猫がNGの理由

 

実は、賃貸の物件の中には、犬はOKでも猫はNGという物件もあります。同じペットでも、なぜ猫の方が禁止にされてしまうのか、その理由をみていきましょう。

「近隣」トラブル

まずは、近隣とのトラブルに対する懸念です。

 

猫の場合は、放し飼いにしていると、近隣の住宅地内で排泄をしてしまうことなどにより、トラブルに発展しやすいようです。さらに、発情期などに鳴き声をあげるのではと懸念する大家さんも多く、猫を禁止しているようです。

「におい」トラブル

2つ目の理由は、においです。

 

猫自体の体臭はほとんどないものの、おしっこにはにおいがあります。そして、最も対処するのが大変なものが、オスの猫によるマーキング行為です。

 

去勢手術をしていないオスの猫は、壁などにマーキングを行います。これは、拭いたり洗ったりしても、なかなか消えないほどのにおいです。こうしたにおいが原因で、退出時にトラブルになることもあるかもしれません。

「猫の爪」トラブル

そして3つ目の理由は、猫の爪です。

 

猫はその習性から、ストレス発散や爪のケアのために至る所で爪とぎをします。それにより、障子やドア、床などがボロボロになってしまうということを大家さんは懸念しているようです。

 

壁や柱などを猫がボロボロにしてしまい、退去時に修繕費用がかなりかかってしまったという話も珍しくはありません。

 

もちろん、爪とぎ器のようなものを用意することもできますが、壁などへの傷を防ぐのは困難なことだといえます。

多頭飼育はさらなるハードル

 

猫と暮らしたい、という方が注意すべきポイントは、猫はOKでも“多頭飼いは禁止“という物件が非常に多いということです。

 

そのため、将来的に何匹の猫を飼いたいのかを考えたうえで、物件を探すことをおすすめします。なぜ1匹はOKで、2匹目はNGなのかと疑問に思う方もいるでしょう。

 

理由は物件によってさまざまですが、「猫をすでに何匹か飼っている人は、次から次に猫を飼い、部屋が猫屋敷のようになってしまうのではないか」「猫の数が増えるほど、爪による傷なども増えるのではないか」という大家さんの懸念から禁止というケースもあるようです。

 

このように、ハードルの高い猫の多頭飼いですが、猫好きであれば多頭飼いに憧れる方もいるかもしれません。仕事から帰宅後に、何匹もの猫がじゃれてきてくれる瞬間や、猫たちが遊んでいる様子を見ると癒やされるでしょう。

 

しかし、理由は不明確なものの、多頭飼いを禁ずる物件が非常に多いため、多頭飼いOKの物件を探すには苦労すると思います。

 

猫と暮らす物件を探す 猫の多頭飼いができる物件を探す

多頭飼い物件を検索してみよう

 

このように、数の少ない猫の多頭飼いができる物件も、LIFULL HOME’Sの検索条件を活用して調べることができます。

■LIFULL HOME’Sで賃貸物件を検索

 

例えば、キーワード検索欄に「猫2匹」と入力することで、猫2匹可の物件一覧が検索できます。また「多頭飼い」と入力すると、多頭飼い可能（または相談可）な物件が一覧で表示されます。

 

実際に検索してみると、物件ページ内の備考欄に「多頭飼い可能」「複数飼育可能」などの文言を確認できると思います。

 

また「多頭飼い相談可」と記載されていれば、敷金の増額などの条件次第で可能となるケースもあります。多頭飼い物件を検索する場合は、備考欄に細かい条件があるのか確認するようにしましょう。

大切な猫と楽しい生活を

 

猫と暮らすことによって癒やしを求めている方もいるかと思います。しかし、猫と暮らすためには、猫OKの物件を探さなくてはなりません。

 

さらに、複数匹飼いたいとなると、その物件探しはより対象範囲が狭くなり、困難なものになると思います。

 

多頭飼いを希望する方は、この記事で紹介したLIFULL HOME’Sの検索条件を活用し、自分にピッタリの物件を探してみてください。

 

そして、もちろん猫OKの物件であっても、その部屋は「借りている部屋」であることを忘れずに暮らすよう心掛けて、楽しい猫との暮らしを満喫してください。

 

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