「子どもが大きくなってきたし、そろそろ広い部屋に引っ越したい」

そう考えたとき、多くの人はまず住みたい街を思い浮かべます。今住んでいる場所の近く、通勤しやすい沿線、実家に帰りやすいエリア。

でも、家族で住む街を選ぶとなると、見るべきことは一気に増えます。保育園や学校はどうか。買い物は不便でないか。夜道は安全か。災害のときはどうなるか。通勤にどのくらいかかるか。そのうえ、家賃も物価も上がっています。

条件を並べれば並べるほど、どこから手をつければいいのか分からなくなってしまう。まして土地勘のない街まで含めて調べるとなると、正直なところ大変です。

保育園や治安、買い物のしやすさといった暮らしの条件は、最後はご自身の目で確かめるしかありません。ただ、その前にやることがあります。候補の街を絞り込むことです。

そこで手がかりになりそうなのが、同じようにファミリー向けの部屋を探している人たちが、どの街を選んでいるかということ。どこに物件がたくさんあって、どこに人が集まっているのかが分かれば、部屋探しのヒントになります。

この記事では、LIFULL HOME'Sを利用して、2025年の1年間に東京都内で60平米以上の賃貸物件へ問合せをした人のデータを集計しました。

東京都内でファミリー向けの物件が多い街、問合せが多かった駅、そして物件1件あたりの問合せが多い駅という3つのランキングから、街ごとの探しやすさの違いを紹介します。

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賃貸物件は、専有面積によって住む人の層がおおまかに分かれます。

 

そこで今回は、40平米未満を単身者向け、40〜60平米を二人暮らしやプレファミリー向け、60平米以上を3人以上の世帯向けと考え、この60平米以上を「ファミリー向け」として集計しました。

 

間取りの表記ではなく専有面積で分けたのは、そのほうが住む人の層をとらえやすいためです。同じ2LDKでも専有面積には大きな幅がありますし、2DKを単身者が1LDKのように使うケースも少なくありません。

 

なお、東京の賃貸でさらに広い物件を求めると、選択肢は大きく減ります。

 

今回対象にした都内179駅のうち、問合せされた物件の広さが75平米を超えていたのは15駅だけでした。しかもそのほとんどが半蔵門、麻布十番、広尾といった都心のエリアで、家賃は月40万円前後になります。

 

60平米以上というのは、東京で家族向けの部屋を探すときの現実的なラインです。そう考えて読み進めていただければと思います。

 

最初に見るのは、60平米以上のファミリー向け物件が、そもそもたくさんある街です。候補が多ければ、それだけ比べながら選べます。

 

LIFULL HOME’Sに掲載された物件のなかで、もっとも多かった駅を100とした指数で並べます。

順位

駅

区市町村

代表的な沿線

物件の多さ

家賃の目安

広さの目安

築年数の目安

1位

立川

立川市

JR中央線ほか

100

14.1万円

65平米

22年

2位

勝どき

中央区

都営大江戸線

83

32.0万円

73平米

10年

3位

葛西

江戸川区

東京メトロ東西線

79

15.0万円

66平米

21年

4位

八王子

八王子市

JR中央線ほか

69

9.4万円

68平米

15年

5位

用賀

世田谷区

東急田園都市線

67

23.5万円

70平米

19年

6位

光が丘

練馬区

都営大江戸線

65

14.2万円

69平米

25年

7位

目黒

目黒区

JR山手線ほか

63

37.0万円

72平米

18年

8位

西葛西

江戸川区

東京メトロ東西線

61

14.5万円

68平米

27年

9位

豊洲

江東区

東京メトロ有楽町線

58

28.0万円

71平米

16年

10位

板橋区役所前

板橋区

都営三田線

57

21.9万円

68平米

19年

※ 家賃・専有面積・築年数は、その駅で実際に問合せのあった物件の中央値

 

1位は立川でした。立川市の立川はJR中央線の特別快速が停まり、多摩地域の中核となる駅です。物件数は2位の勝どきを2割ほど上回り、都内では群を抜いています。

 

