LIFULL HOME'S PRICE INDEX 5月 月次レポート

株式会社LIFULLは2017年6月29日、「LIFULL HOME'S PRICE INDEX 5月 月次レポート」を公開した。
「LIFULL HOME'S PRICE INDEX」は、都市の住宅市場の動向を世界規模で透明化するため、既存住宅の市場価格の推移を世界同一基準で指数化したものだ。

公開されるのは「中古マンション」と「中古戸建て」で、2017年6月時点での対象地域は、日本の11エリア(東京23区、東京都下、横浜市、さいたま市、千葉市、大阪市、京都市、神戸市、名古屋市、札幌市、福岡市)とアメリカ主要25エリアとなっている。なお、日本の指数については、2010年における東京23区の中古マンション価格の平均を100とし、アメリカの指数については、2016年4月~2017年3月におけるニューヨークの中古コンドミニアム価格の平均を100としている。

国内の中古マンションは6エリアが上昇。名古屋市がマンション、戸建共に上昇率トップに

まずは5月分の国内主要エリアの中古マンションの住宅指数を見てみよう。
国内主要11エリアのうち、対前月比の上昇率順に名古屋市72.2(+4.9%)、大阪市84.1(+1.4%)、東京都下94.7(+1.0%)、東京23区132.3(+0.8%)、千葉市75.2(+0.4%)の6エリアで、先月の4月には変化がほぼ見られなかった東京23区、東京都下が共に微増する結果となった。
東京23区の住宅指数については、中古マンションの対前年同月比で、2013年3月分より51ケ月連続での上昇となり、中古戸建てについても対前年同月比で2014年10月分より32ケ月連続の上昇となった。
4月値で対前月比79.3(+2.2%)と最も高い上昇率を示したさいたま市は、5月値で78.7(-0.6%)と減少に転じており、同じく4月値で94.9(+1.2%)だった横浜市が5月値で94.5(-0.4%)へ、4月値で71.4(+1.3%)だった京都市も、5月値71.0(-0.6%)と減少している。

中古戸建ての住宅指数については、国内主要11エリアのうち、上昇順に名古屋市93.7(+3.5%)、福岡市83.9(+2.6%)、東京都下109.2(+2.3%)、京都市75.7(+1.5%)と、4エリアで上昇が見られた。名古屋市については、中古マンション、中古戸建て共に対前月で、国内主要都市の中でも最も高い上昇率となった。
また、4月値68.4で前月比+13.1%と大きな上昇率を示した札幌は、5月値で67.6(-1.2%)と減少に転じている。

グラフ上:2017年5月の国内主要エリア別の中古マンション、中古戸建ての住宅指数<BR />
グラフ左下:国内主要エリア別の中古マンションの対前月比と対同年前月比<BR />
グラフ右下:国内主要エリア別の中古戸建ての対前月比と対同年前月比<BR />
いずれも、『LIFULL HOME'S PRICE INDEX5月 月次レポート』より作成グラフ上:2017年5月の国内主要エリア別の中古マンション、中古戸建ての住宅指数
グラフ左下:国内主要エリア別の中古マンションの対前月比と対同年前月比
グラフ右下:国内主要エリア別の中古戸建ての対前月比と対同年前月比
いずれも、『LIFULL HOME'S PRICE INDEX5月 月次レポート』より作成

中古Single Family Home サンフランシスコが3カ月連続で前年同月比15%以上の減少

続けて、アメリカの主要6エリアの中古コンドミニアムと中古Single Family Home(戸建て)の住宅指数を見ていく。
コンドミニアムの対前月比は上昇率順に、ニューヨーク106.6(+2.8%)、シカゴ71.0(+2.6%)、ボストン121.9(+1.9%)、シアトル110.3(+1.7%)、ロサンゼルス156.8(+1.2%)、サンフランシスコ177.0(+0.2%)と、主要6エリアの全てが対前月比で上昇しており、4月に引き続き、アメリカ主要都市でのコンドミニアムの上昇傾向が見られる。
Single Family Homeの対前月比は上昇率順に、ボストン146.3(+1.5%)、シアトル142.2(+0.7%)、サンフランシスコ153.5(+0.4%)、シカゴ87.0(0.0%)、ニューヨーク120.0(-0.7%)となっており、ニューヨークを除く5エリアが上昇する結果となった。
このうちサンフランシスコについては、前月比で+0.4%とやや上昇しているものの、3月値で対前年同月比-15.9%、4月値で-16.4%、5月値で-15.6%と調査開始以降3ケ月連続で-15%を超える大幅な減少が続いている。

なお、東京23区とニューヨーク市(ブロンクス区、マンハッタン区、ブルックリン区、クイーンズ区、スタテンアイランド区の5行政区)の2016年4月を100とした2017年5月の騰落率を比較すると、中古マンション(コンドミニアム)においては、東京23区が+4.81%、ニューヨーク市が+8.78%、中古戸建て(Single Family Home)においては、東京23区が+4.66%、ニューヨーク市が+3.11%と、ニューヨーク市のコンドミニアムの伸び率が4~5%高い結果となっている。

LIFULL HOME'S PRICE INDEX 5月 月次レポートの詳細は、「配信元ページを見る」より参照してほしい。

グラフ上:2017年5月のアメリカ主要都市別の中古コンドミニアム、中古Single Family Homeの住宅指数
グラフ左下:アメリカ主要エリア別の中古コンドミニアムの対前月比と対同年前月比
グラフ右下:アメリカ主要エリア別のSingle Family Homeの対前月比と対同年前月比
いずれも、『LIFULL HOME'S PRICE INDEX5月 月次レポート』より作成グラフ上:2017年5月のアメリカ主要都市別の中古コンドミニアム、中古Single Family Homeの住宅指数 グラフ左下:アメリカ主要エリア別の中古コンドミニアムの対前月比と対同年前月比 グラフ右下:アメリカ主要エリア別のSingle Family Homeの対前月比と対同年前月比 いずれも、『LIFULL HOME'S PRICE INDEX5月 月次レポート』より作成

調査概要

<目的>
1.日米の住宅価格を比較できる指標を提供し、経済価値の共有化を目指す
2.将来は多国間の住宅価格を指数化し、経済指標、景気変動指標としての機能を果たす
3.住宅価格を指数化して比較することにより、経済的価値の変動実態を明らかにする

<対象用途>
中古マンション(区分所有建物)、中古戸建て

<利用する情報>
日本:LIFULL HOME'S 不動産アーカイブ
米国:Trovit掲載情報

配信元ページを見る

2017年 06月29日 11時05分