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リノベーション概要

所在地 世田谷区 専有面積 57.98m²
物件価格 物件2,000万円台後半 リノベーション費用 約600万円
管理費 13,300円 修繕積立金 10,610円
構造・規模 鉄筋コンクリート造 竣工年 昭和58年5月
土地権利 所有権
リノベーション設計 森本 敬士
設計会社 アーキット
コーディネイト 株式会社リビタ

【コーディネートサービス】とは...

物件探しから、資金計画、設計・施工まですべての工程を、お客様専属の担当者「コーディネイター」が一貫してサポートする、株式会社リビタのサービスです。専門的な情報のご提供やアドバイス、煩雑で面倒な手続きまで、トータルでリノベーションの住まいづくりをサポートしてくれます。 都心へのアクセスがよく、商店街や飲食店が充実し、賃貸でも分譲でも人気の高い三軒茶屋エリアにある、築25年の中古マンションをリノベーションしたお宅です。

リノベーションをするにあたってのコンセプト

とにかく、合理的に、シンプルに、まとめていくということ。将来賃貸することを考えると、出来るだけ「オレ色」を排除したほうがいいだろうな(笑)と考えたのと、暮らしやすさを考えてとんがり過ぎないほうがいいだろうと考えました。「とんがってるけど、先が丸い」ぐらいの、がんばり過ぎない感じが、自分らしくていいなと。初めて設計者の方にお会いしたときも、一番最初にこうした考え方と、自分の好みやイメージのビジュアルを伝えました。

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床、壁、水周りは、白で統一。床も質感を大切にしながら、なるべくシンプルに。

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天井は直天井(じかてんじょう)にして、配管をむき出しに。天井を張らない分、天井高も確保。

キッチンを選んだ理由とイメージ

「合理的にシンプルに」というコンセプトから産まれたんです。キッチンとダイニングテーブルをくっつけてひとまとめにしたら、少スペースで済むかなと思って。実際に、ご飯を食べたり、本を読んだり、ちょっと仕事をしたり、なんでもここで済ませています!ダイニングの背面にCDや本を入れられる棚もつくったので、導線もとてもいいです。 イメージは持っていたので、設計担当者に予め伝え、細部のデザインを提案してもらいながら進めていきました。キッチン周りの壁は、汚れが気になるので、最初はタイルやキッチンパネルも検討していましたが、なかなか気にいったものが見つからず、「塗装で済ますってアリですか?」とこちらから提案したんです。そうしたら、アリだねってことになって、塗装になりました。タイルやキッチンパネルよりコストも下がったし、とても気に入っています。 棚は、棚板の高さが調整出来るようになっているので、入れるものにあわせて高さを変えられます。どれも、合理的につくるというコンセプトを、設計担当者とともに具現化していったものです。

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設計担当者談

実は、工事が始まって内装を解体してみたら、予想に反して躯体(コンクリート壁)が出てきてしまったんです。でも、躯体のほうが塗装しやすいので、これはラッキーな予想外でした。キッチンは、Mさんの希望を反映し、オーダーでつくることにしたので、換気扇も、キッチンのデザインに合わせたものをデザインし、オーダーでつくりました。実は、このキッチンの天板と天井から吊るしたステンレスの板は同じカタチ。ちょうどシンクの窪みが、換気扇の窪みに対応します。同じカタチのものを素材違いでつくってもらう事で、コストダウンにもなりました。

その他こだわりポイント

まず、間取り。 小分けの3LDKから、広いリビングのある1LDKへ。明るく開放的になりました。 他にもいろいろ細かい部分にこだわりました。

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[水周り] お風呂・洗面・トイレもひとまとめに。小さな面積でも使いややすく、広く感じられると同時に、リビング面積に還元しました。また、迷いに迷ったユニットバス。最終的には、一番シンプルなものをチョイスしました。

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[パソコンデスク] 気に入ったパソコンデスクが見つからず、棚をDIY。

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[床] 床は、古材のフローリングも検討したほど、質感にこだわった。結局、コストも考慮して、3mm厚付の無垢材に。蜜蝋ワックスを現場で塗ったので、経年で風合いが増していくそう。

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[コンセント] スタンド型のテレビを置くことにしていたので、床にコンセントを設けました。 配線がごちゃごちゃせず、すっきりします。


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after

購入者の声

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M さん

家族構成:一人暮らし

職業:出版関係

購入しようと思ったキッカケ

割と短いスパンで引っ越しをすることが多くて、賃貸マンションを転々としていました。 いろいろと事情があって、引越しをする必要が出てきたとき、これ以上、敷金、礼金を払うのがもったいないなと思って、そろそろ買っておくかと。勢いで購入にいたりました(笑)。でも、このエリアでこの広さの家に、この値段(毎月の返済額)で住むのは、賃貸では絶対に無理だから、買ってよかったなと思っています。