物件の内訳は、マンションが6割、アパートが3割、残りが一戸建てとテラスハウス。家賃の目安は14.1万円で、築年数は22年です。長い時間をかけて住宅が積み上がってきた街で、建物の種類も価格帯も幅があります。

 

2位は中央区の勝どき。こちらは立川とは対照的です。築年数は10年と、立川の22年の半分以下。問合せのあった物件はすべてマンションでした。

 

都営大江戸線の駅周辺に大規模なマンションが集中しており、この10年ほどで一気に供給が進んだエリアです。家賃の目安は32.0万円と、上位のなかでもっとも高くなります。

 

3位は江戸川区の葛西。東京メトロ東西線で大手町まで乗り換えなしという立地です。家賃の目安は15.0万円、築年数は21年。物件の内訳はマンションが7割強で、テラスハウスも1割ほど含まれます。

物件が多い理由は街によって違う…積み重なった街と、一気に建った街

 

上位に並ぶ駅を見ると、物件が多い理由が2つに分かれていそうです。

 

立川や八王子、光が丘のように、長い時間をかけて住宅が積み上がってきた街。そして勝どきや豊洲のように、この10年ほどで大規模なマンションが建った街です。

家賃帯は「バラバラ」…相場を押し上げる「大規模マンション」の存在

 

ここで気をつけたいのが、一般的なマンションと比べて家賃が高い傾向にある、大規模なマンションの影響です。

 

2位の勝どきは家賃の目安が32.0万円で、築年数も10年前後と新しい。周辺に大規模マンションが集中しているためです。9位の豊洲にも同じ傾向があります。

 

こうした駅の数字は、その街の一般的な相場というより、大規模マンションを含めた全体の姿を示しています。

 

「勝どきは家賃32万円の街」ではなく「そういう物件が多く含まれる駅」と見ておくのが実態に近いと思います。

ポイント

このランキングは「どこに物件があるか」を示すものです。上位に入っていても、家賃が予算と合わなければ候補にはなりません。まずはご自身の予算に近い駅を、この表のなかから探してみてください。家賃15万円前後なら葛西や西葛西、光が丘。10万円前後なら八王子。そのうえで、次のランキングと見比べてみると、街の見え方が変わってきます。

 

次に、実際に問合せをした人が多かった街を見てみます。物件の多さとは、また違う顔ぶれになりました。もっとも多かった駅を100とした指数で並べます。

順位

駅

区市町村

代表的な沿線

問合せの多さ

家賃の目安

広さの目安

築年数

1位

葛西

江戸川区

東京メトロ東西線

100

15.0万円

66平米

21年

2位

三鷹

三鷹市

JR中央線ほか

96

18.9万円

68平米

17年

3位

大泉学園

練馬区

西武池袋線

94

13.0万円

67平米

20年

4位

八王子

八王子市

JR中央線ほか

80

9.4万円

67平米

15年

5位

用賀

世田谷区

東急田園都市線

73

23.5万円

70平米

19年

6位

荻窪

杉並区

JR中央線ほか

72

21.0万円

69平米

21年

7位

勝どき

中央区

都営大江戸線

67

32.0万円

73平米

10年

8位

都立大学

目黒区

東急東横線

66

26.0万円

75平米

20年

9位

国分寺

国分寺市

JR中央線ほか

63

15.0万円

70平米

13年

10位

武蔵境

武蔵野市

JR中央線ほか

62

17.5万円

68平米

19年

〃

品川

港区

JR山手線ほか

62

27.0万円

76平米

21年

※ 家賃・専有面積・築年数は、その駅で実際に問合せのあった物件の中央値

 

1位は葛西駅でした。「ファミリー向けの物件が多い街ランキング」でも3位に入っていた駅です。

 

物件の多さと通勤の利便性がそろっていることが、問合せの多さにつながっているのかもしれません。

 

2位は三鷹市の三鷹。JR中央線で新宿まで乗り換えなしで行ける駅です。

 

家賃の目安は18.9万円と葛西より高いものの、広さは68平米、築年数は17年と葛西より新しい。マンションが6割、アパートが2割、テラスハウスが2割弱と、建物の種類が分かれているのも特徴です。

