70平米のマンションで3人家族が快適に暮らすには、限られた空間を上手に使う工夫が欠かせません。特に子どもの成長に伴って持ち物が増えると、空間の使い方に工夫が求められます。

「もっと広い部屋にすれば良かった」と後悔する前に、間取りやインテリアを見直せば、快適な住環境を整えることが可能です。

この記事では、70平米のマンションで快適に暮らすための間取りの工夫を解説します。空間の生かし方に悩んでいる方や、リノベーションを検討している方は参考にしてみてください。

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70平米のマンションは、3人家族にとって十分な広さといえます。国土交通省が定める「住生活基本計画」によると、3人家族に必要とされる広さの目安は以下のように記載されています。

最低居住面積水準

40(35)平米

誘導居住面積水準(都市型)

75(65)平米

誘導居住面積水準(一般型)

100(87.5)平米

※( )は3~5歳児が1名いる場合

  • 最低居住面積水準:健康で文化的な住生活の基礎として必要不可欠な広さ

  • 誘導居住面積水準:多様なライフスタイルを想定したゆとりのある広さ(都市型:都市部の集合住宅/一般型:郊外の一戸建て住宅)

つまり、70平米はゆとりのある広さに近く、工夫次第では快適な暮らしを実現できるでしょう。

 

一般的に70平米は約35~42畳に相当しますが、廊下やトイレなどの共用スペースを除くと、実際に使える居住空間は50平米(30畳)程度です。

 

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70平米のマンションでは、家事動線の最適化が快適な暮らしに直結します。限られた空間のなかで無駄なく動ける間取りや設備の工夫をすることで、家事にかかる時間と労力を大きく削減できるようになります。

 

ここでは、70平米のマンションで家事効率を高める具体的な方法について見ていきましょう。

 

開放感のあるリビング・ダイニングは限られた空間でも広く感じられ、快適な暮らしを実現できます。視線が抜けるような空間づくりにより圧迫感が抑えられ、自然と家族が集まりやすい居心地のいい空間になるでしょう。

 

たとえば、仕切り壁を設けずにLDKを一体化すると部屋の見通しがよくなり、子どもの様子を確認しながら家事を進められます。さらに、大きめの窓があれば、開放感を持たせることが可能です。

 

行き止まりのない動線を確保することで移動のストレスが減り、家族全員の動きがスムーズになります。

 

たとえば、キッチンや洗面室、リビングを回遊できる配置にすれば、料理をしながら洗濯や育児を並行して行いやすくなります。また、玄関から直接キッチンへアクセスできれば、買い物帰りの荷物の運び入れにも便利です。

 

具体的な間取りの特徴として、以下が挙げられます。

  • 2方向から出入りできる引き戸がある
  • 廊下を最小限に抑えており、各部屋につながる設計になっている
  • 家事動線と生活動線を重ねて動きやすくなっている

回遊性のある間取りにすることで空間の無駄を省き、70平米という限られた面積でも快適性と機能性を両立した住まいを実現できます。

 

70平米のマンションでは、限られた空間を有効に使うために収納の工夫が欠かせません。ここでは、実用的かつ見た目にも配慮した収納の工夫について詳しく解説します。

 

大容量のウォークインクローゼットを設けることで、家族全員の衣類や持ち物を1ヶ所にまとめて管理できます。収納を集約すれば、片付けや衣替えの手間が減るだけでなく、日常の動線も整いやすくなるでしょう。

 

特に70平米のマンションでは、各部屋に小さな収納を分散させるよりも、中央に大きな収納をまとめた方がスペースを有効に活用できます。

 

たとえば、寝室の一角に2~3畳ほどのウォークインクローゼットがあれば、衣類やバッグ類などをまとめて収納可能です。

 

