とっても重要!何にもわからないノープランくんでもわかる かんたんお金の話 | STEP1 まずはライフプランを立てるべし!
いざ家を買おうと決めたものの、何から始めればいいのかさえ分からないお気楽サラリーマンのノープランくん。
夢のマイホームの実現へとっても重要なお金に関する初心者の疑問・質問に、ファイナンシャルプランナーの吹田先生が丁寧に答えてくれました。無料で住まいの窓口に相談する
吹田 朝子さん
STコンサルティング有限会社代表取締役。国内保険会社で企画・調査、予算管理部門を経て、1994年に独立。著書に、「『マイホーム』賢い人はこうして買う!」(PHP研究所)など。
まずはライフプランを立てるべし!
人生最大の買い物といってもいいマイホームの購入にかかる費用や住宅ローンは、今後のライフプラン(人生設計)に大きな影響を与えます。そのため、今後の人生でどれだけのお金がかかるのかをシミュレーションしておくことが重要です。
ライフプランに沿ったキャッシュフロー表を作り、自分に合った計画を立てることがポイントとなります。

- え~、何からやればいいのかまったく分かりません!

- 何も分からない…。逆に潔いですね

- はい! 調べようと思ったんですが、難しくて…

- 最初はみんなそうですから。まずは…

- まずは貯金ですか? 貯金はそこそこありますよ!

- 貯金はもちろんですが、これからかかるお金の総額を理解することからですね

- ? 家って3~4千万円くらいじゃないんですか?

- 家の価格だけじゃなく、今後の家族の生活のことも考えましょう。そのために、ライフプランを立てることが第一歩です
[今後必要となるお金の一例]
教育・結婚
- オール公立で幼稚園~大学
- 769万円/1人
- オール私立で幼稚園~大学
- 2,219万円/1人
- 子どもの結婚援助金
- 189万円/1人
ライフイベント
- 車
- 170万円/7年ごと
- 家具・家電
- 10万円/1年
- 旅行
- 14万円/1年
- 趣味
- 12万円/1年
住宅
- 賃貸料
- 7万円/1カ月
- 住宅購入年返済額
- 114万円/1年
セカンドライフ
- 65歳から
- 284万円/1年
- 65~80歳まで
- 総額4,544万円
※スルガ銀行「ライフプランシミュレーション」で編集部が試算。
34歳の同い年夫婦、5歳と0歳の子どもがいて、34歳でマイホームを購入することを想定
[今後必要となるお金の一例]
※マイホーム購入の2018年時点で、夫・妻34歳、娘5歳、息子0歳、貯蓄1,500万円からスタート
住宅購入の頭金は多い方が有利ですが…
頭金はもちろん多い方が住宅ローンの借入額が減り、利息の総額も少なくなります。低金利なら上手に活用して手元に残しておく現金とのバランスも考慮したいところです
毎月ためたい住宅修繕費
戸建てを購入した場合は約10~15年ごとにかかる修繕費を計算しておきましょう。マンションの修繕積立金のように毎月ためるスタンスがベターです
子どもの教育費は計画的に貯蓄
公立・私立など選んだ学校によりますが、子どもの教育には総じて多くの費用がかかります。いつ頃から塾通いするかなど、夫婦の教育方針を決めて早めに積み立てを
ローン完済は定年後?
住宅ローンを組む際、毎月の返済額を抑えるために多くの人が選択する35年の長期ローン。34歳で借りた場合、返済終了は一般的な定年後の68歳になります

吹田さんのワンポイント!
住宅購入は、環境も変化するので、家庭のお金が大きく変わります。まずは、子どもの成長や進学など必ず起こる出来事から明確にして、途中の資金繰りに無理がないようにすることが大切。家族の希望を聞きながら、優先順位を決めるプロセスも大事な作業です。
取材・文=越智龍二 / イラスト=オオノマサフミ
編集= LIFULL HOME'S 編集部
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更新日: / 公開日:2018.09.25
















