賃貸一戸建てと新築一戸建ての違いは？

賃貸一戸建てを借りる場合と新築一戸建てを購入する場合とでは、かかる費用の内訳が異なります。それぞれに発生する主な費用について見ていきましょう。

賃貸一戸建てを借りる場合

賃貸一戸建ての場合、貸主である大家さんと契約を交わすため、大家さんへ支払う費用が中心となります。初期費用とは敷金や礼金、仲介手数料、各種保険料などのことを指します。また、管理費や共益費は一般的に共用部分の管理に充てられる費用のため、一戸建ての場合は管理費・共益費がかからない物件も少なくありません。

新築一戸建てを購入する場合

新築一戸建ての場合は、初期費用をはじめ、住宅ローンの支払い、住宅完成後のメンテナンス費などがかかります。初期費用とは頭金や手付金、登記費用、各種保険料などのことです。また、新築一戸建てを購入すると資産になるため、賃貸とは異なり、固定資産税や都市計画税などの税金を納付する義務も発生します。

 

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賃貸一戸建てと新築一戸建てのメリット・デメリット

賃貸一戸建てと新築一戸建てにはそれぞれメリット・デメリットがあります。表に特徴をまとめたので見ていきましょう。

賃貸一戸建てのメリット・デメリット

賃貸一戸建てのメリット・デメリットは、主に下記のとおりです。

メリット	デメリット
・物件の管理は大家さんが行う ・購入するよりも初期費用を抑えられる ・固定資産税の対象にならない ・住み替えがしやすい	・自己資産にならない ・リフォームなどがしにくい ・契約・更新条件に応じる必要がある ・築年数の古い物件が多い

賃貸一戸建てのメリットは、転勤やライフステージの変化に応じて引越しがしやすく、大家さんが物件管理をしてくれるため住宅維持の手間が少ないといった点です。また、初期費用は購入するよりもはるかに抑えられます。

 

一方、リフォームや内装のアレンジなどは大家さんの許可が下りなければできない、更新時に家賃の値上げなどがあった場合は従わなければならないなどのデメリットがあります。また、賃貸一戸建ては築年数が経過した物件が多いため、内外装や設備の古さが気になることもあるでしょう。

新築一戸建てのメリット・デメリット

新築一戸建てのメリット・デメリットは、主に下記のとおりです。

メリット	デメリット
・自己資産になる ・自由にリフォームできる ・新しい内装・設備を導入できる	・修繕・維持に手間と費用がかかる ・購入費用が高額 ・購入後も固定資産税などの税金がかかる ・住み替えがしにくい

新築一戸建てでは、きれいで新しい内装・設備のもとで暮らすことができます。また、自分の持ち家となるため、住宅を自由にリフォームできるという点も魅力的です。ただし、購入費用が高額になりやすく、購入後にも修繕・維持のための費用と手間がかかります。

賃貸一戸建てと新築一戸建て、それぞれに向いている人の特徴は？

賃貸一戸建てと新築一戸建てにはどのような人が向いているのでしょうか。それぞれを比較してみました。

賃貸一戸建てに向いている人

賃貸一戸建てに向いている人には、下記のような特徴が挙げられます。

賃貸一戸建ては住み替えがしやすいため、転勤が多い職業の人などに向いています。加えて、一戸建ての購入を検討していて、購入前に住みやすさを確かめたい人にも向いているでしょう。

新築一戸建てに向いている人

新築一戸建てに向いている人には、下記のような特徴が挙げられます。

新築一戸建ては、特に転勤の予定がない人や、ファミリーで腰を据えて住み続けたい人などに向いています。ただし、購入費用が高額になりがちなので、購入後の住宅ローン返済などに問題なく対応できる収入がある人に向いているともいえるでしょう。

 

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賃貸一戸建てと新築一戸建ての間取り例を紹介

最後にLIFULL HOME’Sで掲載されている賃貸一戸建てと新築一戸建ての物件を、それぞれ2件ずつ紹介します。

賃貸一戸建ての間取り

 

こちらは東京都練馬区の物件です。3階建ての2LDKで、玄関を入ってすぐ階段となり、2階がLDK、3階が居室となっています。最寄り駅からも比較的近い点も魅力です。ただ、ファミリーで住む場合は3LDK以上の間取りを希望する人も多いでしょう。

 

東京23区内でも3LDK以上の物件は見つかりますが、広さがある分、駅から離れていたり家賃が高額だったりすることが少なくありません。より広い物件は23区外のエリアで探した方が多く見つかります。駅からのアクセスなども検討したうえで、エリアを広げて物件を探してみるといいかもしれません。

 

 

 

こちらは千葉県佐倉市の物件です。1階に和室があるため客間として利用したり、２階部分をプライベートエリアとしたりすることも可能です。

 

エリアを広げると、同じ賃料でもより広い間取りの物件が見つかります。都心へのアクセスや自治体の子育て支援などを考慮してエリアを決定するのもいいでしょう。

新築一戸建ての間取り

 

こちらは東京都稲城市の物件です。4LDKで、２階は家族構成やライフスタイルに合った部屋割りを構成しやすいでしょう。こちらは駅から徒歩4分と駅までのアクセスが良い物件ですが、新築一戸建ては比較的郊外に多く、駅までのアクセスが不便な場合もあります。バスの利用や自家用車などの利用も視野に入れるといいかもしれません。

 

こちらは神奈川県厚木市の物件です。窓が多いので採光や風通しに優れています。また、ウォークインクローゼットなどの収納スペースも豊富です。

 

探すエリアを広げると、似たような間取りでも面積が広く、価格を抑えた物件の購入も可能になります。長く住み続けるのであれば、購入後の維持費や生活費、暮らしやすさを考慮して、自分たちに合った物件を見つけていきましょう。

記事のおさらい

賃貸一戸建てと新築一戸建ての違いって？

賃貸一戸建てと新築一戸建てでは主にかかる費用が違います。賃貸一戸建てでは、家賃や更新料などがかかり、新築一戸建てでは住宅ローンの返済や税金などがかかります。詳しくは、「賃貸一戸建てと新築一戸建ての違いは？」をご覧ください。

賃貸一戸建てと新築一戸建てのメリットはどう違う？

賃貸一戸建ては転勤などに合わせて住み替えがしやすく、新築一戸建ては新しい内装や設備のもとで暮らせます。詳しくは、「賃貸一戸建てと新築一戸建てのメリット・デメリット」をご覧ください。

賃貸一戸建てと新築一戸建てはそれぞれどんな人に向いている？

賃貸一戸建てに向いている人は、転勤の多い人や、今後一戸建ての購入を検討している人です。一方、新築一戸建てに向いている人は、同じエリアに長く住み続けたい人です。詳しくは、「賃貸一戸建てと新築一戸建て、それぞれに向いている人の特徴は？」をご覧ください。

賃貸一戸建てと新築一戸建てにはどんな間取りがある？

いずれも、コンパクトな2LDKから100平米を超える4LDKまで選択肢は豊富です。ただ、家賃や物件価格を抑えながら広い物件を求める場合は、都心より郊外エリアで探した方が条件に合う物件を見つけやすくなります。詳しくは、「賃貸一戸建てと新築一戸建ての間取り例を紹介」をご覧ください。

 

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