忙しい毎日を送るなかで、自宅とは別にきれいな景色と静かな環境を満喫できる拠点がほしいと、リゾート地での別荘暮らしに憧れを抱く人もいるのではないでしょうか。

しかし、購入となると金銭的なハードルが高く、そう簡単に一歩を踏み出すことはできません。そうした場合には、賃貸別荘の利用を検討してみるのも1つの方法です。

今回は、賃貸で別荘を借りる魅力や契約をするときの注意点について解説していきます。

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別荘

 

賃貸で借りられる別荘にはさまざまな魅力があります。ここではまず、賃貸で別荘を借りるメリットについて見ていきましょう。

 

別荘を購入すれば自由に使うことができるものの、高い修繕費に悩まされたり、後から売却するときに苦労をしたりする面もあります。

 

リゾート地は市街地と比べて価格の変動も激しいため、手放すときのことを考えてリスクにも目を向けておく必要があるのです。

 

賃貸であれば、好きなときに別荘を借りることができるため、ライフスタイルに合わせて柔軟な使い方ができます。

 

季節に合わせて好きなエリアの別荘を借りられるので、計画を立てやすく、利用しやすい点が大きなメリットとなるのです。

 

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別荘で仕事

 

賃貸の別荘にはさまざまな使い方があります。ここでは、賃貸別荘の利用方法について、いくつか紹介していきます。

 

別荘の魅力の1つには、山や海のレジャーを楽しんだり、森林浴を満喫できたりするといった点があります。

 

市街地の騒がしさから離れ、静かな環境でのんびりと過ごせるひとときは、日頃の疲れやストレスを癒やしてくれる特別な時間となるのです。

 

また、桜や紅葉を楽しんだり、河原でバーベキューをしたりといった季節ごとのイベントを満喫することもできます。

 

自由に使える別荘があれば、大型連休などでも宿の予約を心配する必要がないため、足取りが軽くなるでしょう。

 

自宅にゆとりのあるスペースを持てない場合には、趣味を満喫する場所として別荘を利用するのも1つの方法です。

 

音楽や映画鑑賞専用の部屋にしたり、都心ではできないような本格的な家庭菜園に挑戦したりと、人によってさまざまな使い方が考えられます。

 

また、スキーなどのウインタースポーツを趣味にしている人は、冬季限定で賃貸別荘を利用するといった方法もあります。

 

スキー場へのアクセスに優れた物件も数多くあるため、理想にぴったりの別荘を見つけることも可能です。

 

自宅でできる仕事をしている人にとっては、賃貸の別荘を作業場として利用することもできます。ネット回線などを整えれば、静かな環境で落ち着いて仕事ができる作業空間となるのです。

 

また、デザインや写真などのクリエイティブな仕事を持っている人にとっては、アトリエとして利用するのも有効な活用方法となります。

 

自然が豊かな環境であれば、被写体となるものも数多く見つかり、理想的な環境で作業を進められるでしょう。

 

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別荘を借りる

 

別荘を借りる際には、管理会社の規約に従い、流れに沿って予約を進めていきます。ここでは、別荘を借りるときの流れについて解説します。

 

借りたい物件が見つかったら、取り扱っている不動産会社へ連絡を入れ、資料請求や問合せを行います。

 

手続きの具体的な手順は会社ごとに異なるものの、多くの場合はこの段階で細かな条件のすり合わせをしたり利用規約などの説明を受けたりします。

 

内見については、自由に見学をさせてくれるところが多いものの、短期契約などで前の入居者がいる場合には難しいケースもあります。

 

そのため、内装を見てから決めたい場合には、事前にその点も伝えておくほうが無難です。その後は申し込みを行い、賃貸借契約を結んで手続きが終了となります。

 

基本的に、手数料や退去時の清掃費といった初期費用は契約の段階での前払い制が採用されており、通常の賃貸借契約と同様に保証人が必要な場合もあります。

 

また、数ヶ月程度の短期契約の場合は、契約期間すべての家賃分の支払いが求められるケースもあるため注意が必要です。

 

水道や光熱費といった公共料金は、あらかじめ家賃に組み込まれていることもあります。また、水道や電気の開通は契約する管理会社が行ってくれる場合には、入居の日からそのまま使用することが可能です。

 

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契約

 

賃貸の別荘の魅力は、契約期間を自由に選べる点にもあります。ここでは、別荘を借りるときの契約期間と、基本的な注意点について見ていきましょう。

 

別荘を借りるときの契約期間は、数日間の短期契約から年単位の長期契約までと幅広いです。

 

基本的には申し込みの段階で契約期間を決め、期限がきたタイミングで退去となるものの、なかには途中での延長を認めてもらえる物件もあります。

 

ただ、人気の別荘地などで次の予約者が決まっている場合などもあり、延長ができる可能性はまちまちです。そのため、事前にきちんと借りる目的を決め、契約期間を明確にしておくことが大切となります。

 

賃貸の別荘を借りる際には、「定期借家契約」を交わすのが一般的です。定期借家契約では、途中解約が認められていないケースが多く、途中で解約すると違約金が発生してしまうこともあります

 

具体的な決まりや違約金の金額は管理会社によって異なるものの、賃貸借開始の直前の解約であれば契約期間中の賃料の100%を支払わなければならない場合もあるのです。そのため、無計画に長期間の契約を結ぶのは避けておくべきだといえます。

 

また、物件によっては入居審査が行われる場合もあるので、契約書や費用についてきちんと説明を受けることが大切です。不安な点があれば、資料請求や問合せのタイミングで確認しておきましょう。

 

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別荘

 

初めて別荘を借りる際には、不慣れなために実際に入居してから思いがけないトラブルを経験してしまうこともあります。ここでは、別荘を借りる前に知っておくべきポイントについて解説していきます。

 

人気のエリアの別荘は予約が埋まりやすいため、早めに予約をしておく必要があります。特にスキー場の近くなど、シーズンごとに人気が集中しやすいエリアでは、できるだけ早い段階で行動し始めることが肝心です。

 

また、暮らしに必要なものはすべて自分で用意する必要があります。別荘地では商業施設から離れている物件もあるため、現地で場当たり的に調達しようとしても、必要なものがそろわないケースもあるのです。

 

基本的な家具・家電は備え付けられているところが多いものの、たとえば調理器具や消耗品などは自分で用意しなければならないこともあります。そのため、利用できる設備や備品も細かくチェックしておくことが大切です。

 

賃貸の別荘はあくまでも賃貸物件であるため、設備や備品はていねいに扱い、掃除をする必要があります。

 

備品や建物の破損があった場合には、修繕費用を請求されてしまうケースもあるため、ルールやマナーを守って利用することが大切です。

別荘

 

賃貸の別荘を利用するポイントをまとめます。

  • 賃貸で別荘を利用するメリットは、好きなときに好きなところで借りられる点にある
  • 賃貸別荘は大自然や趣味を満喫する拠点にしたり、作業場として利用したりすることができる
  • 必要な手続きや初期費用は取り扱う会社によって異なるため、事前にきちんと確認しておくことが大切
  • 契約期間は数日単位の短期から年単位の長期までさまざま
  • 賃貸物件であることを忘れずルールやマナーを守って利用することが大切

 

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更新日: / 公開日:2020.11.18