自分らしいマンション選びは「3つのP」で考えよう!

あなたの自分らしい住空間選びは、順調に進んでいるだろうか。初めてのマンション選びとなると、何から始めてよいかわからない、何を基準に選べばよいかわからない、という相談も多く受ける。筆者は、マンション選びを「3つのP」で分類して選ぶことを勧めているが、「3つのP」とは、「Plan(間取り等プラン)」「Place(場所)」「Price(価格)」だ。今回は、「3つのP」のうち、希望条件を考えやすい「Plan(間取り等プラン)」について一緒にみていこう。あなたのマンション選びにおいて、見落としている点に気付いたり、新しい発見があったりすると大変嬉しい。

住戸プランのトレンドは?

バルコニーに対してリビング・ダイニングが横向けに配置されたタイプ。部屋全体が明るく、オーソドックスだが人気が高いバルコニーに対してリビング・ダイニングが横向けに配置されたタイプ。部屋全体が明るく、オーソドックスだが人気が高い

モデルルーム見学をしていると、水回り(キッチン、バス、トイレ等)の進化の速さに驚く。あなたはモデルルーム見学の際、どのようなことを感じているであろうか。進化する設備仕様の一方で、間取りそのものの変化はそう大きくはない。マンション購入者は、シングルもディンクスもファミリーもいて、ライフスタイルも価値観も様々である。購入者のニーズに細かく対応するのは、売り手の事情としては厳しいに違いない。かといって、画一化されたトレンドはつくりにくい。そう、間取り選びには、個人の好みが大きく影響する。

住戸プランを選ぶ際にわかりやすいのは、リビングルームのタイプ。リビングルームが、バルコニーに対して横型に配置されるか、縦型に配置されるか、だ。横型に配置されると、ワイドスパンで明るいリビングルームとなる。縦型だと、リビングの隣室がバルコニーに接するプランが多く、通風採光が確保された一部屋が確保されることとなる。さらに部屋の配置は、リビングルームが南向きか西向きかという向きによっても考えたいところだ。

大規模マンションなどでは、プラン数が多いものもある。角住戸はバラエティが多いし、コンパクトタイプにも良く工夫された間取りが多くて参考になる。専有面積が広くなくても、廊下やデッドスペースが少ないものは、使い勝手が良い。逆に広くても、無駄な空間があると、どうにかできなかったのだろうか、などと思ってしまう。廊下の配置や収納スペース、などは気にしたいし、何よりも自分にとっての「使い勝手の良さ」を重視したい。工夫された個性的な間取りであっても、自分が快適さを感じなければ、自分らしい豊かな住空間とはならず、後悔を伴う高額すぎる買い物となるので注意したい。

住戸プラン選びは、何を優先する?

リビング・ダイニングとキッチンとの一体感が得られる、カウンターキッチンのタイプリビング・ダイニングとキッチンとの一体感が得られる、カウンターキッチンのタイプ

あなたは何を優先して間取りを選んでいるだろうか。リビングルーム?キッチン?収納?向き?使い勝手?いずれも正解である。自分らしい住空間を手に入れたいなら、あなたのこだわりを満たすプランを選ばなければならない。キッチン一つをとっても、様々なタイプがあり特徴がある。クローズ(壁付け)型・オープン(壁付け)型・セミオープン(対面)型・I型・Ⅱ型・L型・U型・アイランド型などいろいろだ。

例えば、対面型は洗い物やお料理をしながらも家族の様子が見え、会話ができ、と楽しい空間となりそうだ。その一方で、料理中の臭いや音がリビングに洩れる。アイランド型は、キッチンスタジアムのようで、お料理好きやパーティ好きにはたまらない魅力。だが、広さも資金も必要だ。「安心の予算内ならば、2LDKか?それとも1LDK+アイランドキッチンか?」と問われれば、部屋数かアイランドキッチンかを選ばなければならない。では、資金がふんだんにあれば希望に適う住戸プランを手に入れられるか、というと必ずしもそうではない。悲しいかなすべての希望に100%適う住戸はごく少数だ。だからこそ、希望条件を抽出し、優先順位を決めて、上位の希望条件を満たす住戸プランを選んでいく必要がある。

あなたは、どのように暮らしたい?

自分らしい住戸プラン選びに大切なのは、「自分を知る」こと。「自分のライフスタイルを知る」ことだ。自分の希望のライフスタイルを明確にして、マンションの住戸プランとマッチングさせていこう。モデルルーム、パンフレット、現地等をじっくり見て、この間取りタイプで、自分らしい豊かな暮らしが送れるかしら?と想像するとよい。新規で販売されているものとマッチングしなければ、中古マンションを購入してリフォームする方法もある。こだわり派に多いのが、「中古マンション+こだわり(付加価値)=リノベーション」という購入法である。そう、マンションの中身(間取りや設備仕様)は変更できるのだ。

ただし、中古マンションを購入してリフォームする場合には、マンションの購入価格以外にリフォーム費用が必要になる。また、構造上改修工事ができない箇所もある。これは、住戸タイプを選ぶ際には、「購入後にリフォームできない点を優先して選ぶこと」を意味する。重要である。例えば、部屋数よりも広さ(専有面積)。間取りよりも、天井高だったり、向きだったりする。水回りの位置や二重床、二重天井といった構造上のことが、改修のしやすさだったり、改修費用の違いに反映されたりする。この視点は、中古マンションを購入する時だけでなく、新築マンションを購入する際にも大切だ。あなたが購入するマンションに少なくとも10年以上は住みたいと思っているならば、将来のリフォームということも視野においておく必要があるからである。

自分らしい住戸プラン選び「5ステップ」

ここまで、住戸プランの選び方をご紹介してきたが、いかがであろうか。以下に自分らしい住戸選びの「5ステップ」をまとめてみた。あなたの「自分らしい住戸選び」の参考になれば、これほど嬉しいことなない。

1)自分の希望のライフスタイルを明確にする
 ※ライフスタイルは、中長期で考えよう
2)自分らしいライフスタイルに必要な住空間の条件をピックアップする
3)必要条件・希望条件に優先順位をつける
※その際、購入後に変更できないもの、後で変更すると高コストとなるものを重視しているかを確認しておく。
4)優先する希望条件が販売されているマンションで叶うかどうかをチェックしていく
5)マッチングしそうなマンションをモデルルームや現地にて、現物確認