物件を選ぶ上で、住まいの維持費は重要なポイントです。しかし物件を購入する段階では、維持費がどの程度必要になるのか、なかなかわかりにくいもの。

そこで今回は、マンションと一戸建てでは、長い目で見たときどのくらいの違いがあるのかを、わかりやすく解説します。

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マンションの場合、毎月の管理費・修繕積立金がかかります。

 

マンションは各部屋の所有者で組織する管理組合で修繕方針を決めるため、維持費が高くなるかどうかは管理組合次第という側面があります。

 

修繕費用は修繕積立金から拠出するため、個別に費用が発生することは基本的にありません。

 

ただし、新築マンションは修繕積立金が安く抑えられていることが多く、修繕計画では数年ごとに値上がりするプランとなっている場合も多いです。

 

そのため、大規模修繕で修繕積立金が不足する場合には、一時金を負担しなければならないこともあります。

 

必ず管理費や修繕費がかかるのが特徴です

必ず管理費や修繕費がかかるのが特徴です

例えば、当初は5,000円だった修繕積立金が5年ごとに5,000円値上がりする計画となり、新築後20年では2万5,000円となることも珍しくありません。

 

また自家用車があれば駐車場代もかかり、機械式駐車場の場合は維持管理、さらに将来の修繕や交換の際にはかなりの費用がかかります。

 

エレベーターもメンテナンス費用がかかるでしょう。機械式駐車場やエレベーターは共用部であるため、修繕積立金で対応することになりますが、積立残高が足りないようであれば一時金を出すことになります。

 

駐車場の種類によっても費用が変わることがあります

駐車場の種類によっても費用が変わることがあります

マンション内で所有者単独で自由に修繕できるのは、専有部である室内だけですが、管理規約により規制が入ることもあります。特に、大きなリフォームをする際には管理規約を確認することが必要です。

 

専有部のリフォームとしては、浴室やトイレ、キッチンなどの水回りを交換する際に大きな費用がかかります。また内壁を壊して間取りを変更するといったリノベーション工事をする場合は500万円以上の費用がかかることもあります。

 

マンションは住宅ローンの支払いが終わっても、管理費・修繕積立金を毎月合計3万円程度、自家用車があれば駐車場代を負担しなければなりません。

 

また固定資産税もかかるため、都内であれば年間で50万円程度は維持費として考えておく必要があるでしょう。

 

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リフォームしたくなることも考えて資金計画を立てておくといいでしょう

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一戸建ての維持管理費用は、土地建物のすべてが個人所有となるため、住む人の修繕の仕方で大きくかわります。

 

敷地の雑草取りなどの手間をかけるのか、造園会社などに定期的に依頼するのかで費用がかわります。

 

外壁修繕で塗装をする際には、依頼する会社、塗料、施工方法などでかわり、DIYで対処するのであれば手間はかかりますが費用を大幅に減らすことができるでしょう。

 

また、新築物件であれば、築後数年間は修繕などの必要はありませんが、中古物件の場合は外壁をはじめ内装設備などがすでに傷んでいることが多いです。そのため、すべて修繕するとなると300万円以上はかかる可能性があります。

 

大規模なリフォームをするとなれば2,000万円以上の費用がかかることもありますが、簡単な手直しをDIYでするのであれば大幅にコストダウンすることが可能です。

 

修繕やメンテナンスにいくらくらいかけるかは個人差があります

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マンションと違うのは、毎月の管理費・修繕積立金がなく敷地があれば駐車場代もかからないことです。

 

一戸建てではすべてが個人の裁量であるため、費用をかけることも、費用を抑えることも、所有者の方針次第で決めることができます。

 

一戸建てはマンションに比べ、所有者自身の判断で決められることが多いため、工夫次第で維持費はかなり安くできます。

 

自家用車を敷地内に置くことができれば駐車場代もかかりません。敷地の手入れや小修繕などを専門会社に依頼して費用を支払うことも、自分自身の作業によるDIYで対応することも所有者次第です。

 

ただし、修繕積立金などの規則としての徴収がないことには注意が必要です。将来的に外壁修繕やバリアフリー工事などの大きなリフォーム費用が発生するときのために、自分で積み立ておく必要があります。

 

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マンションと一戸建てでは、将来必要となる維持費が異なります。

 

ある程度の維持費がかかっても、管理会社や管理組合に維持管理を任せたい場合はマンションのほうが向いていると言えます。一方、自分自身で工夫して維持費を低く抑えたいのであれば一戸建てが向いているでしょう。

 

どちらが良いというよりは、どちらが自分に向いているかという点がポイントになります。自分がどちらのタイプかを見極めておくと、スムーズな物件選びが実現できるでしょう。

 

まとめ
・マンションと一戸建ての維持はそれぞれ違う
・マンションは管理費・修繕積立金がかかるが手間は少ない
・一戸建てはDIYをするなど工夫をすることで維持費を抑えられるが手間がかかる

 

費用のタイプを知って物件選びの参考にしましょう

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更新日: / 公開日:2018.03.30