- 一人暮らしの平均的な生活費
- 一人暮らしの生活費は全国平均で約18万円ですが、家賃はエリアで大きく異なります。特に都心部では高くなるため、住む場所に合わせて予算を立てましょう。
詳しくは、「一人暮らしの平均生活費(家賃込み)は17万9,795円/月」をご覧ください。 - 生活費を無理なく抑える方法
- 生活費を抑えるには、自炊や水道光熱費のプラン見直し、格安SIMへの切替えといった日々の工夫が大切です。自分に合った方法で、無理なく節約を続けましょう。
詳しくは、「一人暮らしの生活費を抑える方法」をご覧ください。 - 家賃が安い物件を見つけるコツ
- 家賃を抑えるには、条件の優先順位を決めておくことが大切です。家賃相場が低いエリアを選んだり、駅からの距離や築年数などの条件を緩和したりすると、手頃な物件が見つかりやすくなります。
詳しくは、「家賃の安い物件を見つけるコツ」をご覧ください。
初めて一人暮らしをする人にとって、新生活にさまざまな期待が膨らむ一方、お金についていくらかかるのか分からないと不安を感じる面もあるのではないでしょうか。
安定した生活を送るためには、あらかじめおおまかな支出の目安を把握しておくことが大切です。
今回は一人暮らしにかかる1ヶ月の生活費について、平均額と安く抑えたモデルケースの2パターンから解説します。
一人暮らしの平均生活費(家賃込み)は17万9,795円/月

まずは、一人暮らしにかかる平均的な生活費について見ていきましょう。
総務省統計局の2021年「家計調査」(※1)によれば、単身世帯で民間の賃貸物件に住んでいる人の平均生活費は以下のとおりです。
費用項目 | 金額 |
|---|---|
食費 | 3万7,378円 |
住居費 | 5万1,472円 |
水道・光熱費 | 1万240円 |
家具・家事用品費 | 6,357円 |
被服費 | 5,514円 |
保健医療費 | 6,905円 |
交通・通信費 | 2万715円 |
教養・娯楽・教育費 | 1万8,540円 |
その他 | 2万2,674円 |
合計 | 17万9,795円 |
平均的な一人暮らしの生活では、住居費を含めて、支出の目安は毎月18万円程度と考えることができます。そのため、まずはこのデータを基準にして、家計の収支計画を立てていくといいでしょう。
ただし、内訳のうち住居費5万1,472円は、あくまでも全国平均のデータである点に注意が必要です。
総務省統計局の2018年「住宅・土地統計調査」(※2)によれば、家賃の全国平均は5万5,695円となっている一方、東京都は8万1,001円と平均より約2万5,000円も高い結果となっています。
仮に、家計調査の平均データに家賃2万5,000円を上乗せすると、生活費は1ヶ月当たり20万5,000円程度かかる計算となります。
※1 総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯〈用途分類〉1世帯当たり1か月間の収入と支出 住居の所有関係別(2021年)」
※2 総務省統計局「平成30年住宅・土地統計調査」
無理のない家賃設定はいくらまで?

生活費のデータを見ても明らかなように、毎月の出費のなかでもっとも大きな金額を占めるのは家賃です。金銭的に安定した生活を送るためには、無理のない家賃設定が基本のテーマとなります。
一般的に、無理のない家賃は「手取りの3分の1まで」とされています。手取りとは、給与から所得税や住民税、社会保険料などを差し引いた金額のことであり、自由に使えるお金と考えて問題ありません。
額面収入から計算すると、手取りはおよそ75~85%程度になります。たとえば、月収25万円の人なら手取りは約19万~21万円、無理のない家賃は6~7万円と計算できます。
ただし、貯金に力を入れたい場合や趣味にお金を使いたい場合は、もう少し基準を下げる必要があります。また、反対に都心部などの地価が高いエリアで部屋探しをする場合や、あまり普段の出費がない場合は、少し基準を上げて考えるケースもあります。
先ほど紹介した家計調査のデータを基に、住居費以外の支出イメージを固めて、毎月捻出できる家賃を逆算してみるといいでしょう。
家賃・賃料6万円以下の快適物件 家賃・賃料8万円以下の物件
月10万円で生活は可能? 生活費をシミュレーション

