初めて家を買う人の平均年齢は30代後半
国土交通省の調査によると、初めてマイホームを取得する人の平均年齢は30代後半から40代前半が最多です。家族構成やライフスタイルの変化にあわせて時期を検討しましょう。
詳しくは、「初めて住宅を取得する人の年齢から時期を定める」をご覧ください。
現役で働いている65歳までのローン完済が理想
多くの金融機関は最終完済を80歳未満としていますが、定年後の収入減少を見据えると65歳までの完済が安心です。逆算して早めに家探しを始めるメリットは大きいです。
詳しくは、「住宅ローンの完済時期から逆算して開始時期を決める」をご覧ください。
入居希望時期の1年以上前から家探しを始める
注文住宅は引き渡しまで1年〜1年半、建売や中古住宅でも数ヶ月かかります。賃貸の更新月や子どもの入学時期から逆算し、余裕を持ったスケジュールを立てましょう。
詳しくは、「新居に入居したい時期からスケジュールを逆算する」をご覧ください。

住宅の購入は人生における大きなお買い物だからこそ、「家探しをいつから始めればいいのだろう」と時期選びに迷ってしまう方は少なくありません。

理想のマイホームにスムーズに入居するためには、自分の年齢やライフプラン、住宅ローンの返済期間、そして希望する入居時期から逆算してスケジュールを立てることが重要です。
この記事では、家探しを始めるおすすめの時期や、ライフステージ別の注意点、失敗しないためのポイントを詳しく解説します。
物件を探す住宅ローンについて調べる無料で住まいの窓口に相談する

家探しを始める理想の時期は、年齢や資産状況、ライフプランによって人それぞれ異なります。まずは、自分がどの切り口から時期を検討すべきか、4つの判断基準から見ていきましょう。

マイホーム購入のタイミングに迷ったときは、世間の平均的な購入年齢を一つの目安にする方法があります。

国土交通省の「令和5年度 住宅市場動向調査報告書」によると、初めて住宅を取得する(一次取得者)の平均年齢は、注文住宅で39.5歳、分譲一戸建て住宅で39.0歳、分譲マンションで40.3歳、中古一戸建て住宅で43.6歳、中古マンションで43.9歳という結果が出ています。

このデータからわかるように、多くの人が30代後半から40代前半にかけて初めてのマイホームを購入しています。子どもの成長や仕事の安定、ライフスタイルの確立といった変化とあわせて、年齢を基準に購入時期を決めていくのは極めて自然なステップです。

住宅ローンを何歳までに完済したいかという、資金計画から逆算して家探しの時期を定める方法もおすすめです。

多くの金融機関では、住宅ローンの最終完済年齢を「80歳未満」と定めています。しかし、定年退職後の収入減少を考えると、現役で働いている「65歳」までに完済できるスケジュールを組むのが理想的です。

たとえば、35年ローンを組んで65歳までに完済したい場合、逆算すると「30歳」までにローンを契約する必要があります。融資期間を長く設定するほど月々の返済額は抑えられるため、若いうちに家探しを始めることには大きなメリットがあります。完済できる時期や年齢を見越して、そこから逆算して計画を立ててみましょう。

注文住宅など、土地と建物を別々に契約して家を建てる場合は、ローンの実行タイミングに合わせた時期の検討が必要です。

住宅ローンは原則として、建物が完成して引き渡されるときに一括して融資が実行されます。しかし、注文住宅を建てる際には、建物の完成前に「土地の購入代金」や「着工金」「中間金」といったまとまった費用の支払いが発生します。

これらの融資実行前に必要となる資金を一時的に借り入れる仕組みが「つなぎ融資」です。

つなぎ融資の借入期間は、融資利用時から引き渡し時までと短い期間ですが、日割り金利が発生します。また、金融機関によってはつなぎ融資の取り扱いがないところもあるため、事前の確認が必要です。融資の仕組みや日数を考慮し、資金に無理のない時期を選びましょう。

「子どもの小学校入学に間に合わせたい」「賃貸の契約更新月までに引越したい」など、具体的な入居希望時期から逆算して家探しを始める方法です。

一般的に、家探しを始めてから実際に入居できるまでには、以下のような期間がかかります。

  • 建売住宅・中古住宅:物件決定から入居まで約2〜3ヶ月
  • 新築分譲マンション:完成前物件の場合、数ヶ月〜1年以上
  • 注文住宅:設計から完成・引き渡しまで約1年〜1年半

現在のお住まいが賃貸アパートやマンションである場合、契約更新日にあわせて新居の購入手続きを進め、スムーズに引越しができるように計画を立てる必要があります。特に新築の注文住宅などは完成予定日がずれ込む可能性もあるので、入居したい時期の1年以上前から余裕を持って家探しを始めることが大切です。

家探しの時期を考えるうえで、1年のうちでどの季節に動くべきかという「時期の特性」を知っておくことも大切です。不動産市場が活発になる時期と、そうでない時期にはそれぞれ異なるメリット・デメリットがあります。

1年の中で最も多くの物件が出回るのは、4月の新生活に向けて引越し需要が高まる1月〜3月です。この時期はハウスメーカーや不動産会社も売り込みに力を入れるため、たくさんの選択肢の中から自分好みの条件に合う住まいを探しやすいという大きなメリットがあります。

ただし、ライバルとなる購入希望者も非常に多いため、好条件の物件はすぐに売り切れてしまう傾向があります。また、引越し業者の基本料金が年間で最も高くなる時期でもあるため、初期費用がかさみやすい点には注意しましょう。

春の繁忙期が落ち着いた5月〜8月は、不動産市場の動きが比較的穏やかになる時期です。不動産会社の店舗も混雑しにくいため、担当者にじっくりと相談に乗ってもらいながら、落ち着いて物件の比較検討ができます。

