FP(ファイナンシャルプランナー)が厳選!!助成金&地価で見る「千葉県の」人気の街8選

住居関係の助成金を充実させている街の多い千葉エリア。近隣は自然環境に恵まれ、子育てには最適な環境がある。都心部へも至近な千葉エリアを見てみよう!

伊藤 亮太
ファイナンシャルプランナー(FP)
伊藤 亮太

個人の資産設計を中心としたマネー・ライフプランニングの提案を行う。大学院での研究分野である年金など社会保障に造詣が深く、執筆物も多数。保険の見直しなど家計診断にも強い。

各種制度も充実し、都心へのアクセスも良く
自然に囲まれた地域!

自然豊かな地域と、都会的な地域が共存する千葉エリア。都心に比べて圧倒的に平均地価が低く、電車なら都心まで30分~1時間程度。比較的安い物価や利便性の良さを気に入り、一軒家を検討する人が多い地域となります。

そのため、千葉では、ローン金利引き下げや三世代同居の推進など、住居関係の助成金が手厚く各種制度の活用がおすすめです。

なお、FP・伊藤亮太さんによると、「自宅と職場の距離」や「居住エリアの学校数」、「資産価値が保てるか」、「災害時の安全性(地盤の強度や避難先との距離など)」も街選びのポイントとのこと。ぜひ、千葉での街選びの参考にしてみてください。

エコハウスなら柏市
注目は柏の葉キャンパス

平均地価 8.6万円/㎡
写真 2万人収容可能な総合競技場もある「柏の葉公園」

千葉大学・東京大学の柏キャンパス付近に2005年に完成した駅です。タワーマンションが並ぶ美しい街並みが特徴で、子育てサイト「はぐはぐ柏」や、こども図書館にてお話会が開催されるなど、子育て支援も手厚くなっています。

さらに、太陽光発電設備を設置した場合「柏市エコハウス促進総合補助制度」が適用されます。「ららぽーと」や「千葉県立柏の葉公園」などの施設もあり、つくばエクスプレスに乗れば秋葉原まで30分です。

写真 駅周辺は商業施設などもあり買い物も便利

柏市エコハウス促進
総合補助制度

柏市内に住所を有する柏市民が対象の制度。所有する住宅に「省エネ」「創エネ」「見える化」「蓄エネ」設備を導入した場合は、費用の一部を市が補助します。

一定の条件を満たすことで、上限1万円~10万円までの補助金が受け取れます(上限額は設備により決まります)。ただし、着工前の写真がない場合、申請を受け付けることができない点には注意が必要です。

同居世帯のローン金利引き下げなら市川市
注目は本八幡

平均地価 15.3万円/㎡
写真 都心へのアクセスは抜群!

親世代との同居を考えるなら市川市がおすすめ。同居・近居の際に住宅ローン「フラット35」を利用することで、利率が下がるお得な制度もあります。

子ども部屋の改装工事にも適応できる「あんしん住宅助成制度」など住環境補助も手厚くなっています。3路線が利用可能で、都心にもすぐに行ける利便性の良さも魅力です。

写真 「八幡一番商店街」企画の「いちフェス」は地元の人気イベント

市川市子育て世帯同居・
近居スタート応援補助金

子育て世帯とその祖父母世帯が同居または近居(直線距離500メートル以内)した場合で、住宅の購入、新築または建て替えに要した費用の1/2が助成される制度です。

上限は同居で100万円、近居で50万円。予算の上限はあります。併せて住宅ローンに「フラット35」を利用する場合、借り入れ金利から当初5年間、利率が0.25%引き下げられます。

ZEH(ゼッチ)路線なら松戸市
注目は松戸

平均地価 13.1万円/㎡
写真 松戸駅周辺はバスの路線も豊富

梨狩りの観光農園やラーメン激戦区としても有名な松戸エリア。「新しい省エネの形」と言われるZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)関係の助成金がある地域でもあります。

親世代との同居時に発生する費用の補填や、子育て支援にも力を入れています。鉄道は2路線、国道も3本、都心までは電車で30分とアクセスも良好です。

写真 名店「中華そば まるき」を筆頭においしいラーメン店が多数

松戸市省エネルギー住宅等
普及促進事業費補助金

環境への負荷の低減を図り、エネルギー利用の効率化・最適化を図ることを目的とした制度。

一定の条件を満たしたゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)に該当する場合、最大で20万円支給されるほか、ライフサイクルカーボンマイナス住宅の認定を受けると最大80万円が支給されます。予算枠に達した時点で終了するので早めの申請がおすすめです。

三世代同居なら船橋市
注目は船橋

平均地価 11.1万円/㎡
写真 家族連れで訪れたい「ふなばしアンデルセン公園」

都会と自然が程よいバランスでマッチする船橋。南船橋駅前には「ららぽーとTOKYO-BAY」、少し離れると2015年「日本の人気テーマパークランキング」で全国3位に輝いた「ふなばしアンデルセン公園」があり、遊び場も◎。

