今回間取り探偵が推理するのは、2000年にTBS系列で放送されたドラマ「ビューティフルライフ」です。平均視聴率32.3%(関東)、最終回は41.3%という記録を樹立した大人気ドラマ、日曜の夜に夢中になって観ていた、という方も多いと思います。
その中から主人公の沖島柊二の部屋を推理します。恋人・杏子との廊下での印象的なシーンがありましたが、部屋の全体像はどうなっていたのでしょうか?
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杏子と出会うことがわかっていた?柊二が暮らすマンション
カスタムされたYAMAHA TW200に乗っていた男と、赤いOPEL VITAに乗っていた女が接触事故を起こしそうになったのだけれども、女は文句を言う男を無視して何事もなかったようにその場を走り去ってしまった。
しかし目的地は偶然にも一緒で、彼女が勤める図書館。車を降りるところを見た男は女が車椅子に乗っていることを知る。それが、柊二と杏子の出会い。
その後一緒に食事に行くようなるほど親密になった二人。その帰り、杏子の車が駐車違反でレッカー車に運ばれた結果、柊二がタクシーで送ることになった。
しかし途中、杏子がトイレに行きたいと言い出し、彼のマンションに行くことになる。

柊二の部屋の間取り図。広めの廊下でふたりが抱き合うシーンが印象に残っている人も多いのでは?
このマンションはエレベーター付き3階建ての1LDK。玄関に入ると、通常のマンションに比べて広い廊下でリビングのドアも親子ドアで開口部が大きく開く仕組み。
三点ユニットバスも広々としていてトイレはその入り口の近くで介助しやすい広さ。まるで今夜杏子が来ることを知っていたみたいです。
バリアフリーを考えた場合、要所要所に手すりがあること、廊下幅が広いことなどはもとより、最低限でも次のような条件が求められます。
【共用部分】
◇エントランスホールまで緩やかなスロープがある
◇エレベーターがある
◇段差のある場所にはスロープがある
◇駐車場が広い
【室内】
◇玄関に段差がない
◇それぞれの部屋の間に段差がない
◇建具が大きめ、または親子ドアや引き戸
◇トイレに車椅子で入れることなど
【介助】
◇これは、このストーリーにも柊二が杏子を介助するシーンが出てきますが、それがしやすい間取りであること。
例えば車椅子を押す人・お風呂に入るときに介助する人のスペースが各室に求められます。
この物件は完全なバリアフリーとは言えませんが、車椅子の杏子にとっては柊二の住むこの部屋の仕様が偶然とはいえ申し分ないのではないでしょうか。
ただ惜しむらくは1階のエントランスホールに向かうまでは階段しか見えなかったこと。
でも、もしかしたら部屋がこのくらい整備されているということは、他の場所から車椅子でエントランスホールにアプローチできるのかもしれません。
広い1LDKの使い方は?
さて、柊二の部屋の使い方は、玄関を入って西側に寝室として使えそうな部屋があるにもかかわらず、広々としたLDKの東側に恐らく意識的にリビングボードを置いてキッチンとすみ分けた寝室スペースを確保。
なかなか上手い方法です。折角のLDK、もったいないと思いますが、男一人で近しい関係の人しか家に呼ばない暮らし方と思えばアリなのかもしれません。
杏子と暮らすようになった時に引っ越すのかな?
そうでなければ、現在使っていない北側の部屋を二人の寝室にすれば、もともと広いLDKの家具をスッキリとさせて快適に暮らすことができると思います。
【概要】
所在地:東京都世田谷区三宿
推定床面積:63.76㎡
間取り:1LDK
構造:RC造3階建
入居者:沖島柊二(しゅうじ)・杏子も一緒に住むことが出来たらよかったのにな。

気になる玄関入って右側の部屋。おしゃれな柊二の衣裳部屋にでもなっていたのでしょうか

※掲載の間取り図はMEGASOFT 3Dマイホームデザイナーで作図しています。
物件を探す更新日: / 公開日:2016.07.15










