家を買おうか!その前に…お金の常識講座 ③住宅ローンの賢い選び方 - 上級編
「お金の常識講座」第3回となる今回は、自分に合った住宅ローンの選び方について解説! 住宅ローンの比較方法や、審査に関わるポイントなどなど、住宅ローンを選ぶ際に大事な内容ばかりです。ぜひご覧ください。無料で住まいの窓口に相談する
住宅ローンを選ぶ際の3つのポイント
低金利に惑わされず、総返済額を考慮した上で複数の金融機関に同時に申込みするのがコツです。住宅ローン借り入れ可能額が分かる無料ウェブサービス「モゲスコア」でのシミュレーションもオススメ。自己資金の金額や、転職、結婚などでも条件は変わるので、より有利なタイミングを探っていくのがよいでしょう。
1金利ではなく総返済額で選択する
固定特約ローンの比較

一見、Bが安そうに見えるが通期で見ると…
| プランA | プランB | |
|---|---|---|
| 当初10年間の金利 | 年0.9% | 年0.54% |
| 11年間以降の金利 | 0.875% | 1.541% |
| 総返済額 | 3491万円 | 3593万円 |
※3000万円の住宅ローンを35年間借りた場合。出典: MFS
プロからのワンポイントアドバイス
プランAとBは一見したところ、Bの方が当初10年間の金利が低いため良く見えますが、この数字だけで判断してはいけません。11年目以降に変更される金利を含めて両プランを計算してみると、Aが3491万円、Bが3593万円と総返済額においては優劣が逆転します。
このように目立って見える金利だけで判断するのではなく、トータルの総返済額を計算した上で、より良いプランを選びましょう。
2複数銀行に同時申込みする

プロからのワンポイントアドバイス
このプランも金利が年0.59%であれば「安い」と判断できますが、実際は0.59%~1.240%と幅があり、借りる人によって適用金利が変わることに注意が必要です。自分に適用される金利は申込み後でないとわかりません。同時に複数の申込みを行い比較するとよいでしょう。
3審査に通りやすくしてから申込む

プロからのワンポイントアドバイス
債務はない方が、年齢は若い方が良いとされ、独身より既婚者、会社を辞めて独立するなら辞める前の方が審査に通りやすくなります。より有利な条件を自分で追求して申込みしましょう。
取材協力=塩澤祟さん / 取材・文=越智龍二 / イラスト=柏原全作
編集= LIFULL HOME'S 編集部
更新日: / 公開日:2018.09.06