また、売主側も「早く買い手を見つけたい」と考えやすくなる時期のため、価格の交渉や設備のサービスといった好条件を引き出しやすいケースもあります。引越し料金も比較的安く抑えられるため、コストを重視したい方にはおすすめの時期です。

内見

 

住宅購入のタイミングは、ライフステージの変化がきっかけになることがほとんどです。ここからは、人生の大きな転機となる3つのタイミングにおいて、家探しで注意すべき具体的なポイントを見ていきましょう。

結婚をきっかけに住宅購入を検討するのであれば、まず必要となるのが将来を見据えた十分な貯蓄と費用計画です。新婚生活が始まると、家具の購入や生活費など、住まい以外にもさまざまな出費が重なります。現在の収支バランスをしっかりとイメージし、住宅を購入しても無理なく生活できるのかを十分に検討したうえで予算を設定しましょう。

また、共働きの家庭の場合、将来的に出産や育児によって一時的に共働きができなくなる可能性もあります。夫婦二人の現在の収入だけをベースにするのではなく、ライフスタイルが変化して片方の収入が減ったとしても、滞りなく返済を続けられるような資金計画を立てることが重要です。

💡 編集部のアドバイス
結婚を機に家探しを始める際は、夫婦それぞれの通勤アクセスや、将来子どもが生まれたときの部屋数など、二人の希望をしっかりとすり合わせることから始めましょう。予算や条件の整理に迷ったら、プロに中立的な立場でアドバイスをもらうのも手です。

無料で住まいの窓口に相談する
タイミング別家探し

結婚をきっかけに家の購入を考える人もいます

子どもが生まれたタイミングで住宅購入を検討する場合、新居となる住宅が子育てのしやすい住まいかどうかを見極めることが最重要となります。家の中の間取りだけでなく、周辺環境の利便性にもこだわりましょう。

子どもの成長に合わせて、近くに遊び場となる公園があるか、通園・通学ルートの安全性は確保されているか、医療機関やスーパーなどの公共施設・商業施設が充実しているかを事前に調べておくことが大切です。

また、妊娠中に家探しや引越しを行う場合は、移動や荷造りが心身の大きな負担になります。段差が少ないバリアフリーなつくりの住まいを選ぶなど、妊婦の負担にならないような配慮と、余裕を持ったスケジュールリングを意識してください。

💡 編集部のアドバイス
子育て世帯の家探しでは、一戸建てにするかマンションにするかによっても、暮らし心地や選ぶべきエリアが大きく変わります。それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、自分たちに合う物件種別を見定めましょう。

一戸建てを探す マンションを探す

定年退職をきっかけに住宅購入をする場合は、老後の資産バランスと健康状態に注意して検討しましょう。これからのセカンドライフを見据えて、終の棲家としてバリアフリー設計の平屋やマンションを探す方や、今まで貯めたお金と退職金をあわせて一括払いで住宅を購入する方もいると思います。

しかし、老後の生活資金を切り崩しすぎてしまうと、のちのち医療費や介護費が必要になった際に、余裕のない生活が続いてしまうことになります。年金の支給額や月々の正確な支出金額をしっかり把握したうえで、万が一の蓄えを残しつつ、無理なく暮らせる住まいを選びましょう。

💡 編集部のアドバイス
シニア世代の住宅購入では、急な体調の変化に対応できるよう、病院へのアクセスや管理状況の良さが重視されます。また、住宅ローンを利用する場合は借入期間が短くなるため、自己資金と返済額のシミュレーションを綿密に行う必要があります。

住宅ローンについて調べる

家探しを行う時期やタイミングは、年齢や家族構成、理想とする暮らし方によって人それぞれ異なります。周りの意見や焦りに流されて時期を間違えて購入してしまうと、のちの返済や暮らしの中で後悔する可能性もあります。

住宅は簡単に買い替えができる買い物ではないからこそ、将来のライフプランを中長期的な視点で見つめ直し、十分な費用や収支バランスを整えたうえで購入時期を見定めましょう。自分たちだけで決めるのが不安な場合は、不動産の専門知識を持ったプロに相談し、客観的なアドバイスをもらうことで、より確実で安心な家探しをスタートできます。

無料で住まいの窓口に相談する

 

A.1 国土交通省の調査によると、初めてマイホームを取得する人の平均年齢は、注文住宅や分譲一戸建て、分譲マンションで30代後半(39歳〜40歳前後)が最も多くなっています。

中古一戸建てや中古マンションでは40代前半が中心です。

 

A.2 定年退職を迎える「65歳」までに完済するプランが理想的です。

35年の長期ローンを組むことを想定すると、逆算して「30歳」前後までに家探しを始めてローンを契約すると、月々の返済負担を抑えやすくなります。

 

A.3 注文住宅は土地探し、設計、建築工事を含めて完成・引き渡しまでに約1年〜1年半の期間がかかります。

そのため、新居に入居したい希望時期の「1年以上前」から余裕を持って家探しを始めるのがおすすめです。

 

A.4 4月の新生活や新学期にあわせた引越し需要が高まる「1月〜3月」に、市場へ最も多くの物件が出回ります。

選択肢が豊富である一方、ライバルが多く物件がすぐに売り切れる点や、引越し費用が高くなる点に注意が必要です。

 

A.5 将来的に出産や育児で一時的に共働きができなくなり、世帯収入が減るリスクを考慮することが大切です。

夫婦二人の現在の収入の合算値だけで予算を組むのではなく、片方の収入が減っても無理なく返済を続けられる計画を立てましょう。

更新日: / 公開日:2019.10.07