一人暮らしを始めると同時に猫を飼いたいという方もいるのではないでしょうか。
そんな方に向けて、猫と住めるワンルーム物件の選び方と、猫と生活するうえでおすすめの便利グッズ、そして猫と一緒に引越しする際に注意すべきポイントも合わせて紹介します。
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猫と生活できる物件について

「ペット可」と「ペット相談可」の違い
まず、ペットと暮らす物件を選ぶ際に気になるのが「ペット可」と「ペット相談可」の違いについて。特に意識せず、よくわかっていない方もいるでしょう。
「ペット可」の物件は、その名の通りペットと共に暮らすことができます。このとき、備考欄などに“小型犬のみ可”といった条件がついている場合は、その条件を満たしていればペットと入居することができます。
一方で「ペット相談可」とは、ペットを飼いたい方はまず相談してくださいという意味です。ペットの種類や、借りる本人の信頼度などによっては、許可がもらえないこともあります。
ペットとの暮らしを前提とした「ペット共生型」の賃貸物件
「ペット可」は、単にペットを飼うことが許されている物件です。しかし「ペット共生型」は、よりペットを飼いやすい環境が整えられた物件といえるでしょう。
まず、入居者の全員がペットを飼うことを前提としています。そのためペットとの暮らしに特化した設備も用意されており、玄関にリードフックがついていたり、猫棚やペット用くぐり扉などが採用されていたりする物件もあります。
実際に、一人暮らしで猫を飼うことを検討している方に最適なペット共生型ワンルームマンションもあります。飼いやすさという点からワンルームの物件を選ぶのであれば、ペット共生型ワンルームマンションはおすすめだといえるでしょう。
物件を内見する時のチェックポイント

猫との快適な暮らしを実現できる物件とは、どのような物件なのでしょうか。内見時には、次のようなポイントを確認してみましょう。
日当たりと風通し
まずは日当たりと風通しを確認しましょう。ペットにとって、夏場の暑さは大敵です。
エアコンが付いているのかはもちろんのこと、窓が開けられないワンルームアパートなどの場合、熱気がこもり、一層暑さが厳しくなることもあります。内見の際に窓が開けられることと、風通しを確認してください。
静かで狭い場所
また、猫が落ち着いて暮らすためには、静かで狭い場所が必要になります。そうした場所が確保できるのかもポイントです。
壁紙
壁紙も大事な確認ポイントになります。ワンルーム物件を探す際は猫の爪に引っ掛かるタイプの壁紙は避けましょう。
周辺施設や環境
猫と一緒に暮らす場合、周辺の施設や環境も大切だといえます。
まず、周辺の交通量を確認しましょう。交通量があまりに多いと外に出た猫が事故に遭う可能性が高まるうえに、騒音は猫にとってストレスの原因となってしまいます。
また、周辺に動物病院やペット用品を扱うお店、ペットホテルなどがあるかどうかも重要です。動物病院は猫に何かあった際のことを考えると、すぐに通える場所にあると安心できます。
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猫との引越しで注意するポイント

転勤が多い方などは、実際に猫と暮らし始めた後に、引越しをする機会があるかもしれません。
猫と一緒に引越しをする際には、注意点があります。しっかり確認しておきましょう。
引越し前日までの生活
まず、新居に移る前に、トイレや猫砂は取り替えないようにしましょう。これはニオイがついたままの方が新居でも安心するためです。
猫は突然新しい環境に移動すると、不安になることがあります。少しでも安心させてあげるためにも、引越し前にはできるだけバタバタしないように、少し早めに余裕をもって荷造りをしましょう。
引越し当日
引越し当日は、荷物の搬出による大きい音や移動など、非日常の連続で猫がパニックになってしまうこともあります。
そうしたパニックで逃げ出さないように隔離するか、ペットホテルに預けるなどの対応をしましょう。また、猫と一緒に移動する場合は、ケージを購入することをおすすめします。
引越しの後片付けが終わるまでの生活
新居に到着した後も油断は禁物です。猫は新しい家にはすぐに慣れません。家具を新調する場合は、猫が新居に慣れてからがおすすめです。
猫との生活でおすすめの便利グッズ5選

続いて、猫との生活において役に立つグッズを目的別に紹介していきます。
猫による物件への傷を防ぐ
(1)爪とぎタワー
物件の壁が、ザラザラして爪が引っ掛かりやすい素材だと、猫は本能で爪とぎをしてしまいます。そのような物件に住まなければいけない場合、爪とぎタワーを設置すると効果的です。
爪とぎタワーとは、段ボールや麻などの爪とぎに適した素材で作られたタワー状の遊具です。壁には猫が近づけないよう目隠しをし、爪とぎは壁ではなく、爪とぎタワーでするように教えてあげましょう。
(2)壁保護シート
賃貸物件には原状回復義務というものがあり、「ペット可」の物件でもペットによる傷は、退去時に元の状態に戻さなくてはなりません。
傷が数ヶ所あれば、壁紙はすべて取り替えになる可能性もあります。猫を飼いたい場合は壁保護シートなどで壁を保護しておきましょう。
一般的な壁紙の上から貼ることができ、弱粘着タイプの商品が多く、一度貼ってもきれいにはがせるようになっています。また、ワンルームであれば他の間取りに比べてシート数は少なく済むでしょう。
猫と飼い主が快適に生活するために
(3)防臭対策商品
猫との生活の中ではフンの臭いは気になるところです。猫のフンは燃えるゴミとして出す場合、ビニール袋に入れてゴミ箱に捨てるのが一般的ですが、ゴミ箱からフンの臭いがしてくることがあります。
ワンルームの場合、生活スペースまで臭うこととなり、快適な生活を送れない可能性があります。そこで普通のビニール袋ではなく、フン用防臭袋を使ってゴミ箱に入れておけば、フンの臭いを防ぐことができます。
(4)抜け毛対策商品
引越しは、猫にとって相当なストレスがかかるものです。猫はストレスで抜け毛が増えることがあります。
実は、猫は抜け毛の約70%を飲み込んでしまっており、換毛期など、抜け毛があまりにも多いと健康障害を引き起こすことも。お部屋をきれいに保つためにも、軽くブラッシングするだけで抜け毛を取り除くことができるクリーナーなどを利用しましょう。
(5)猫が遊べる商品
新居でも、猫が伸び伸びと暮らすためには、遊ぶ道具も必要です。
以前の部屋で遊び慣れたキャットタワーなどがあれば、新居にも馴染んでくれるかもしれません。爪とぎ用のボールや隠れんぼができる猫ハウスなどがついているキャットタワーもあります。また、ワンルームにおすすめの小型キャットタワーもあるので検討してみてください。
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猫との引越し、生活のためには、猫の快適さを考慮
猫にとっても、新居での暮らしは不安でいっぱい。飼い主として少しでも猫が安心して暮らせるように、猫にとっての快適さを考慮してあげることも重要です。
物件選びの際には日当たりや風通しなどを確認しつつ、紹介した便利グッズを活用しながらワンルームでも猫と快適に過ごす工夫をしてみてはいかがでしょうか。
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更新日: / 公開日:2019.03.01









