自転車を楽しむための立地と、広い土間へのこだわり

土間の突き当りはシューズクローゼット。ドアを付けて個室のようにしました
築28年の中古マンションをライフスタイルに合わせてリノベーションされた神奈川県川崎市のMさん。
以前の間取りは、広いバルコニーがあるものの、室内は細かく部屋が分けられていていまひとつ開放感が足りませんでした。そこで今回は、すべての部屋の壁を取り除き、全体がひとつながりの空間になるように設計。
玄関や廊下といった無駄なスペースを設けず、空間を目いっぱい有効活用しています。一番の特徴は、玄関を入ると目の前に現れる奥行きのある土間。
自転車が趣味というMさんご夫妻のロードバイクを置いたり、メンテナンスをしたりする場所も兼ねています。土間の右手は中が見渡せるアクリルの引戸で仕切られた寝室。
クローゼットをパーティション代わりに使用し、玄関&土間からの目隠しの役割も担っています。クローゼットの上部が抜けているため、採光性もあり圧迫感も皆無。
寝室の一部は、将来子供部屋になることも想定し、閉鎖空間にならないように配慮しました。

ロードバイクも余裕で収納できる玄関&土間

玄関土間とクローゼットで区切った寝室

廊下は設けず、土間を上がってすぐのところにサニタリーを設置しました
家具のようなデザインで楽しく料理ができるキッチン
土間の左手は、水廻りを除いて残りのすべてをLDK空間として使用。広々とした空間の中、テーブルとIHコンロが一体となったオープンなキッチンがひときわ目を引きます。スチールの天板とフレームに木を組み合わせたデザインが印象的なキッチン。
こちらは奥様からのリクエストで、楽しんで料理ができるよう家具っぽいデザインでまとめたそうです。Mさんご夫妻は、二人ともデザインに関わる仕事をしているとのことで、形や見た目が良くないとモチベーションが上がらないのだそう。
そのため、LDKの床は質感の良い幅広のオーク、寝室の床はヴィンテージ加工のフローリング、棚板に足場板が使われていたり、壁の一部がグリーンだったりと、随所にデザイン的なセンスが活かされたハイセンスな仕上がりとなっています。さらにキッチン側の壁には、大き目のデスクを配置したワークスペースを造作。
デスクもスチールと木を組み合わせたデザインで、キッチンとの統一感にこだわりました。

ひときわ目を引く、おしゃれなオープンキッチン

バルコニーに隣接したリビング

キッチン側からLDとバルコニーを望む

窓際のワークスペース
インナーテラスやバルコニーで念願の植物のある暮らし
Mさん宅のもう一つの大きな特徴が、LDKから続く広いバルコニー。
約20㎡という広いバルコニーとLDKが一体となるように、窓側にはインナーバルコニーを設けて内と外を曖昧につなぎました。LDKのオークのフローリングに対し、バルコニー側の一部は白いタイル張りのインナーテラスとして利用。
植物やガーデニングの道具を置いたり、植物の手入れをするスペースとしても活用できます。広いバルコニーは、第二のリビングとしても利用しているというMさん。
休日にはテーブルを出し、周囲の緑を眺めたり鳥のさえずりを聴きながら、外での朝食を楽しんでいるそうです。

バルコニー側に設けたインナーテラス

部屋のあちこちにさりげなく置かれる植物

バルコニーでは、ガーデニングはもちろん、朝食やお茶を楽しんだりもできます
Before&After
【Before】以前は細かく部屋が区切られた3LDKの間取りでした
【After】家中の部屋の壁を取り除き、すべての空間がひとつながりになった開放的な間取りに生まれ変わりました



