間取り選び、どうして大事なの?

広さや居室の数が同じ物件であっても、間取りによって暮らしやすさは異なります。部屋の形状などによっては、家具を置くと、日常生活を送るのに十分な広さが確保できず、窮屈な暮らしになってしまいます。

また、生活動線が配慮されずに、水回りや洗濯物を干すバルコニーなどが配置された間取りは、余計な移動が多く、家事の効率が悪くなりがちです。また、ライフスタイルによって、暮らしやすい間取りは異なります。

たとえば、頻繁に料理をするかしないか、どの程度の量のモノを持っているかなどによって、間取りの向き不向きがあります。賃貸物件探しで、間取りは生活に大きく関わるものなのです。

間取りで注意したいケースとは?

では、実際に賃貸物件を選ぶ際には、間取りのどのような点に注意したらよいのでしょうか。失敗しやすいケースをもとにポイントをまとめました。


柱や梁、アールの壁で家具が置きにくい
柱が部屋の隅以外の場所にあると、テレビ台やソファなどの家具が配置しにくいです。梁の高さや位置によっては、背の高い本棚や食器棚が置けないことがあります。また、曲線で構成された壁であるアール壁がある部屋はおしゃれですが、アールの壁の部分には家具が置きにくいことに留意しましょう。

窓や建具で壁が少なく、家具が置きにくい
窓が多い部屋は明るく風通しがよいことがメリットですが、窓やドア、引き戸などの建具が多く、壁が少ない部屋は家具の配置がしにくいことがあります。掃き出し窓の前には家具は置けず、腰窓の前に置けるのは窓よりも低い高さの家具に限られます。また、ドアやクローゼットなどの収納の扉の前は、開閉のためのスペースも必要です。

廊下や通路部分が多く、生活に使えるスペースが狭い
廊下の部分が広い間取りは、広さの割に生活に使えるスペースが狭くなります。また、廊下がない場合も、実際には通路スペースになる場所が発生することがあります。たとえば、玄関からダイニングキッチン、居室が縦につながっている場合、ダイニングキッチンには通路スペースを確保する必要があるケースが多いです。

エアコンの位置が生活に合わない
エアコンが居室にしか付けられない場合、建具を閉めてしまうと、夏は暑い中、キッチンで料理をしなければならなくなります。また、1DKなどでDKと居室のエアコンを一台で済ませようと考えていても、エアコンの位置によっては、風があまり届かないこともあります。

キッチンが狭い・広い
キッチンの使用頻度は、ライフスタイルによって分かれるところ。頻繁に料理をする人の場合は、キッチンの調理台やシンクが小さいと、食材を切ったり盛り付けをしたりするスペースが足りず、食器も洗いにくいなどの不便さを感じます。一方、料理をしない人がキッチンの広い物件で暮らすと、スペースが無駄になっていると感じるケースがみられます。

モノを使う場所に収納がない
収納はモノを使う場所にあった方が、使い勝手がよいもの。たとえば、トイレに収納がなくトイレットペーパーをストックできない、クローゼットが玄関の近くにあると居室まで出し入れに行くのが面倒、玄関に収納がなくシューズラックを置く場所もないといったケースは不便に感じがちです。生活に必要な収納が設けられているか、なければ収納家具を置くスペースが確保できるかチェックしましょう。

内見で生活をイメージして物件を選ぼう

間取りは図面からだけではわからないこともあるため、現地を内見する際に室内の状況を確認することが大切です。図面にはない柱や梁がないか、収納スペースは十分に設けられているかなどチェックしておきます。また、自分にあった物件を見つけるには、実際の生活をイメージしてみることもポイント。キッチンの広さや冷蔵庫置き場の位置は使いやすいか、洗濯機置き場の場所は室内か室外か、家具は無理なく配置することができるかなどを見ていきます。

メジャーを用意しておき、必要に応じて部屋の広さや天井の高さを図り、家具のレイアウトを考えてみるとよいでしょう。

まとめ
・同じ広さや部屋数の物件であっても、間取りによっては暮らしにくさを感じることがある。
・柱や梁の出っ張りがあったり、窓や建具がある壁が多かったりすると、家具配置がしにくい。
・内見の際に実際の生活をイメージしてみると、自分に合った間取りが選びやすい。
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