 

3位は練馬区の大泉学園。西武池袋線で池袋まで乗り換えなし。家賃の目安は13.0万円で、上位3駅ではもっとも低い水準です。

 

アパートが3割、一戸建てが1割半を占め、マンション以外の選択肢が多い街でもあります。

問合せ上位に見る家賃のギャップと、広さを求めて郊外にも

 

ここでも家賃の幅が目を引きます。4位の八王子は9.4万円、7位の勝どきは32.0万円。3倍以上の開きがあります。

 

それから、JR中央線の多さ。三鷹、八王子、荻窪、国分寺、武蔵境と5駅を占めました。

 

なぜこうした街に人が集まるのか。理由のひとつは、家族で暮らせる広さの物件がもともと多いことです。ただ、それだけではありません。

 

「同じ家賃なら、もう少し広い部屋を」と探していくと、検討する範囲は自然と外側へ広がっていきます。その結果たどり着く先が、このあたりの街というわけです。

 

ランキングの顔ぶれは、たくさんの人が同じように悩んだ末の答えが積み重なったもの、と言えるかもしれません。

ポイント

「ファミリー向けの物件が多い街ランキング」と見比べると、顔ぶれがずいぶん違います。品川や目黒のように物件は多いけれど問合せが少ない街もあれば、大泉学園のように物件数は8位でも問合せは3位という街もあります。候補を絞るときは、葛西、八王子、武蔵境などといった両方に名前が出てくる街から見ていくと効率的かもしれません。

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ここまでの2つは、どちらも「多い」順のランキングでした。最後に、見方を変えてみます。

 

問合せをした人数は、その街に物件がたくさんあれば、当然多くなります。100件の物件がある街と、10件しかない街を、問合せをした人数だけで比べても意味がありません。

 

そこで、問合せをした人数を60平米以上の住戸の数で割ってみました。住戸の数に対して、どれだけ問合せが集まっているか。

 

つまり、その街の需要と供給のバランスです。数字が大きいほど、「住戸の数の割に、探している人が多い街」ということになります。

 

ただし、この計算には注意が必要です。住戸が数件しかない駅でたまたま数人が問い合わせれば、数字のうえでは大きな値になってしまいます。

 

そこで、このランキングには条件をつけました。対象は、60平米以上の住戸数が都内で上位3割にあたる179駅。さらに、問合せが30人未満だった駅は除いています。

 

