
リノベーション概要
| 所在地 | 東京都目黒区 | 専有面積 | 123.93m² |
|---|---|---|---|
| 構造・規模 | 鉄骨造 | 竣工年 | 2006年 |
| 土地権利 | 所有権 | ||
| 設計者 | 株式会社ブルースタジオ 石井健、岩田啓治 + 株式会社大井立夫設計工房 大井立夫、廣瀬亜樹子 | ||
リノベーションはマンションだけではありません。M氏は23区内の駅から徒歩10分のところに、築17年の鉄骨造3階建ての中古一戸建てを見つけました。 デザイン事務所を経営しており、1Fを事務所にして上を住居にするというスタイルを実現したこちらの住まいを拝見しましょう。

リノベーション前と比べ、壁面を白く塗装。玄関の位置も変更されている。古いサッシはそのまま。
シンプルでスタンダードなデザイン
自分の好きな雰囲気が伝わるように、雑誌の切り抜きなどをまとめて、デザイナーさんとの打ち合わせに持参しました。白い壁、そして木は天然のものを。使い込んでも、みすぼらしく見えないものにしたかった。
水周りは飽きのこないものを
水回りは、自分でどうにかできる所ではないので、飽きのこないものをお願いしました。予算が無く、ウォシュレットをつけることができなかったのが、心残り。キッチンもほとんどおまかせでしたが、明るく機能的で清潔感のあるベストなかたちに仕上げていただきました。

2Fの洗面室。右奥ににバスルーム、左側にトイレ。

3Fセンターのアイランドキッチン。ここもベースの白と天然の木材で統一されている。
仕事場ならではのこだわり
仕事場は蛍光灯の白い光で、プライベートは白熱灯の暖かい光にするなど、仕事場を兼ねた自宅なので、同じ屋根の下で気持ちの切り替えができるように、床板の色なども変化をつけ、工夫をしていただきました。

1Fの事務所。鉄骨も白く塗装されて雰囲気になじんでいる。

before

after
購入者の声

S さん
家族構成:一人暮らし
職業:ソフトウェアエンジニア
物件を購入しようと思ったキッカケ
借家の家賃が高額だったので、「買ってしまった方が、いいのでは・・・」と、日頃から思ってはいたのですが、子どもができてようやく真剣に考えるようになりました。
リノベーションを選んだ理由
リノベーションの存在は知っていました。雑誌などで紹介されている人の家のbeforeとafterを見比べて、単純に感心している程度でした。実際自分たちが、リノベーションする際になってから改めて、本やネットなどで情報を得ました。
購入してリノベーションしようと決めた理由
仕事場と自宅をひとつにまとめたかったけど、都合のいい間取りの物件が市場に無かった。時間とお金を考えると、中古物件を購入して、リノベーションするしかないと考えました。もともと建て売りの新築より、中古でも味わい深い物件のほうが、しっくりくると感じていました。
困ったエピソード
場所や予算の折り合いがつかず、万が一、いい物件があれば・・・と、最初は消極的な家探しでした。たまたま、希望に近い物件を不動産会社に紹介していただき、リノベーションも希望の会社にお願いすることができ、プロの手をかりて、全てがベストな方向へ進んでいってくれたと思います。波に飲まれたように、勢いでことが運んだので、なかなか気持ちが追いつきませんでした。
完成したときの印象
劇的な変化です。もとの物件のマイナスを全て取り除いて、最大限によくしていただいたと喜んでいます。どこかのテレビ番組で観たような感じですが、不動産、デザイン、施工、引っ越しなど、関わっていただいたみなさんに感謝です。
実際に住んでみて
この家では、この形がベストだと思っています。これ以上を望むなら、新築しかないでしょう。ただ、この家に住み続けたとしても、子どもはこれから大きくなるし、家はどんどん古くなるし、リノベーションに終わりなし、と考えています。

1Fから階段を上ると打ち合わせ室。書庫でもあり書斎にもなり、来客が来れば打ち合わせ室となる。
写真提供:住宅&インテリアマガジン「LiVES」(VOL.38)/撮影:Hitoshi Hasebe
「felice」はこちらの雑誌でも紹介されています

住宅&ライフスタイルマガジン「LiVES」(ライヴズ)
- VOL.38 APR.& MAY 2008 特集:新世代のリフォーム・トレンド
発行:Daiichi Progress
デザイン住宅、デザイナーズ・マンション、リフォーム&リノベーション、建築家など、スタイルのある住宅を手に入れるための情報が満載です。

