駅近のマンションや一戸建ては資産価値が高いの？

マンションや一戸建てを購入する際に意識したいのが「資産価値」です。資産価値とは、もし将来的に物件を手放すことになったとき、いくらで売ることができるか、その物件が持つ不動産的価値を意味します。

 

不動産の資産価値は、利便性の高さで決まるといわれています。たとえば、駅からの距離などの交通利便性、スーパーや学校、病院などの施設が充実していることの生活利便性、さらに物件の住みやすさや安全性なども資産価値を決める条件に含まれます。

 

ここでポイントとなるのが、駅近物件は需要が高く、一定期間を経ても価値が落ちにくいという点です。賃貸で駅近物件の家賃設定が郊外よりも高い傾向にあるのはそのためで、さらに駅周辺にある物件数は数が限定されることから、駅に近いエリアの住宅は資産価値が高いとされています。

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駅から遠い郊外は資産価値が低くなるの？

駅近物件は資産価値が高い傾向がありますが、ほかにも、「住みたい街ランキング」などで上位にランクインする人気エリアなどは、駅から距離があっても資産価値が高い傾向があります。また、景観がよい湾岸エリアや生活に必要な施設が充実している郊外なども、生活満足度の高さから資産価値が落ちにくいとされています。

 

最近は、テレワークなどの普及により、郊外に広い家の購入を検討する人が増えてきました。資産価値の高さという点では駅近物件よりも劣りますが、駅近物件と同じ価格で、より広い専有面積で条件のよい住まいを手に入れることができるなど、郊外ならではの魅力にも注目が集まっています。

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駅近の物件のメリットとデメリットは？

駅が近い物件には、メリットもあればデメリットもあります。まず、メリットとしては以下の点が挙げられます。

駅から徒歩数分の家は、通勤や通学がしやすく、駅周辺のスーパーやスポーツジムなどへも通いやすいというメリットがあります。また、夜遅い帰宅になっても営業している店が多いため、安全面の不安も少ないのではないでしょうか。さらに、資産価値の高さからマンションの場合は将来的に賃貸に出したり、売却をしても買い手がつきやすいことも駅近のメリットといえるでしょう。

 

一方、駅近ならではのデメリットとしては、以下の点が挙げられます。

利便性が高い分、価格も高いのが駅近の最大のデメリットです。家を建てられる土地や物件数が少ないこともあり、土地価格は高い傾向があります。また、窓を開けても目の前に建物があったり、人出の多さから騒音が気になったりすることもあるでしょう。線路沿いに立つマンションは電車の音や振動などが気になるかもしれません。

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駅近の物件を選ぶ際のポイントと注意点

 駅の近くに住宅を購入する際には、購入後に後悔しないためにも、以下の点について意識してみましょう。

駅の近くといっても、実際に足を運ぶと想定外に時間がかかる場合もあります。駅の出入り口とは逆の場所だったり、上り坂などがあって時間がかかってしまうケースなどが挙げられます。まずは、現地に行って周辺環境を確認し、駅近としてのメリットが果たせているのかどうか、しっかりと確認することが大切です。ほかにも、騒音が気になる建物が近くにないかなど、周辺環境はあらかじめ確認するようにしましょう。

 

また、エリアによっては駅開発などで周辺環境が変わるケースも想定されます。高層ビルやマンションが建つことで、日当たりが悪くなる可能性があります。開発が予定されている地域では生活に影響を及ぼす点がないかどうかも調べておきましょう。

 

「駅からは近いけれど、本当に資産価値が高いのか気になる」という方は、「住まいインデックス」というサービスを使って地図から家賃相場を見て確認するという方法もあります。売却時の相場が気になるという方は、ぜひ役立ててみてください。

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まとめ

駅近の物件は資産価値が高い傾向にありますが、一番大事なことは自分に合った家を選ぶことです。駅近のメリットやデメリットについて理解したうえで、住みたい家を選ぶようにしましょう。

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