ホワイト×無垢材のレトロかわいい間取り


ご両親から譲り受けた築35年のマンションをリノベーションして新居にされた千葉県のIさん。
10年前にリフォームした設備はまだ使えるものの、設備や内装が古く、デザインもひと昔前のもので好みではありませんでした。Iさんのご希望は、使い勝手のいい設備と、レトロさを残したシンプルで可愛らしいデザインの部屋。
まずは、旧式の設備を一新して使い勝手を改善し、Iさんのお好みに合わせて内装やデザインを整えていきました。明るさを演出するため、インテリアは白で統一し、各部屋にアクセントウォールを採用。
無機質な雰囲気にならないように、床はパインの無垢材でやわらかい印象を演出しながら温かみのある可愛らしいインテリアをコーディネートしています。室内の中央部にあり、手前の洋室に遮られてバルコニーからの光が届かなかった薄暗い印象の以前のLDK。
明るさを確保するために、今回は洋室の戸を壁の中に引き込めるように設計し、引き戸を開け放つことで自然な明るさも取り込める空間となりました。
バルコニーからの光をLDKへ届けるため、間仕切り扉をフルオープンできるように変更。日向ぼっこのできる窓際にはキャットタワーを置き、愛猫のくつろぎスペースにもなっています

バルコニーからの光をLDKへ届けるため、間仕切り扉をフルオープンできるように変更。日向ぼっこのできる窓際にはキャットタワーを置き、愛猫のくつろぎスペースにもなっています


ダイニングキッチン&和室


インテリアやデザインにも強いこだわりをお持ちだったIさん。
キッチンも海外ブランドのキッチンカタログを読み込んでイメージされていました。ダイニングにも全体と同じく、清潔感のある白を基調にパイン無垢床や海外製インテリアで洗練された温かみを演出。
キッチンの床は、白をベースにところどころにアクセントのブルータイルを配し、全体的にレトロかわいい雰囲気をつくりあげています。キッチンに隣接する和室も雑誌で見たデザインを参考に、おしゃれなテイストにつくり変えました。
基本色の白とブラウン系を基本に、琉球畳や収納を隠すための簾などディテールにもこだわったくつろぎの空間となっています。
ホワイト×無垢材の空間に、ブルーの配色が清潔感とかわいらしさを引き立てています

ホワイト×無垢材の空間に、ブルーの配色が清潔感とかわいらしさを引き立てています

和室のイメージを大事にしつつ、個性的な空気感を放つ部屋となりました

和室のイメージを大事にしつつ、個性的な空気感を放つ部屋となりました


玄関&洗面室


既存の狭く薄暗い空間から、明るく開放的な雰囲気となった新しい玄関。
物理的にスペースを拡げた上に、さらに白で統一して光を反射させ、広がりを感じさせています。玄関たたきと無垢床は斜めのラインでつないで、奥行きも演出。
右手の壁にはインテリア性の高いガラスブロックを配置し、寝室からの光を玄関に届ける役割も果たしています。また、洗面室の洗面化粧台はオリジナル造作。
シンプルにすることでコストを抑え、利便性も確保しました。また、ミラーの木製縁は手前に張り出させ、モノが置けるように工夫。
白を基本にしつつ、天井にはグリーンを配色し、ナチュラルでさわやかなアクセントとなっています。
(写真左)光を集めるホワイトカラーを採用したり、たたたきを斜めにするなど、明るさと広がりを工夫した玄関 (写真右)洗面室はホワイト×グリーンで、ナチュラル感と清潔感を演出しています

(写真左)光を集めるホワイトカラーを採用したり、たたたきを斜めにするなど、明るさと広がりを工夫した玄関
(写真右)洗面室はホワイト×グリーンで、ナチュラル感と清潔感を演出しています


Befor&After



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【Befor】10年前にリフォームをしていたものの、設備や内装は使い勝手もデザインも悪かった以前の間取り
【After】大きな間取り変更はしなかったものの、設備を一新し、内装やディテールを工夫して明るく住みやすく好みのデザインの住まいに生まれ変わりました