目次
1. 一人暮らしで最低限かかる費用
2. 固定支出は大きい。固定支出の一つ、「住まい」の家賃を左右する要因
 2ー1. 立地 (最寄り駅や駅徒歩分数)
 2ー2. 広さや間取り
 2ー3. 築年数
 2ー4. セキュリティの高さ
 2ー5. ペット可
 2ー6. 無料Wi-Fi
3. ライフスタイルで変わる支出
 3ー1. 食生活
 3ー2. 交際費
 3ー3. 趣味や嗜好品、娯楽
 3ー4. 美容・服など
 3ー5. 自己投資

一人暮らしで最低限かかる費用

一人暮らしで最低限かかる費用
まずは、一人暮らしでどの程度の費用が必要になるのかを把握することが大切です。一人暮らしで必要になる主な費用としては以下のものを挙げることができます。

・家賃
・食費
・水道光熱費
・通信費
・交通費
・美容費
・娯楽費
・交際費
・雑費


これらの合計で、単身世帯ではどの程度の支出を行っているのでしょうか?

・エリアごと
住んでいるエリアによって家賃相場などは異なりますし、暑さ寒さの変動が大きいところであれば光熱費は季節によって大きく異なります。そこで、総務省の家計調査からエリアごとの単身世帯の消費支出を調べてみました。

総務省の家計調査によると、単身世帯の消費支出の平均はエリアごとに以下のようになっています。

エリア消費支出
(2018年4月〜6月)
北海道・東北地方140,669円
関東地方164,634円
北陸・東海地方152,291円
近畿地方148,420円
四国・中国地方140,499円
九州・沖縄地方141,648円

※総務省 家計調査(https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003005368)

やはり、物価の高い関東が最も消費支出が多くなります。

北海道・東北は4月〜6月は消費支出が少ないですが、寒さが増す冬場は電気代金が増加して支出が他のエリアと比較して1万円以上高くなる傾向があります。

季節によって変動があるものの、最も消費支出が多い関東地方と、消費支出が低いエリアの消費支出は1ヶ月あたり2万円以上の違いがあることが分かります。

必要な生活費はいくらなのかはどこに住んでいるのかによって、大きく異なりますので、ご自分のエリアの平均支出と、ご自分の生活費を比較して、自分の生活費の方が高いのであれば、まだ節約の余地があると考えることができるかもしれません。

固定支出の一つ、「住まい」の家賃を左右する要因

固定支出は大きい
固定支出は家計の中で最も大きな部分です。固定支出とは家賃や水道光熱費や通信費など、1ヶ月の中で、必ず固定的に必要になる支出になります。

その中で最も大きな支出と言えるものが家賃です。家賃の相場はどのように決まるのでしょうか。

・立地 (最寄り駅や駅徒歩分数)
「〇〇駅徒歩〇〇分」というのが立地です。基本的には駅から近ければ近いほど利便性が高いため家賃は高くなる傾向にあります。

また、吉祥寺や下北沢などの人気の駅の方が家賃は高くなりますし、複数の路線が乗り入れている駅の方が家賃は高くなります。そのほか、学校が近い、病院が近い、ショッピングモールが近いなど、住んでいる所の利便性が高い方が家賃は高くなる傾向にあります。

家賃を節約したいのであれば、郊外に居住する方がよいのですが、その分利便性は悪くなってしまいます。

・広さや間取り
広さや間取りでも家賃の変動はあります。単純に広ければ広いほど家賃は高くなります。

また、間取りもリビングダイニングがついている物件は高くなりますし、バス・トイレ別の物件は高くなり、ユニットバスの物件や、そもそもトイレが共同という物件は家賃は安くなります。

・築年数
新しい物件ほど家賃は高くなります。
最近は築年数が経年した物件をリフォームしている物件も多いので、そのような内装や設備が新しく家賃の安い物件を探すというのも、生活費を節約するための方法の1つでしょう。

