広々とした空間が魅力的な平屋住宅に、憧れを抱いている方もいるのではないでしょうか。

平屋住宅は開放的で、階段を使用する必要もなく、ファミリーから一人暮らしの方まで老若男女を問わず根強い人気があります。なかには、平屋住宅を購入する前に、まずは賃貸で住み心地を確かめたいという方もいるかもしれません。

今回は、平屋の賃貸住宅での一人暮らしを検討している方に向けて、平屋住宅の魅力や間取りについて紹介します。
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平屋住宅というと、昔ながらの家という印象をもつ方も多いのではないでしょうか。

 

現代では、十分な広さの平屋住宅を建てられる土地が少なく、2階建て以上の住宅が主流に。また、昔ながらの平屋は、都市部ではマンションなどの集合住宅に姿を変えつつあります。

 

それでもなお平屋住宅は多くの方に愛され続け、近年も建設されています。古風なイメージのものから、シンプルでモダンなデザインの現代風のものまでさまざまなタイプがあり、平屋住宅も進化しているのです。

 

マンションでも一戸建てでもなく、平屋住宅だけがもつ魅力、そして一人暮らしで平屋住宅に住む魅力について見ていきましょう。

庭付きの平屋では、家から連なる一体感を楽しめる

庭付きの平屋では、家から連なる一体感を楽しめる

平屋住宅は庭付きの物件が多く、家から連なる一体感を味わえます。一人暮らしなら誰かに気を使うこともなく、好みのライフスタイルを満喫することが可能です。

 

家庭菜園やガーデニング、自然を感じながらの朝食や読書など、さまざまな楽しみ方ができるでしょう。また、愛犬と触れ合ったり夜に星空を見ながらお酒を飲んだりすることもできます。

 

ウッドデッキが庭とつながっていれば、テラスリビングとしても使えそうです。アウトドア用のテーブルやソファなどを置けば、生活空間が広がるでしょう。

 

一方、芝生や植物の管理が大変だったり、日当たりが良すぎると夏は利用しづらかったりというデメリットも出てくるかもしれません。

 

また、賃貸の場合は、庭の使用方法やペットの飼育などについては確認や許可が必要となります。

 

ファミリー向けの大きい平屋住宅も提供されていますが、広々とした空間で一人ゆっくりと過ごしたい方や、夫婦だけで住む方にとって手頃な広さの平屋物件も用意されています。

 

国土交通省が策定している「住生活基本計画」によると、豊かな生活の実現として、多様なライフスタイルを想定した場合に必要とされる一人暮らしに必要な住宅面積は、郊外など都市以外の住宅を想定した場合には55m2とされています。

 

1坪が3.31m2、約2畳なので、約16坪で約32畳の広さとなるでしょう。

 

賃貸なので、すべてを思いどおりの間取りにできるとは限りませんが、1人で32畳もあれば、広いリビングでくつろいだり、用途ごとにスペースを分けたりすることもできます。また、来客用に1部屋設けるなど、ワンフロアでも多様な暮らしが可能となるでしょう。

 

将来的に平屋の購入を検討している場合、余裕のある生活空間での一人暮らしを体験することで、どんな暮らしができるのかを実感でき、自分にはどのくらいの広さの家が向いているのかを知ることもできます。

安く平屋を借りるには

昭和レトロな平家を借りるのも魅力的

狭い土地に複層階の住宅を建てることが多くなった現代に比べると、昔は広々とした土地に平屋を建てるケースが一般的でした。

 

東京や大阪などの都心部で平屋の賃貸を探してみると、築年数の古い物件が圧倒的に多いことが分かります。古ければその分、手頃な家賃に設定されていることが多く、リーズナブルに平屋を借りられる可能性は高くなるでしょう。

 

通常の一戸建てには当然にあるはずの階段が、平屋住宅にはありません。一人暮らしには十分な広さがあるうえ、ワンフロアで生活のすべてが完結すれば、生活動線や家事動線を考える際に便利だといえるでしょう。

 

そこに住む方の年齢や性別、性格やライフスタイルにもよりますが、階段の上り下りがなく、掃除などの手間も省け、効率的に生活できることは重要な要素となります。

 

また、高齢の方が生涯を終えるまでその家を借りて住むと考えた場合、階段を使う必要がなければ、身体的な負担の軽減や転倒、転落予防の面で大きな意味をもつでしょう。

 

2階建て以上の一戸建て住宅と平屋住宅とを比較した場合、耐震性に優れているのが平屋住宅です。平屋住宅は上層階がない分、地震が発生した際に上層階の重さが加わりません。また、高さがない分、揺れも感じにくくなっています。

 

ただし、1981年以前に建てられた住宅は旧耐震基準に基づいているため、平屋であっても築年数が古ければ、新耐震基準で建てられた家ほどの耐震性は期待できません

 

しかし、地震が発生した場合には階段がない分避難しやすく、一人暮らしのリスクを考えると、一つの安心材料となるでしょう。

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一人暮らしをする部屋の決め方の一つとして、間取りがあります。一人暮らしをする方の多くは、ワンルームや1K程度で十分と考えるようですが、仮に前述した16坪(32畳)程度の平屋に住む場合は、どのような間取りが考えられるのでしょうか。

 

部屋数は少なくても、各スペースを広々と使いたいという方なら、リビングダイニングが16畳ほどある1LDKでもよいでしょう。

 

逆に、部屋数が欲しい場合はリビングダイニングを10畳、6畳程度の部屋が2つ設けられている2LDKなどの間取りを探せば、寝室以外に書斎や趣味の部屋、またゲストルームにすることもできます。

 

部屋の使用用途や希望の大きさ、間取りについて具体的にイメージしたうえで、平屋の賃貸住宅を検討してみてください。

 

実際に住んでみることで、イメージと現実との比較ができ、将来的に購入など次のステップを考えている方なら、より具体的な設計図が浮かんでくるでしょう。

まずは平屋の賃貸から始めてみては

まずは平屋の賃貸から始めてみては

マンション住まいは窮屈と感じるものの一戸建ては管理しきれないという方や、昔の情緒あふれる平屋住まいでのんびり暮らしたいという方など、平屋での一人暮らしを検討しているなら、まずは賃貸から始めてみるとよいかもしれません。

 

平屋での暮らしが自分に合っているのか、将来、平屋を建築または購入するときに、どのような間取りが適切であるのかなどを判断できるいい機会となるでしょう。

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