代も同時に安くなります。

インターネット対応マンション(フレッツ光以外)の場合

 

導入されているのがフレッツ光以外の場合は、マンション独自の格安プランが使える場合も多く、回線自体はフレッツ光よりも安くなるケースがあります。回線を選ぶ際には、利用しているスマホのキャリアから考えるのがお得です。

 

ドコモやソフトバンクでは「NURO光」、auでは「auひかり」、近畿エリアのauでは「eo(イオ)光」との相性がよく、おすすめだといえます。

インターネット非対応マンションの場合

 

インターネット非対応のマンションでは、一戸建てプランかモバイル回線を選ぶ必要があります。一戸建てプランのほうが、安定した通信環境を整えられるものの、状況によってはモバイル回線が適しているケースも少なくありません。

 

特に「次の更新で引越す予定がある」「持ち運びができる回線がほしい」「大容量通信はあまり行わない」といった人は、モバイル回線のほうが適しているといえます。また、工事の許可が下りなかった場合は、モバイル回線に限定されます。

インターネット契約をする

 

インターネットを契約するまでの流れは、マンションの状態によっても異なります。ここでは、一例として、契約までの流れを大まかに見ていきましょう。

 

インターネット上で申し込みを行うと、代理店や回線の運営元から電話が入り、担当者と細かな打ち合わせを進めていくこととなります。その段階でまだインターネット環境がない場合には、家電量販店などの店頭で予約することも可能です。

 

工事には立ち会いが必要となるため、利用者と担当者のスケジュールをすり合わせて工事予定日を決めます。時期によって工事日までの期間は異なるものの、通常は2~3週間後、繁忙期では1~2ヶ月後となるケースが多いです。

 

工事そのものは1~2時間で済んでしまうため、工事日までにパソコンなどの機器をそろえておくといいでしょう。

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モバイルルーター

 

マンションの状況やインターネットの利用頻度によっては、モバイル回線が最適な選択肢となるケースもあります。ここでは、モバイル回線のメリット・デメリットについて見ていきましょう。

  • 部屋に光回線を引けない人
  • 一人暮らしなどでネット利用頻度がそれほど多くない人
  • 大容量通信を行わない人
  • 出先でインターネットを使う機会が多い人
  • 引越しが多い人

 

モバイル回線のメリットは、月額利用料や初期費用が安い点にあります。また、工事不要、許可不要であるため、マンションの設備に関わらず、商品が届けばすぐに使えるところも魅力です。

 

一方、速度制限があり、光回線と比べると通信速度が不安定になる点はデメリットだといえます。仕事などで頻繁に大容量通信を行う人にとっては、不便だと感じられてしまう場面もあります。

 

モバイル回線には「ホームルーター」と「モバイルWi-Fiルーター」の2種類があります。ホームルーターの主流となっているのは、「WiMAX」と「SoftBank Air」の2つであり、それぞれ異なる特徴を備えています。

 

WiMAXは端末が小さく場所をとらない点や、月額利用料の安さがメリットです。ただ、同時に接続できる機器の台数が少ないところと、一定通信量を超えると速度制限がかかる場合がある点はデメリットとなります。

 

一方、SoftBank Airは月額データ容量が無制限であり、同時に接続できる台数が多いのが特徴です。その半面、端末がやや大きい点と、月額利用料が比較的に高い点はデメリットだといえます。

 

モバイルWi-Fiルーターは持ち運びができる点が魅力であり、出先でもインターネット回線を利用することが可能です。モバイルWi-Fiルーターにはさまざまな種類があるため、一定の基準をもとに選び方のコツを押さえておきましょう。

 

主なポイントは「回線の種類」「通信エリア」「速度制限」「利用料金」です。このうちのどれを優先すべきかは、人によって大きく異なるポイントだといえるものの、すでに利用しているスマホのキャリアから選ぶとお得な料金で利用できる可能性もあります。

 

また、意外と見落としがちなのが「バッテリーの持続時間」です。持続時間が長いほど利便性は高いものの、その分重くなりがちといった側面もあります。

 

そのため、持ち運びの頻度に合わせて、自分に合ったタイプのものを選ぶことが重要です。

リモートワーク

 

  • マンションでインターネットを利用するためには主に「マンションプラン」「一戸建てプラン」「モバイル回線」の3つの方法がある
  • マンションプランは、物件のインターネット導入状況によって特徴が異なる
  • 一戸建てプランは、安定した通信速度が魅力であるものの、工事許可の必要性などの注意点もある
  • 回線会社とプロバイダの特徴をもとに自分に合ったプランを選ぶ
  • マンションの条件やインターネット利用頻度によってはモバイル回線の利用もひとつの方法
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