平均的なデータからすれば、一人暮らしには毎月少なくとも20万円前後のお金がかかることが分かりました。
それでは、できるだけ出費を切り詰めた場合には、1ヶ月当たりどのくらいの金額で生活することができるのでしょうか。
ここでは、一例として、生活費を10万円に抑えるモデルケースを見ていきましょう。
費用項目 | 金額 |
|---|---|
食費 | 3万円 |
住居費 | 4万円 |
水道・光熱費 | 7,000円 |
交通・通信費 | 6,000円 |
その他の費用 | 1万7,000円 |
合計 | 10万円 |
上記のように、家賃(管理費を含む)を4万円程度に抑えることができれば、毎月の生活費を10万円に収められます。
ただし、住居費と食費、水道・光熱費、交通・通信費を差し引くと、残り1万7,000円のなかでさまざまな費用をやり繰りする必要があります。
具体的には「交際費」「被服費」「医療費」「日用品費」「趣味費」「理美容費」「保険代」などが含まれます。多くの費用を切り詰めなければならないため、毎日の生活で節約への高い意識が求められるでしょう。
また、食費を3万円に抑えることを考えると、基本的には自炊が前提となります。このように、毎月10万円に抑えようとすると全体的に厳しい節制が求められるため、長く続けることは前提にしないという意識も持っておくことが大切です。
一人暮らしの生活費を抑える方法

生活費を極端に抑えることは難しくても、ちょっとした工夫で無理なく節約できるのであれば、実践してみるのに越したことはありません。
出費を抑えるには、家賃を安くするのがもっとも重要なポイントですが、ここではまず、それ以外の生活費を節約する方法を見ていきましょう。
食費を抑える方法
食費を抑えるコツには以下のようなものが挙げられます。
食費を抑えるコツ
- できる限り自炊を心がける
- 食材のまとめ買いで買い物の回数を減らす
- 作り置きおかずを活用する
- 献立を週ごとにルーティン化する
- 副菜は簡単なもので済ませる
食費を節約するには、自炊中心の生活を心がけるのが基本ですが、料理が得意でない人や忙しい人には難しい面もあります。そこで、自炊を続けるためのコツを押さえておくといいでしょう。
あまり完璧を求めず、作り置きおかずや簡単な副菜を利用し、献立もルーティン化してしまうと楽に自炊を続けることができます。
そのうえで、自炊できない日は以下のポイントを心がけることも大切です。
ポイント
- コンビニや自販機での買い物は控える
- ご飯はなるべく炊くようにする
- クーポンを活用する
- 外食費の上限金額を決めておく
水道光熱費を抑える方法
水道光熱費の節約は、毎日の小さな積み重ねが大事になるので、無理なく無意識のうちに続けられるような仕組みをつくることがポイントです。
ポイント
- プロパンガスではなく都市ガスの部屋を選ぶ
- ライフスタイルに合った電力会社、プランで契約する
- 古い家電製品を見直す
- 節水グッズを活用する
- エアコンの温度を一定にする
- タップ式のコンセントで待機電力の消費を抑える
その他の費用を抑える方法
その他の費用については、人によってかかる金額が異なるので、自分に合った方法を見つけるといいでしょう。
ここでは、節約方法の具体例をいくつか紹介します。
通信費・交通費
- スマホの契約プランを見直す
- 格安SIMに切り替える
- インターネット回線のプランを見直す
- インターネット料金無料の部屋を探す
- 公共交通機関に頼りすぎず徒歩や自転車を利用する
娯楽費
- 毎月の支出額を決める
- お金のかからない趣味を見つける
- 不要なサブスクリプションサービスを見直す
また、LIFULL HOME’Sが実際に一人暮らしをしている人を対象に実施した、アンケート調査の結果もぜひ参考にしてみてください。
スーパー近くの物件 都市ガスが使える物件家賃の安い物件を見つけるコツ

最後に、家賃を抑えるためのコツを見ていきましょう。
必要な条件を整理して優先順位を決めておく
家賃を抑えるためには、部屋探しの条件設定を上手に行うことが大切です。
基本的には、あれもこれもとこだわりすぎてしまうと家賃も高くなるので、自分にとって優先度の高い条件を明確にするのがコツです。
たとえば、人気の「バス・トイレ別」という条件を外すだけで、同じ条件下でも家賃に大きな違い生まれます。水回りについてあまりこだわりがないという人は、バス・トイレ一体型の物件にも目を向けてみるといいでしょう。
このように、妥協できるポイントを見つけておくと、家賃設定を柔軟に行いやすくなります。
家賃相場が低いエリアに絞る
家賃は、駅や市区町村といったエリアによっても異なります。特に東京都などの都市部では、少し駅やエリアを変えるだけで家賃相場に大きな差が生まれるケースもめずらしくありません。
LIFULL HOME’Sの「家賃相場」では、エリアごとの平均的な家賃を簡単に調べることができます。家賃を抑えたい場合は、先に家賃相場でおおまかなターゲットを絞り込んでおくのがおすすめです。