親世代との同居を促進する助成金や、子どもたちの活動をサポートする「放課後子ども教室」もあります。

写真 南船橋駅前には「IKEA」の1号店もあり

親・子世帯近居同居支援事業

離れて暮らす親世帯と子世帯が近居または同居するために必要な費用を助成することにより、多世代が地域の中で交流し、安心して暮らすことができるよう支援する制度です。

いくつかの住宅の新築購入の要件を満たせば、住宅建築・購入時の登記費用について、上限20万円まで補助を受けられます。なお、民間の賃貸住宅の場合は仲介手数料の補助もあります。

新婚世帯なら千葉市稲毛区
注目は稲毛

平均地価 17.9万円/㎡
写真 海辺の景観も稲毛の魅力

新婚世帯に対する助成金が手厚い千葉市。結婚を機に千葉市へ転入する世帯に対して住居費や引越し費用を補助します。三世代の同居には、「三世代同居等支援事業」で新築や引越し費用の補填ができます。

駅から少し離れれば湾岸沿いに83ヘクタール(東京ドーム約18個分)の広大な「稲毛海浜公園」があります。家族で暮らしやすく、地価も上昇中です。

写真 駅前には「イオン」などの大型商業施設もあり駅周辺で完結できそう

千葉市結婚新生活支援事業

結婚を機に千葉市内へ転入する新婚世帯に対し、婚姻に伴う住居費および引越し費用を最大30万円補助する制度です。

婚姻届提出時に、夫婦双方の年齢が34歳以下であることや、夫婦の合計年間所得が340万円未満であること、夫婦ともに千葉市に住民登録があること、などが条件となるので要注意です。千葉市全域が対象となります。

独自の子育て支援なら浦安市
注目は新浦安

平均地価 36.1万円/㎡
写真 海外のような雰囲気の街並みも新浦安の特徴

東京ディズニーランドが近い新浦安。千葉県内では地価は高めですが、ベイエリアの景観やパームツリーの並木道など、リゾート地のような雰囲気が魅力です。

地方公共団体の財政力を示す「財政指数」全国でもトップレベル。フィンランドの包括的な子育て支援「ネウボラ」を手本にした手厚いサポートを実施しています。

写真 「エクセル航空」の遊覧ヘリで夕景・夜景を一望できる

浦安市子ども・子育て
支援総合計画

すべての子どもと子育て家庭への切れ目のない支援を目指して、質の高い幼児期の学校教育、保育の総合的な提供や地域の子ども・子育て支援を充実することを目的に策定。少子化対策として30億円の基金を創設しています。

その他、「子育て・家族支援者養成講座」の実施や市内協賛店舗で割引などに使える「子育て支援パスポート」も配布しています。

住宅補助なら習志野市
注目は津田沼

平均地価 17.0万円/㎡
写真

住宅街が広がるベッドタウン習志野市。親元近居に関わる助成金や、再生可能エネルギーに関する助成金を実施しています。駅前には大型商業施設、少し離れれば水鳥の聖地として知られる「谷津干潟」の自然もあります。

習志野市住宅用省エネルギー設備等設置費補助制度

家庭における地球温暖化の防止並びにエネルギーの安定確保及びエネルギー利用の効率化・最適化を図るため、住宅用省エネルギー設備などを設置した人に対し、設置費の一部を補助する制度(最大30万円)。

ただし、補助金の申請は、対象設備の設置が完了していることが条件となるので注意が必要です。

生活費を抑えるなら我孫子市
注目は我孫子

平均地価 3.5万円/㎡
写真

若年世代のサポートに力を入れる我孫子市。住宅取得補助金や子育て支援が充実しており、「手賀沼公園」などの緑も多くなっています。都心まで約40分と利便性もよく、地価や物価の圧倒的な安さが特徴。生活費を抑えるには穴場の地域です。

若い世代の住宅取得補助金

我孫子市では若い世代や子育て世代の住宅取得に対する補助を行い、若い世代の市外からの転入や市内での定住化を促進しています。

若い世代が住宅取得した場合、補助金5万円、市外からの転入で+5万円、我孫子市の東側地区で住宅を取得した場合は+10万円などの加算があります(最大20万円まで補助)。

※地価情報は、市・区を対象とした2018年12月現在のものです。過去3ヵ月の間に「LIFULL HOME'S」に掲載された物件の中から独自に集計した平均価格をもとに、独自に算出(「LIFULL HOME'S」HPに掲載された100㎡あたりの地価÷100の値を、小数第二位を四捨五入)したものであり、不動産価格を保証するものではありません。また、上記(※)の付いた地価は、国土交通省が公表する公示地価をベースに本誌が独自試算した地価の目安額です。※助成金情報は年度ごとで変更の可能性があるため、最新情報の詳細は、行政HPなどでご確認ください。

  • 出典:家を買Walker (KADOKAWA)
  • 撮影 = 利根川幸秀
  • 取材・文 = 佐々木翔
  • イラスト = つぼいひろき
  • 編集 = LIFULL HOME'S 編集部

更新日: / 公開日:2019.06.27

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