この見方で並べ替えると、これまでとはまったく違う街が上位に来ました。179駅のまんなかにあたる駅を「平均」として、その何倍かで示します。

順位

駅

区市町村

代表的な沿線

1件あたりの問合せ

家賃の目安

1位

国分寺

国分寺市

JR中央線ほか

平均の2.7倍

15.0万円

2位

鶴川

町田市

小田急小田原線

平均の2.6倍

9.9万円

3位

東小金井

小金井市

JR中央線

平均の2.5倍

14.3万円

4位

篠崎

江戸川区

都営新宿線

平均の2.4倍

14.0万円

〃

小岩

江戸川区

JR総武線

平均の2.4倍

13.9万円

〃

大森

大田区

JR京浜東北・根岸線

平均の2.4倍

18.6万円

5位

経堂

世田谷区

小田急小田原線

平均の2.3倍

23.0万円

6位

東久留米

東久留米市

西武池袋線

平均の2.2倍

12.5万円

〃

駒沢大学

世田谷区

東急田園都市線

平均の2.2倍

27.9万円

7位

荻窪

杉並区

JR中央線ほか

平均の2.1倍

21.0万円

〃

狛江

狛江市

小田急小田原線

平均の2.1倍

14.5万円

8位

調布

調布市

京王線ほか

平均の2.0倍

16.0万円

〃

聖蹟桜ヶ丘

多摩市

京王線

平均の2.0倍

13.5万円

〃

石神井公園

練馬区

西武池袋線

平均の2.0倍

15.9万円

〃

一之江

江戸川区

都営新宿線

平均の2.0倍

15.1万円

〃

自由が丘

世田谷区

東急東横線ほか

平均の2.0倍

24.9万円

〃

大泉学園

練馬区

西武池袋線

平均の2.0倍

13.0万円

〃

都立大学

目黒区

東急東横線

平均の2.0倍

26.0万円

〃

保谷

西東京市

西武池袋線

平均の2.0倍

13.2万円

9位

瑞江

江戸川区

都営新宿線

平均の1.9倍

14.2万円

〃

尾山台

世田谷区

東急大井町線

平均の1.9倍

21.0万円

〃

三鷹

三鷹市

JR中央線ほか

平均の1.9倍

18.9万円

〃

鷺ノ宮

中野区

西武新宿線

平均の1.9倍

15.0万円

10位

竹ノ塚

足立区

東武伊勢崎線

平均の1.8倍

13.0万円

〃

拝島

昭島市

JR青梅線ほか

平均の1.8倍

9.4万円

〃

金町

葛飾区

JR常磐線

平均の1.8倍

13.0万円

※ 家賃は、その駅で実際に問合せのあった物件の中央値です。倍率が同じ駅は同順位とし、表内では「〃」と表記しています。同順位のなかは倍率の高い順

 

「ファミリー向け物件への問合せが多かった駅ランキング」と重なったのは、国分寺・三鷹・大泉学園・都立大学の4駅だけで、顔ぶれはほとんど入れ替わりました。

 

このランキングは、住戸の数に対して問合せが集まっている街を示しています。上位の駅を調べてみると、いずれも問合せをした人の7割前後が、ほかの駅には問い合わせていませんでした。比較検討というより、その街を指名して探している人が多いということです。

 

では、なぜその街が選ばれているのか。1位の国分寺と2位の鶴川について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

1位「国分寺」…14万~16万円に問合せが集中

 

国分寺はJR中央線の駅です。中央線のなかで似た家賃帯の駅と並べてみると、この駅の立ち位置がはっきりします。

駅

家賃の目安

広さの目安

築年数

60平米以上の住戸数

国分寺

15.0万円

70平米

13年

基準

武蔵小金井

15.5万円

65平米

18年

1.6倍

国立

15.4万円

69平米

20年

2.3倍

東小金井

14.3万円

67平米

25年

0.8倍

※ 家賃・専有面積・築年数は、その駅で実際に問合せのあった物件の中央値

 

4駅とも家賃はほぼ同じですが、広さは国分寺が70平米ともっとも広くなっています。都心までの距離では吉祥寺や三鷹に譲るぶん、同じ家賃でも広い部屋が選べる、という位置づけです。

 

ところが住戸の数は、武蔵小金井の6割ほど、国立の4割ほど。条件は良いのに候補が限られるため問合せが集中する、という構図です。

 

問合せのあった物件を家賃帯ごとに見ると、14万~16万円台に4割が集まっていました。広さは73平米、築年数は10年ほど。この価格帯にマンションの物件が厚く、そこに人が向かっているようです。

 

国分寺駅の物件を探す

2位「鶴川」…マンションより、テラスハウスや一戸建て

 

鶴川は小田急小田原線の駅で、東京都町田市にあります。新宿からは急行で40分ほどの距離です。

 

60平米以上の物件の家賃の目安は9.9万円。ランキングのなかでもかなり低い水準で、今回の対象となった小田急線の7駅ではもっとも低い金額です。都心から近い順に並べてみます。

 

 

都心から離れるにつれて家賃は下がっていきますが、鶴川はそのなかでもひとつ沈み込んだ位置にあります。さらに郊外の町田より2.9万円安く、しかも鶴川の方が都心寄りです。

 

ただし、この駅は物件の中身がほかと違います。鶴川のマンション比率は23%。小田急線のほかの駅が50~90%台であるのに対して、鶴川では4分の1以下です。

 

問合せの内訳を見ると、もっとも多いのはテラスハウス。次いで一戸建て、アパート、マンションと続きます。テラスハウスは隣の家と壁を共有する低層の住宅で、一戸建てに近い住まい方ができます。

 

ただし、家賃9.9万円という数字はそのまま受け取らない方がよさそうです。問合せは2つの層に分かれていました。

 