物件探し

インターネットで随分探しました。最初は戸建を中心に見ていたのですが、23区内で予算に合うものだと、窮屈な建売住宅ばかりで、なかなか納得できるようなものがなくって。高いお金を払うのに、何で分譲会社の都合でつくられた間取りに合わせなければならないのだろう?と思い、自分でつくるということを意識し始めました。 そのうち、マンションも見るようになったのですが、もともと、「良いものを手入れして長く使いたい」という思いがあったので、新築、中古にこだわりなく見ていました。

リノベーション住宅を選んだ理由

いろいろ見る内、間取り、立地、コストと納得感を追求していったら、自然と中古マンションを購入してリノベーションをするという方法に行き着いたという感じです。 ピカピカなものにあまり興味がなかったのと、古いものをリノベーションしたハウススタジオやカフェなどの雰囲気が好きだったので、むしろ、中古マンションがしっくりくるなと感じていました。両親は、配管が剥き出しのリノベーション後の天井を見て、さすがにびっくりしていましたけどね(笑) 担当者の方がすごく親身に物件を紹介してくれたので、買うならこの人から買いたいなと思ったことと、コーディネイトサービスを利用すれば物件探しから引渡しまでワンストップサービスなので、安心してリノベーションが出来るなと思えたことも、リノベーションを選んだ理由です。

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[Before写真] 選んだのは、築25年、細かく区切られた3DKの物件。

物件選びの決め手

今は一人なのですが、今後家族が増えたりする可能性もあるかなと思ったので、売却したり賃貸したりしやすい立地にこだわって選びました。最終的な決め手は、値段。家賃と比べると月々の負担額がかなり安くなるのと、担当者の方が、ディスカウント交渉までしてくれたので、納得して買えました。

ハプニング

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梁に開いていた穴は塞がずに、おもちゃを飾って。

[設計者談] 予想と違ったと言えば、天井ですね。当初、塗装せず、コンクリート打ち放しでいこうと打ち合わせていたのですが、(天井を)剥がしてみたら、思ったより汚かった。Mさんに報告し、急遽白く塗装することに変更しました。それと、結構不要になる配管があったので、穴がぽっかりあいてしまったり、配管の跡が残ってしまったりしたのですが、そのまま残すようにしました。Mさんのセンスで、すごく上手にインテリアに活かしてくれています。

塞いだりきれいにすることも出来ると言われたのですが、味になっていいかなと。こうした偶然の副産物が産まれるのもリノベーションの面白さ、醍醐味ですね。

自由設計の費用について

天井を塗ることになって、コストはUPしてしまったのですが、キッチンの壁と相殺されました。お金がかかるところはかけて、削れるところは削って、総予算の中で状況に応じて、柔軟に考えるようにしました。それと、予算の上限を理想の上限と覚悟の上限の2段階に分けて考えました。理想の上限を目指して進めながら、一方で迷ったときには、覚悟の上限を超えないかを判断基準にしたので、あまり迷うことがありませんでした。自分でお金のかけどころを決めれるので、納得感がありますよ。

実際に住むまでの流れ

リビタに初めて問い合わせをしたのが5月上旬。1ヶ月半ぐらい物件探しをして、6月末に購入物件を決めて契約、そこから1ヶ月ちょっとで設計を固めて工事に着工、1ヵ月半程度の工期を経て、10月上旬に入居しました。 物件探しは、タッチの差で申し込みが入ってしまったり、ディスカウント交渉がうまくいかないこともあり、波乱万丈でしたね(笑)。でも、最終的に良い物件に出会えて本当によかったなと思います。 選んだのは、築25年、細かく区切られた3DKの物件。 ※Mさんがお急ぎだったということもありますが、大体これぐらい(5ヶ月)のスケジュールが、物件探しからリノベーションをして入居までの最短スケジュールになります。

これからリノベーションをされる方へのアドバイス

物件探しは、自分で手を加えられない範疇のところをよく見ておくべきだと思いました。物件を探しているときは、部屋の内装の状態などがどうしても気になってしまいましたが、結果的に全部リノベーションをしたので、全く気にする必要がありませんでした。それよりも、エントランスの雰囲気やごみ置き場、サッシなどの共用部の状態や、音、日当りなどの住環境の部分は、買う前はどうでも良いと思ったんだけど、住んでみると、気に入らなくても自分の手では後からどうにもできない部分なので、もっと気にするべき、大事なことだったなと思いました。