・セキュリティの高さ
オートロックや管理人がいる、モニター付きインターホンがあるなど、セキュリティが高い物件も家賃は高くなります。

・ペット可
ペット可の物件も家賃は高くなります。

なお、ペット可の物件は退去時の修繕が必要になる場合も少なくないので、敷金が高くなり、初期費用が高額になる傾向もあります。

・無料Wi-Fi
無料Wi-Fiがついている物件も家賃は高額になることが一般的です。

ただし、Wi-Fiがついていない物件でインターネットを利用する場合には、自分で回線を引く必要があるため、インターネットのために別に1万円弱を払うのか、割高の物件を借りてインターネットを無料で利用するのかを比較しましょう。

場合によっては無料Wi-Fiがついている物件を借りた方が、通信費の節約になることもあります。

ライフスタイルで変わる支出

ライフスタイルで変わる支出
このように、家賃は立地や広さなどの様々な要素によって金額が異なります。しかし、住まい以外のライフスタイルによっても支出は大きく異なるものです。ライフスタイルによってどの支出がどの程度変わるのかをご説明していきます。

・食生活
最も大きな違いを生むのは、自炊をするのか外食をするのかということでしょう。関東地方単身世帯の平均的な1ヶ月の食料に支出しているお金は材料・調味料・外食代などの合計で4万円程度です。
※総務省 家計調査(https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003005368)

このうち、外食に使っている支出が1万1,000円程度ですので、例えば1回の外食で2,000円支出すると考えると、平均的には月に5〜6回程度の外食ということでしょう。

しかし、「夕食は基本外食」という人はどうでしょうか。1回の外食を2,000円と考えると30日間で6万円です。食生活が自炊が多いのか、外食が多いのかということでも、食費にかかる支出は大きく異なるのです。

・交際費
交際費は、人によって個人差がありますが、節約できる部分でもあります。特に年末年始やイベントシーズンなどは多めにかかってしまうこともあるでしょう。無理なく交際費を抑えるためには、普段の飲み会の回数を減らしたり、自宅で飲むなどの工夫をしましょう。

・趣味や嗜好品、娯楽
総務省の家計調査によると、関東地方の単身世帯が酒類に使っている平均支出が約1,600円、飲料が約3,400円、コーヒー・ココアが約800円となっています。(前述した食料費に含まれる)
※総務省 家計調査(https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003005368)

毎日お酒を飲む人は毎月1,600円の支出ですまない可能性があります。この点もライフスタイルによって、支出が大きく異なる点ということができるでしょう。

・美容・服など
美容や服などのおしゃれに使うお金も、人によって差が出やすい部分と言えます。例えば美容院代を抑えたい場合、カットだけで済むならリーズナブルなヘアカット専門店に行く方法もあります。

「美容や服へかけるお金は削れない」という人は、自炊をするなど、他の支出を節約する方法を考えましょう。

・自己投資
その他、英会話や資格取得のために必要な費用などで支出をしている人も少なくありません。ただし、この費用は人それぞれです。

毎月お金に余裕がある人は高額な英会話教室に通っているのかもしれませんし、自己投資をする余裕がない人もいるかもしれません。「自己投資をしたい」と考えた場合には、投資に必要な資金を捻出できるように、他の支出を抑えるようにしましょう。

おわりに


生活するエリアによって家賃は異なりますし、ライフスタイルによっても支出する項目は異なります。いずれにせよ、毎月の支出がエリアの平均よりも多ければ、節約できる余地があると考えられます。

「自分が何を我慢することができ、何を削ることができないのか」を明確にして、削ることができる支出の中で平均値よりも高い支出があるのであれば、節約にチャレンジしてもよいでしょう。

まとめ
・家計支出はエリアによって異なり、関東と地方の差は2万円以上

・自分が居住するエリアの支出と自分の支出を比較することが大切

・家賃は最も大きな固定費!立地や場所などと勘案して身の丈にあった物件を

・項目ごとの支出はライフスタイルによって大きく異なる、何を削ることができるのかを明確化

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(2018/12/03)