一人暮らしを始める際に気がかりとなるのが、費用面のこと。一人暮らしにはスタート時に必要となる初期費用に加え、引越し代、一人暮らしを始めた後の生活費と、さまざまな費用が必要となります。

一人暮らしにかかる費用を少しでも安く抑えるためにはどうしたらいいのでしょうか? 今回は一人暮らしにおける費用を安く抑えるコツを紹介します。
賃貸物件を探すおすすめ特集から賃貸を探す

 

一人暮らしを始めるにあたり、まず必要となる費用が初期費用です。部屋を借りるには、敷金・礼金のほかに仲介手数料、火災保険料、鍵の交換費用、前家賃などさまざまな費用を支払わなくてはいけません。

 

しかし、物件選びの際に工夫することで、初期費用を少しでも抑えることができます。

 

礼金とは、大家さんにお礼の意味を込めて支払うもので、一般的には家賃1ヶ月分の支払いを求められます。

 

しかし、必ずしも必要となる費用ではないため、礼金を支払わなくていい物件もあります。できるだけ礼金が少ない物件や礼金ゼロの物件を探すと、初期費用を抑えることができます。

 

仲介手数料とは、不動産会社に支払う報酬のことです。

 

仲介手数料は原則として、不動産会社が借主と大家さんから家賃0.5ヶ月分ずつ、合わせて家賃1ヶ月分の金額が上限。契約が成立するまでに借主の承諾があれば、内訳を変えて借主から1ヶ月分もらってもいいとされています。

 

不動産会社によっては、仲介手数料を家賃の半月分に抑えているところもあるので、複数の不動産会社の仲介手数料を比べてみましょう。

 

フリーレント物件とは、一定期間家賃が無料になる物件のことで、入居後1ヶ月から3ヶ月程度、家賃が無料となります。

 

大家さんが早く入居してほしいと考える物件などに取り入れられています。初期費用を抑えたい人にとっては嬉しい物件なので、検討してみましょう。

敷金礼金0(ゼロ・なし)物件 フリーレント物件

 

続いて、引越し時にできる費用を安く抑えるコツを紹介します。

 

進学や就職するタイミングである3~4月は引越し会社にとっても繁忙期となり、依頼が集中するため引越し費用が高くなる傾向にあります。また春先以外でもゴールデンウィークや夏休み、冬休みといった長期休みの時期も引越し費用が高くなりがちです。

 

一方で、ゴールデンウィーク開けや1月、2月、11月などは閑散期となります。就職や進学となると、引越しするタイミングをコントロールすることは難しいですが、可能な限り繁忙期をずらして、閑散期を狙って引越しできるといいでしょう。

 

引越し作業は午前中を希望する人が多く、午後便を利用するだけで料金を安く抑えることができる場合があります。

 

ただし、午後便を利用すると荷物の到着時間も遅くなるため注意が必要です。同一都道府県内の引越しなど、荷物の到着が夕方以降になってもいい場合はぜひ活用してみましょう。

 

節約のために実家から家具・家電を持っていこうと考える人も多いですが、運搬する荷物量が増えるため、引越し代が高くなる場合があります。

 

家具・家電は引越し先で手に入れられれば、購入費用はかかりますが、引越し代を抑えることができます。

 

中古品やアウトレット、単身者向けにリーズナブルな価格で販売されている家具や家電セットなどを活用した場合に、引越し代以上に費用が節約できるかどうか、一度確認してみるのもいいでしょう。

家具付き・家電付きの物件 引越し料金の見積もりをする

 

一人暮らしをスタートした後にかかる生活費を安く抑えるコツを紹介します。

 

毎日外食やコンビニを利用していると、食費がかかる一方です。節約したい場合は、なるべく自炊するようにしましょう。

 

しかし、慣れていないと、一人分の食事を作るのに、外食代より自炊にかかる費用のほうが高くなってしまうこともあるため注意が必要です。

 

食材はまとめて購入するようにし、休みの日に日持ちする料理を作り置きしておくことで、一人前ずつ料理を作らずに済み、食費だけでなく毎日の手間を省くこともできます。

 

ガス料金は、都市ガスかプロパンガスかによって大きな差が生じます。プロパンガスのほうが月々のガス料金が高くなるため、都市ガスを利用できる物件を狙ってみるのも手です。

 

他にも夏場はシャワーだけで済ませたり、食材にすぐ火が通るよう小さい鍋やフライパンを活用したりするなど、ガスを使用する時間を削減するだけでも、年間のガス料金を抑えることができます。

 

毎月の電気代を節約することも大切です。部屋にいないときは電気を消すようにし、玄関やトイレの電気の消し忘れにも注意しましょう。

 

また、電気代の多くをエアコン代が占めることもあるので、扇風機や湯たんぽを活用するなど、エアコン以外での暑さ対策や寒さ対策を行うようにしましょう。

 

スマホや携帯電話代として月々1万円ほど支払っている人も多いでしょう。格安スマホや格安SIMに切り替えることで、料金を半額近くまで抑えられる可能性があります。月々の通信費が気になっている人はぜひ検討してみましょう。

 

家計簿をつけてお金の収支を明確化することで、自分が何にお金を使っているのか把握できるようになります。また、買ったものを明確にすることで、ムダ使い防止に繋がります。家計簿アプリなどを活用して、節約に努めましょう。

 

一人暮らしの費用を安く抑える最大のコツは、ポイントを絞って節約することです。何から何まで節約しようと無理をすると、生活の質が下がったり、楽しみがなくなったりなど、潤いのない毎日になってしまう場合もあります。

 

せっかくの一人暮らしですので、まずは節約できるポイントを見つけ、無理のない範囲で安く抑える工夫をしてみましょう。

都市ガスが使える物件 家賃・賃料6万円以下の快適物件

更新日: / 公開日:2019.12.23