8万~10万円台がテラスハウス中心で広さは65平米ほど、12万~15万円台が一戸建て中心で広さは80平米に届きます。マンションだけで見れば8.5万円です。

 

60平米以上の住戸の数は、町田の4割ほど。物件は少なく、しかもマンション以外が中心という、ほかの駅とは性格の違う街です。

 

鶴川駅の物件を探す

順位の変動はタイミング次第。物件の出方で変わる「街の競争率」

 

ここまで見てきた国分寺と鶴川は、2024年のデータでも上位でした。国分寺は10位、鶴川は4位です。

 

一方で、年によって順位が大きく動く駅もあります。たとえば3位の東小金井は、2024年では25位。4位の篠崎は21位でした。いずれも2025年に入ってから順位を上げた駅です。

 

逆のケースもあります。2024年に1位だった荻窪は、2025年では7位。石神井公園も3位から8位に下がりました。この指標は、年によって順位が動くということです。

 

年によって動くということは、物件の出方しだいで状況が変わるということでもあります。

 

去年は落ち着いていた街が、今年は混んでいることもある。候補の街については、いま物件がどのくらい出ているかをご自身で確かめてみてください。

ポイント

「物件1件あたりの問合せが多い駅ランキング」の上位に並ぶのは、同じ条件を探している人が集まる街です。候補に入れる価値は十分にありますが、動き方は変えた方がいい。気になる物件が出たら、その日のうちに問合せをする。内見は週末を待たずに入れる。逆に、物件が豊富な街なら、数件を見比べてから決める余裕があります。同じ「探す」でも、街によって進め方が変わるため注意が必要です。

 

同じデータを3つの見方で並べると、上位に来る街はそのたびに入れ替わりました。

ランキング

1位

何が分かるか

物件が多い街

立川

候補をたくさん比べられる(ただし価格帯は駅によって大きく異なる)

問合せが多かった駅

葛西

多くの人が実際に検討している

物件1件あたりの問合せが多い駅

国分寺

住戸の数に対して探している人が多い

物件が多い街は、じっくり比べて選べます。ただし価格帯は駅によって大きく異なるので、自分の予算に合う物件がどれだけあるかは確かめる必要があります。

 

問合せが多かった駅は、同じように家族向けの部屋を探している人が集まっている街。そして物件1件あたりの問合せが多い駅は、物件の数に対して探している人が多く、動きの速さが求められます。

 

同じ沿線でも違いは出ます。たとえば国分寺の4つ隣の立川は、家賃の目安が14.1万円と国分寺とほぼ同じ水準。それでも1件あたりの問合せは平均を下回ります。

 

住戸の数が国分寺の4.8倍あるぶん、問合せが分散するためです。国分寺で決まらなければ立川も、という探し方ができます。

 

東京は広く、街ごとに事情がずいぶん違います。保育園や学校、買い物、夜道の安全。家族で住む街を選ぶとき、確かめたいことはいくつもありますが、そのすべてをはじめから調べるのは大変です。

 

まずは、この3つのランキングで候補を絞ってみてはいかがでしょうか。物件がどのくらいあるのか、どれだけの人が同じ街を見ているのか。それが分かれば、実際に足を運ぶ街を決めやすくなります。

 

一方、ランキングの上位に入っている街が、自分にとっての正解とは限りません。それでも、名前も知らなかった街が候補に加わることはあります。

 

土地勘のない場所まで足を延ばしてみる。そのきっかけとしてランキングを眺めていただければと思います。

 

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項目

内容

調査対象

LIFULL HOME’Sを利用し、対象期間中に東京都内の賃貸物件へ問合せ(反響)を行ったユーザー。専有面積60平米以上の物件に問い合わせた人に限定

対象物件

東京都内の賃貸物件のうち、専有面積60平米以上。比較のため専有面積40平米以上60平米未満も同条件で集計

面積帯の考え方

40平米未満を単身者向け、40~60平米を二人暮らし向け、60平米以上を3人以上の世帯向けと考え、60平米以上を主な対象としている。間取り表記(2DK・2LDK等)では専有面積の幅が大きく層を切り分けられないため、面積で定義している