家賃相場
駅までの距離や築年数などを緩和する
エリアや広さなどの条件が固まっている場合は、駅までの距離や築年数などの条件を少しずつ緩めながら探すのもコツです。
自転車の利用も視野に入れて、徒歩所要時間を15分以上に設定し直してみると、意外な好条件の物件が見つかることもあります。
また、築年数が経過していても、リフォームによって内装がきれいに整っている物件もあります。新築や築浅で理想の物件が見つからない場合は、築古物件にも目を向けてみるといいでしょう。
まとめ

- 一人暮らしの平均生活費は1ヶ月当たり約18万円
- ただし、家賃は5万円強の設定なので、都心部では少し高めに見積もる必要がある
- 家賃は手取りの3分の1が目安だが、住みたいエリアやライフスタイルによっても異なる
- 生活費の節約については自分に合った方法を見つけるのが成功への近道
- 家賃を抑えるには条件設定を上手に行い、妥協できるポイントを見つけておく
賃貸物件を探す 家賃相場を調べる
よくある質問
Q.1:初めての一人暮らし、生活費は毎月いくらくらい必要ですか?
A.1:総務省の調査によると、一人暮らしの平均的な生活費は家賃込みで、月々およそ18万円です。ただし家賃はエリアによって大きく変わるため、まずは住みたい場所の家賃相場を調べることから始めましょう。
Q.2:自分の収入だと、家賃はいくらまでの物件が適切ですか?
A.2:無理なく支払える家賃は「手取り月収の3分の1まで」が目安とされています。例えば、税金などが引かれた後の手取りが21万円なら、家賃7万円までの物件を探すと生活に余裕が生まれやすいでしょう。
Q.3:東京での一人暮らしは、地方よりどのくらい生活費が高くなりますか?
A.3:東京では家賃が高くなる傾向にあります。記事のデータでは、家賃の全国平均がおよそ5万6,000円であるのに対し、東京都はおよそ8万1,000円と、2万5,000円程度の差があります。東京で暮らすなら、この差額を考慮して資金計画を立てると安心です。
Q.4:生活費の中で、特に大きな割合を占めるのは何ですか?
A.4:毎月の支出で最も大きな割合を占めるのは「住居費(家賃)」です。そのため、安定した一人暮らしを送るには、自分の収入に見合った家賃の物件を選ぶことがとても重要です。
Q.5:節約して、月10万円で生活することはできますか?
A.5:家賃を4万円程度に抑えられれば可能です。ただし、食費を抑えるために自炊を基本にするなど、日々の生活で節約を強く意識する必要があるでしょう。
Q.6:毎月の生活費を無理なく節約するには、何から始めるのがよいですか?
A.6:最も大きな支出である家賃の見直しが、一番効果的です。その上で、自炊で食費を抑えたり、スマホを格安SIMに切り替えたりと、毎月決まって出ていく固定費から見直すのがおすすめです。
Q.7:自炊が苦手です。料理以外で食費を節約するコツはありますか?
A.7:コンビニでのついで買いを減らす、月の外食費の上限を決めておく、などといった工夫で食費を抑えられます。
Q.8:ガス代や電気代などの光熱費を安くする方法はありますか?
A.8:部屋探しの際に、プロパンガスより料金が安い傾向にある「都市ガス」の物件を選ぶのがおすすめです。また、自分の生活スタイルに合った電力会社のプランに見直すことも節約につながります。
Q.9:家賃が安い物件を効率よく見つけるには、どうすればよいですか?
A.9:部屋探しの希望条件に優先順位をつけることが大切です。「バス・トイレは一緒でもOK」「駅からの距離は徒歩15分以上でも大丈夫」など、妥協できる点を見つけると、お得な物件が見つかりやすくなるでしょう。
Q.10:築年数が古い物件は、住み心地がよくないのでしょうか?
A.10:築年数が古くても、リフォームで内装がきれいな物件はたくさんあります。新築や築浅にこだわりすぎず、築年数が経った物件にも目を向けてみると、家賃を抑えながら快適な部屋を見つけられる可能性があります。
更新日: / 公開日:2022.09.15










