【ホームズ】事前に調べず後悔する人が多いのは○○～周辺環境編【住まいの購入失敗談1】

この調査は、過去5年以内に、注文住宅、新築分譲一戸建て、新築分譲マンションのいずれかを購入した720人を対象に、経験や失敗談について聞いたものです。なお内訳は注文住宅が395人、新築分譲一戸建てが166人、新築分譲マンションが159人となります。今回ご紹介するのは、周辺環境について不満に思っていることや、事前調べておけばよかったと後悔していることなどについてです。

それでは、まずは周辺環境について不満に思っていることから紹介します。
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毎日のことだから気をつけたい周辺環境
住まいのタイプで全く異なる不満ポイント
実は後悔している人が多いのは利便性よりも○○
周辺環境の満足度が最も低いタイプは？
調査概要

毎日のことだから気をつけたい周辺環境

1位　「駅までの距離が遠い」　（21.4％）

不満に思うこと第1位は、「駅までの距離が遠い」でした。車で何度も見に行った人にありがちなケースです。実際に利用しそうな時間帯で通勤・通学のルートを歩いてみることをお勧めします。自転車を利用する予定の方は、駅周辺の駐輪場の空き状況などを調べておかないと、いっぱいで借りられないという目に遭うケースも。また、雨の日や、真夏・真冬に歩くことも考えて判断しましょう。

駅までの距離が遠い

2位　「買い物が不便」　（12.6％）

3位　「駅周辺が栄えていない」　（10.4％）

2位には「買い物が不便」、3位は「駅周辺が栄えていない」がランクイン。おそらく駅周辺が栄えていないために、買い物が不便という人も多かったのではないでしょうか。日用品をどこで購入する予定なのか、決断する前に調べておきましょう。

周辺が栄えておらず、買い物が不便なケースも

4位以降はこちらをご覧ください。買い物のような頻度が高い項目や利便性に関する項目が上位に挙がりました。一方で「特に不満に思っていることはない」という人も32.2％いました。

順位	周辺環境に関する不満ランキング
1位	駅までの距離が遠い	21.4%
2位	買い物が不便	12.6%
3位	駅周辺が栄えていない	10.4%
4位	会社までの距離が遠い	8.6%
5位	電車やバスなど公共交通機関が少ない	8.1%
6位	周辺の音がうるさい	6.9%
7位	都心に行きにくい	6.8%
8位	保育園や学校までの距離が遠い	6.3%
8位	坂が多い	6.3%
10位	お隣の建物との間隔が狭い	5.8%
11位	ご近所づきあいが面倒である	5.7%
12位	交通量が多すぎる	5.4%
13位	子どもが遊ぶところが少ない	5.1%
13位	地震などの自然災害で不安な面がある	5.1%
15位	電車やバスなどが混雑しすぎている	5.0%

周辺環境について不満に思っていること　【複数回答可】（n=720）※上位15位まで

実はこの結果は住まいにタイプによって異なります。注文住宅とマンションは正反対の結果になりました。新築分譲一戸建ならでは気をつけたいポイントとは・・・。

駅まで徒歩5分の便利な物件街の情報を見る

住まいのタイプで全く異なる不満ポイント

住まいのタイプ別に見てみると、差が目立ったのは不便さ。マンションに比べて注文住宅や新築分譲一戸建てで、「駅までの距離が遠い」「買い物が不便」「駅周辺が栄えていない」などの不満を抱えていることが分かります。一方、マンションでは「周辺の音がうるさい」という、利便性の良さの裏返しとなるような不満も見られました。新築分譲一戸建てならではの不満点としては「お隣の建物との間隔が狭い」という声。住んでみると、生活音などが想像以上に気になった人もいるようです。

住まいのタイプ別に見た、周辺環境について不満に思っていること　【複数回答可】※上位10位まで

周辺環境は毎日の生活の満足度に影響するもの。実際に駅まで歩いてみたり、買い物をする場所を探してみたりして、日々の生活イメージを膨らませておきましょう。

実は後悔している人が多いのは利便性よりも○○

では周辺環境について、事前に何を把握していればよかったのでしょうか。

情報収集について、事前に調べておけばよかったと後悔していることを聞いたところ、1位は「隣近所に住む人を事前に知っておくべきだった」（14.9％）となりました。

利便性や土地の条件、家のスペックばかり気にしてしまいそうなものですが、むしろ住んだ後に続くのはご近所づきあい。古くから住んでいる人が多い場合は事前に話を聞きに行ってみたり、周囲を散策したり、ゴミ出しの際の様子をチェックするという方法も。新しく開発された分譲地の場合は、住む予定の方の家族構成を聞いてみるのもいいでしょう。

順位	周辺環境の情報収集について後悔していること
1位	隣近所に住む人を事前に知っておくべきだった	14.9%
2位	周囲の人に話を聞けばよかった	12.1%
3位	夜道を歩いてみればよかった	9.0%
4位	夜、その物件を見に行くべきだった	8.5%
5位	駅まで歩いて確認すべきだった	7.2%
6位	もっとそのエリアについて調べておけばよかった	5.1%
7位	治安について調べればよかった	4.2%
8位	買い物場所について調べればよかった	3.3%
	その他	0.6%
	特に後悔していることはない	59.4%

周辺環境の情報収集について後悔していること　【複数回答可】（n=720）

2位は「周囲の人に話を聞けばよかった」（12.1％）でした。経験者に話を聞くというのは大切と聞きますが、実際に後悔している人がいます。

3位は「夜道を歩いてみればよかった」（9.0％）。夜道、電灯がなくて薄暗い道を女性一人で歩かないといけないというのも怖いですし、昼間に見に行って決めた家の周辺に焼き鳥屋さんがあり、夜は煙が充満して窓が開けられない・・・なんて話も耳にします。必ず昼間だけでなく、朝、昼、晩の様子を見て決めるのがお勧めです。

年代別に見ると若い人ほど後悔している人が多く見られました。50代では「特に後悔していることはない」が78.5％に対し、20代では34.3％に留まります。初めて家を取得する人が特に多かったり、経験者が周囲に多いとは言い切れないことが影響したと考えられます。なお、住まいのタイプごとの差はさほど見られませんでした。

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