なお、収納力を高める工夫として以下が挙げられます。

工夫

説明

可動式の棚を設置する

棚の高さを自由に調整でき、収納物に合わせてスペースを最適化できる

ハンガーパイプと引き出しを併用する

衣類と小物を効率よく分類でき、取り出しやすさが向上する

引き戸を採用する

扉の開閉にスペースをとらず、通路の邪魔にもならない

これらの工夫によって収納の「定位置」が明確になれば、探す手間や片付けの負担が軽減されるため、暮らし全体の効率も自然と高まるでしょう。

 

壁面収納や造作家具は、床を圧迫せずに収納量を増やせる優れた方法です。床に物を置かず、壁を生かした設計にすることで、空間に広がりが生まれます。

 

特にテレビ回りやダイニングの壁面を活用すれば、”見せる収納”と”隠す収納”を使い分けながら、機能性とインテリア性を両立できます。

 

また、造作家具は部屋の形状や寸法に合わせてつくることができ、デッドスペースの有効活用にもつながるでしょう。

 

具体的な活用例は、以下のとおりです。

活用場所

活用方法

壁面

天井までの本棚や食器棚を設置する

ダイニング・玄関

ベンチ型収納を設ける

子ども部屋

造作デスクと一体化した棚を設置する

既製品では対応が難しい空間でも、造作家具であれば柔軟に調整できるため、暮らしに合った収納計画が可能になります。

 

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70平米のマンションでは、限られた空間を広く快適に見せるためにインテリアの工夫が欠かせません。以下では、色使いや照明、家具の選び方など、視覚的な広がりと機能性の両立を図るための工夫について解説します。

 

明るい色調と照明の工夫は、70平米という限られた空間を広く見せるうえで効果的です。色と光の使い方によって圧迫感を和らげ、開放的で居心地の良い空間を演出できます。

 

たとえば、壁紙やカーテンを白やアイボリーなどの明るい色で統一すると、自然光や照明の光を反射し、室内がより明るく感じられます。

 

また、天井を照らす間接照明や壁面を照らすブラケットライトを活用すれば、奥行きや高さが強調されるため、視覚的な広がりが得られるでしょう。

 

視覚的な開放感を演出する工夫例は、以下のとおりです。

工夫

説明

明るめの木目調家具で統一する

室内全体の色合いが明るくなり、統一感が生まれる

昼白色と電球色を使い分ける

作業時には昼白色、リラックス時には電球色と用途に応じて使う

ダウンライトを設置する

天井回りがすっきり見え、空間が広く感じられる

光と色を意識的に取り入れることで、面積以上のゆとりを感じられる空間づくりが可能になります。

 

多機能家具は、限られた空間でも暮らしやすさを高めるために役立つインテリアアイテムです。用途に応じて形や使い方を変えられる家具を選ぶことで、空間に柔軟性が生まれます。

 

たとえば、ダイニングチェアとしても使えるスツール型収納(椅子と収納ボックスとしての機能性を兼ね備えているアイテム)や、来客時にさっと展開できるソファベッドは、必要に応じて機能を切り替えられるのが特徴です。

 

さらに、キャスター付きのサイドテーブルやワゴンもシーンに応じて移動できるため、レイアウトの自由度が高まります。

 

空間の柔軟性を高める多機能家具の具体例は、以下のとおりです。

家具の種類

説明

ソファベッド

普段はリビングでソファとして使用し、来客時には簡易ベッドとして利用できる

スツール型収納

座る機能と収納スペースを兼ね、空間を無駄なく活用できる

キャスター付きワゴン

食事や在宅ワーク、子どものお絵描き用など、用途ごとに自在に使い分けできる

多機能家具を選ぶ際は「使い方を切り替えられる」「移動できる」「片付けがしやすい」といった視点で選ぶと、70平米でも快適で暮らしやすい空間となります。

 

70平米のマンションでも、間取り・収納・インテリアを工夫すれば、3人家族が快適に暮らせる空間をつくることが可能です。

 

視覚的な広がりの演出や家事動線の最適化、スペースの有効活用が暮らしを快適にする鍵となります。

 

住まいは、ちょっとした工夫で大きく変わります。これから住まい選びやリノベーションを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

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