中古住宅をお探しの方の中には、“安心R住宅”という言葉を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

安心R住宅は、国から安全性や機能性においてお墨付きを得た住宅のことで、これまでの中古住宅に対して抱かれがちだったマイナスイメージを改善するために生まれた制度です。

今回は中古住宅の購入時に知っておきたい安心R住宅について詳しく解説します。

安心R住宅の特徴を紹介します

安心R住宅とは、耐震性があり、インスペクション(建物状況調査)が行われ、リフォームなどについての情報提供が行われる既存住宅のことをいいます。

 

また、事業者団体は相談窓口を開設しているので、事業者との間でトラブルが発生したときに問合せることができるので安心です。

安心R住宅の探し方

安心R住宅は、不動産情報サイトや広告に掲載されています。また、国から安心R住宅の取扱いを認められた事業者団体は、国土交通省のホームページに掲載されているので、そちらから探すことも可能です。

 

安心R住宅を取扱える事業者団体は限られているため、売却する際も、国から認められた事業者団体に所属している不動産会社に問合せるようにしましょう。

 

※国土交通省のホームページ

http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk2_000038.html

安心R住宅はメリットがたくさん

安心R住宅にまつわる特徴やメリットについて詳しく紹介します。

耐震性などの基礎的な品質を備えている

安心R住宅は、専門家による検査(インスペクション)のもと、構造上の不具合や雨漏りの有無、新耐震基準に適合しているかなど基礎品質における入念なチェックが行われています。

 

このため“中古住宅には劣化・欠陥がある”という従来の認識とは異なり、安心して中古住宅の購入を検討できるというメリットがあります。

リフォームを実施済み、またはリフォーム提案が付いている

安心R住宅では、登録事業者団体ごとに定めている“住宅リフォーム工事の実施判断の基準”に合わせてリフォーム工事が実施され、リフォーム内容も購入者がわかるように公開されています。

 

リフォーム工事を実施していない場合は、費用情報を含むリフォームプランが付くので、これから行われるリフォーム工事に必要となる費用を含めた総合的な費用を、購入前から把握して検討することができます。

今まで実施した点検や修繕の内容、保証がわかりやすい

安心R住宅では広告に、住宅にまつわる詳細情報を開示したうえで、購入を検討している人の求めに応じて、検査基準の適合や工事の実施状況から保険、保証に至るまで、詳しい情報を開示することが義務づけられています。

 

開示を義務づけられている情報には、以下のようなものがあります。

  • 建築時の情報
  • 維持保全の状況に関する情報
  • 保険または保証に関する情報
  • 省エネに関する情報
  • 共有部分の管理に関する情報(共同住宅等)
  • 当該住宅に関する書類の保存状況など

保険に加入できる

安心R住宅は、国の指定した住宅瑕疵担保責任保険法人が提供する既存住宅売買瑕疵保険の対象となります。保険に加入することで、住居の不具合や雨漏りが見つかった場合にも一定期間対応してもらうことができます。

住宅ローン控除が適用になる

安心R住宅を取得する際に瑕疵保険を利用し、一定の条件を満たすことにより、築年数が20年(耐火建築物では25年)を超えている場合にも住宅ローン控除が適用となります。

安心R住宅購入前にチェックしておきたいポイントとは?

安心R住宅の標章は、国から認定を受けた事業者団体のみ取扱いが可能なため、購入前には安心R住宅の標章に登録団体の名称が併記されているか確認しましょう。

 

安心R住宅は、基礎的な品質について専門家のチェックを受けてはいますが、期間を空けてリフォームを検討する際は、時間の経過による劣化なども考えられます。改めてホームインスペクションを受けて、リフォームすべき箇所を調べ直すことも検討してみてください。

安心R住宅の“安心”とは、“中古住宅の基礎的な品質が確保されていることを確認済“という意味での安心です。

 

現行の建築基準法との適合を保証するものではなく、地盤や給排水設備の状態、シロアリ対策などについては専門の調査会社に相談し、調べてもらう必要があります。

 

“安心R住宅だから何もかもが安心”と思わず、あくまで中古住宅の探し方のひとつとして捉え、購入時の参考にしてみてはいかがでしょうか。

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