デザイナーズ物件というと、デザイナーズマンションを思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、数は少ないながらも賃貸一戸建てにもデザイナーズ物件はあります。建築家やデザイナーのこだわりが詰まった一戸建てに住むことで、一味違った暮らしを得られるでしょう。
この記事では、賃貸一戸建てにおけるデザイナーズ物件のメリット・デメリット、物件を探すときのポイントなどを解説します。
賃貸一戸建てを探すおしゃれなデザイナーズ物件
デザイナーズ物件とは?
物件探しを始める前に、そもそもデザイナーズ物件がどのような特徴を備えた住宅であるかを知っておきましょう。
デザイナーズ物件の特徴
デザイナーズ物件とは、「建築家やデザイナーのこだわりが反映されている住まい」のことです。ただし、明確な定義があるわけではなく、単にデザイン性に優れた物件をデザイナーズ物件という場合もあります。
主な特徴としては次の点が挙げられます。
・建物のコンセプトが明確 ・内装や外観が個性的 ・間取りが斬新 ・天井が高く、開放感がある |
上記のような特徴を備えた物件は、デザイナーズ物件と捉えていいでしょう。
賃貸一戸建てにおけるデザイナーズ物件
数は多くないものの、賃貸一戸建てにもデザイナーズ物件はあります。
不動産情報ポータルサイトのLIFULL HOME’Sでデザイナーズ物件を検索すると、マンションが7万4,098件、アパートが2万9,295件のところ、一戸建てはわずか694件でした(2023年10月19日時点)。
物件数が少ないほど人気が集まりやすい傾向にあるため、気に入った物件が見つかったら早めに行動するといいでしょう。
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賃貸一戸建てのデザイナーズ物件を選ぶメリットは?

賃貸一戸建てのデザイナーズ物件を選ぶメリットは、一般的な物件ではあまり見られない間取りや空間を持った物件に住めることです。
たとえば、開放感のある天井やらせん階段、自然素材を使った内装や洗練された設備などが挙げられます。お気に入りの家具を配置すれば、さらに自分好みの空間をつくることができるでしょう。
また、エクステリアにもこだわりが見られることが多く、おしゃれな門扉や庭がある物件も。外構を含めて独り占めできるのは、一戸建てのデザイナーズ物件ならではの魅力です。
また、デザイナーズ物件に多く見られるコンクリート打ちっぱなしの外壁は、デザイン性だけでなく耐火性や防音性にも優れています。おしゃれさだけでなく、機能性も備えたデザイナーズ物件を選べば、暮らしの満足度も高まるでしょう。
賃貸一戸建てのデザイナーズ物件を選ぶデメリットは?
一方、デメリットは、家賃が相場よりも高めに設定されている点です。デザインにこだわった設計になっている分、建築費用もそれなりにかかっており、結果として家賃が高くなっているのです。
また、個性的な間取りや部屋のつくりが感覚に合うとはかぎらず、自分や家族好みの物件を見つけるのが難しい部分もあるでしょう。
デザインを重視するあまり、実用性が低い物件もあるので、実際に暮らしたときのイメージを持って検討することが大切です。
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デザイナーズ物件を探すときのポイント

デザイナーズ物件を探すときには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。どのような点に気をつければよいかを見ていきましょう。
自分のライフスタイルに合うかを考える
前述のように、賃貸一戸建てのデザイナーズ物件は、1軒ごとにつくりが大きく異なるため、自分のライフスタイルに合うかをよく検討する必要があります。
独特の間取りや構造がデザイナーズ物件の特徴ですが、実際に暮らしたときに不便さを感じないよう、内見時には実用性という観点からのチェックが欠かせません。
そのうえで気になる点があったときは、遠慮せずに不動産会社の担当者に確認してみましょう。
家賃が負担にならないか検討する
デザイナーズ物件は同程度の物件と比較して、家賃が高めに設定されていることが多いです。
数千円程度の違いなら許容範囲でも、数万円も違ってくれば生活そのものを圧迫する可能性があります。毎月の生活費と照らし合わせ、家計に負担がかかるのであれば、家賃の上限を見直すことも必要です。
適正な家賃の目安は、一般的に手取り月収の3分の1以内といわれています。もちろん個人差はありますが、生活費や貯蓄のことを考えたうえで、無理のない家賃設定を行うことが大切です。
実際にデザイナーズ物件を探してみよう

先ほど紹介したように、LIFULL HOME’Sで検索をすると、賃貸一戸建てのデザイナーズ物件(テラスハウスも含む)は、2023年10月19日時点で694件ヒットします。
エリア別に見ていくと、東京都では75件。家賃は6万円(1DK)から60万円(4LDK)までと、物件によって差が大きいです。立地や広さによって家賃は大幅に変わり、家賃が高い物件ほどデザイン性にこだわった物件が多い傾向が見られます。
一方、地方都市として広島県を例に挙げると、検索してヒットしたのはわずか3件。家賃は11万(3LDK)~23万円(3SLDK)となっており、一般的な物件と比較をすると、地方においても家賃が高めであることが分かります。
デザイナーズ物件のなかでも、一戸建てはつくりの自由度が高いため、複数の物件を比較検討することが大切です。LIFULL HOME’Sを活用して、自分好みの物件を見つけましょう。
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記事のおさらい
賃貸一戸建てのデザイナーズ物件はある?
マンションやアパートなどと比べると数は少ないですが、賃貸一戸建てでもデザイナーズ物件はあります。気に入った物件を見つけたら早めに行動しましょう。
デザイナーズ物件のメリット・デメリットは何?
メリットは、開放感のある天井やらせん階段、おしゃれなエクステリアなど、一般的な物件ではあまり見られない特徴を備えている点です。一方デメリットは、家賃が相場より高めなこと、デザインや間取りが自身のライフスタイルに合わない可能性があることなどが挙げられます。
デザイナーズ物件を選ぶときはどんなことに気をつければいい?
一般的な物件と比較して家賃が高めであることから、家賃が負担にならないかをよく検討することが大事です。無理のない家賃の目安は手取り月収の3分の1以内といわれています。生活費と照らし合わせ、家計に無理が生じるのであれば、家賃の上限を見直しましょう。
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