データ抽出期間

2025年1月1日~2025年12月31日

物件数の数え方

各月1日時点のスナップショット(12時点)における公開中のユニーク住戸数を、駅別に年間平均したもの。延べ掲載件数ではない

物件数の集計単位

物件は最寄り駅1つに割り当てて集計している。複数の駅が利用できる物件も、代表となる1駅にのみ計上される。また、集計対象はLIFULL HOME’Sに掲載された物件であり、他社サイトの掲載物件や市場に出ていない物件は含まない

対象駅の絞り込み

年間平均の掲載住戸数が、60平米以上は名寄せ後の住戸数100件以上、40~60平米は580件以上の駅。いずれも都内約620駅のうち上位約3割にあたる。各駅停車の駅も対象に含めるため、基準は低めに設定している

除外条件

上記に加え、問合せ者数が30人未満の駅は数値が振れやすいため除外。最終的な対象は179駅

集計方法

問合せはユニークユーザー単位で集計(同一ユーザーが同じ駅に複数回問い合わせた場合は1人として数える)。家賃・専有面積・築年数は、その駅で実際に問合せのあった物件の中央値

指数の基準

「物件の多さ」は、名寄せ後の住戸数が最多の立川を100とした指数。「問合せの多さ」は、問合せ者数が最多の葛西を100とした指数。「1件あたりの問合せ」は、問合せ者数を名寄せ後の住戸数で割った値を、対象179駅の中央値で割った倍率

順位の付け方

指数・倍率が同じ駅は同順位とし、順位に欠番をつくらない方式(表内は「〃」と表記)。掲載範囲は行数ではなく順位で決め、10位まで掲載しているため、表の行数は10を超える

沿線の表記

駅ごとに、問合せ件数が最多の路線1つを「代表的な沿線」としている。複数路線が乗り入れる駅は「JR中央線ほか」のように表記。JR中央線とJR中央本線など、同一路線の表記ゆれは統合したうえで判定している

「1件あたりの問合せ」の算出条件

問合せ者数を60平米以上の住戸数で割った値。住戸数が少ない駅では数値が振れやすいため、対象を掲載住戸数が都内で上位約3割にあたる179駅に限定し、さらに問合せ者数30人未満の駅を除外している。分母には年間12時点の平均値を用い、一時的な増減の影響を抑えている

集計の範囲

物件への問合せ(反響)までを集計したもので、問合せ後に実際に契約・入居したかどうかは追跡していない。「1件あたりの問合せ」は成約率や入居率ではない

建物の種類

マンション・アパート・一戸建て・テラスハウスを含む。建物の種類による絞り込みは行っていない

数値の扱い

家賃・専有面積・築年数は中央値。指数・倍率は四捨五入前の値から算出しているため、表示値から再計算すると丸めの影響で若干異なる場合がある。物件数の実数は掲載せず、指数または倍率に置き換えている

留意事項

同一のユーザーが複数の駅に問い合わせた場合、それぞれの駅で1人として数えているため、駅をまたいだ合計は実際の人数と一致しない。データはLIFULL HOME’Sに掲載された物件に基づくため、掲載物件の分布による影響を受ける。駅周辺に大規模なタワーマンションが多いエリアでは、家賃・専有面積・築年数の数値が押し上げられる傾向がある

調査の対象範囲

本記事のサンプルは「東京都内で専有面積60平米以上の賃貸物件を探した人たち」であり、首都圏全体や持ち家を含めたファミリー世帯全体の傾向を示すものではない

再現性の確認

この指標は年によって順位が動くため、2024年の同一集計でも確認している

集計範囲について

掲載件数は、市場にある部屋の数そのものではない。物件を取り扱う不動産会社の増減や、成約の早さによっても動く。特定の会社が掲載を始めたり終えたりすると、駅ごとの件数も変わる

住戸数の数え方

同じ部屋を複数の不動産会社が掲載しているケースがあるため、建物名・階・専有面積・賃料の組み合わせで名寄せし、実際に借りられる住戸の数として集計

 

公開日: