初期の部屋作りは学用品などの収納スペースから
子ども部屋の家具を一括で購入しても使われない可能性があるため、未就学児〜低学年のうちはリビング学習を軸にし、ランドセルやおもちゃのプレ収納スペースとして段階的に導入していくのが失敗を防ぐコツです。
詳しくは、「1. 子ども部屋を作るタイミングと家具探しのステップ」をご覧ください。
収納棚は目線以下の高さとシンプル形状が基本
子どもが自分で片付けられる環境を作るには、家具の高さを目線以下(80〜110cm程度)に抑え、扉のないオープン棚に軽量ボックスを組み合わせる方法が効果的です。ラベルで物の定位置を明記すれば散らかりを防げます。
詳しくは、「2. 子どもが自分で片付けられる!収納づくりの4つのポイント」をご覧ください。
将来の間取り変更には間仕切り家具が有効
子どもの成長や家族構成の変化に備え、高さ変更ができるシステム家具や部屋を区切れる間仕切り家具を活用すると、大掛かりなリフォームをせずに柔軟なレイアウト変更が可能になり経済的です。
詳しくは、「3. 成長や家族構成の変化に対応する「可変性家具」の選定術」をご覧ください。

子ども部屋の収納づくりや家具選びに悩む保護者に向けて、子どもが自分で片付けやすくなる部屋作りのコツを解説。
成長に合わせた家具の選び方、オープン棚やラベル表記の具体的な工夫、将来の間取り変更に対応できる間仕切り家具の活用法まで詳しく紹介します。
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子どもができたら、いつから子どもに個室を与えようかと悩まれる方も多いかと思います。赤ちゃんのうちから用意するという家庭もあるようですが、小学生になって本当に必要なものは何なのかを見定めてから考え始めても遅くはないでしょう。ここでは、子ども部屋の収納づくりや家具選びに悩む保護者に向けて、子どもが自分で片付けやすくなるような部屋作りのポイントを解説します。

 

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結婚や出産を機にマイホームに引越しをして一段落ついたら、今度は「子ども部屋っていつ用意するべき?」「何から購入すればいいの?」など、初めての子どもの場合はわからないことだらけでしょう。

 

赤ちゃんのうちは主にリビングで見守ることが多く、幼児期も親の目が届く範囲で遊ぶことが基本となるため、慌てて個室を用意する必要はありません。

 

「小学校入学前に学習机もベッドも全部買わなきゃ」と焦る保護者の方もいますが、低学年のうちはリビング学習が中心になることも多く、最初から大型家具を一式揃えてしまうのはおすすめしません。

 

せっかく買ったのに結局リビングでしか勉強しない、一人で寝られないなど、早めに購入した家具が無駄になってしまうケースも少なくないからです。

 

幼児期から小学生にかけて、おもちゃや絵本、学用品など子ども関連の物はどんどん増えていきます。リビングなどでの収納場所に困ったときが、子ども部屋を作り始める最適なタイミングといえます。

 

まずは「ランドセルやおもちゃのプレ収納スペース」として子ども部屋を活用し、成長に合わせて段階的に家具を揃えていくのが失敗しないステップです。

 

慌てて子ども部屋をつくる必要はない

 

 

子どもが能動的に片付けられるような環境を親が作ってあげることは、「自分のものは自分で片付ける」という自覚を持つきっかけになります。ここでは、具体的な収納づくりのポイントを4つ紹介します。

 

子どもが長い時間を過ごす部屋は、安全であることが第一です。万が一の地震に備えて、背の高い家具よりも低くて軽い家具を選びましょう。

 

また、家具の高さを「子どもの身長×0.9」(小学生なら80〜110cm程度)に抑えることで、子どもの視界に入りやすくなり、出し入れがスムーズになります。家具の上に物を積み重ねず、すっきりとした配置を心がけることが大切です。

 

家具は低めに配置を

 

 

おもちゃや本をしまう棚は、子どもが出し入れしやすいシンプルな造りのものが最適です。扉を開けてさらに引き出しを開けるといった複雑なアクションが必要な家具は、子どもにとって片付けが面倒になる原因となります。

 

カラーボックスのような扉のない棚の中に、軽くて持ち運びやすい素材のバケツや布製ボックスを入れましょう。種類ごとに投げ込み収納ができるようにすると、片付けのハードルがぐっと下がります。

 

出し入れのしやすいシンプルな棚がおすすめ

 

 

収納場所をわかりやすくしても、「どこに何を片付けるか」が明確でないと、自主的な片付けは定着しません。

 

はじめは親が、引き出しやボックスに写真やイラスト、ひらがなで書いたラベルを貼ってあげる工夫が効果的です。物の定位置をきちんと決めることで探し物が減り、散らかりにくい部屋に近づきます。

 

ラベルを有効活用しましょう

 

 

小学生になると、ランドセルや習い事の道具、鍵盤ハーモニカなど重くて大きい荷物が増えていきます。

 

特にランドセルは重量があるため、床から50〜60cm程度の高さ(低めの棚の上など)に定位置を作ると、子どもが無理なく持ち上げられます。学用品は1箇所にまとめて収納できるようにしておくと、時間割の準備などもスムーズに行えます。

 

同じ住まいに長く住み続けていると、きょうだいができたり、子どもが独立したりと、家族構成も変化していきます。ライフスタイルに合わせて大掛かりなリフォームで部屋数を変えるのはハードルが高いため、将来の変化に柔軟に対応できる家具選びが重要です。

 

子どもの成長に合わせて、棚板の高さを細かく調整できるシステム家具や、パーツを追加して拡張できるシェルフが便利です。

 

小学生のうちはランドセルや大きな学用品を入れ、中学生以降は参考書や部活の道具などを収納するなど、用途に合わせてレイアウトを変えられるものが長く使えて経済的です。

 

1つの子ども部屋を将来2つに分けたい場合、壁を造作するのではなく、家具を使って部屋を仕切る方法があります。スムーズに空間を分けるための行動手順は以下の通りです。

 

① 新築時や入居時に、部屋の左右両方にドア、照明、コンセントが配置されているか確認しておく

② 子どもが大きくなったら、高さ150cm前後の背板がないオープンシェルフや収納ラックを部屋の中央に配置して空間を仕切る

③ 子どもが独立して夫婦だけになった際は、家具を壁際に移動させ、広々としたワンルームに戻す

 

このほか、分離させて別々の部屋で使える2段ベッドを活用するなど、置き方や組み合わせを変えられる家具を選ぶことで、リフォームをせずとも部屋作りの幅が広がります。

 

子どもの成長に合わせて変えられる工夫を

 

 

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子ども部屋の家具選びでは、購入後に「使い勝手が悪かった」「部屋が狭くなってしまった」と後悔するケースも見られます。失敗を防ぐためには、子どもの年齢に応じた収納用途の変化を理解しておくことが大切です。

 

未就学児〜小学校低学年のうちは、おもちゃや絵本など、形が不揃いでかさばるものが中心です。この時期に、大人が使うような扉付きの深い引き出しや、大容量すぎる壁面収納を導入してしまうと、子どもが一人で出し入れできず、片付けの挫折につながります。

 

一方、小学校高学年〜中学生になると、教科書やプリント類、部活の道具、衣類などが増え、細かく分類できる収納が必要になってきます。

 

そのため、最初は手軽なオープン棚やカラーボックスで対応し、成長に伴って衣類用のチェストや本棚を買い足していくなど、段階的なアップデートを前提に家具を選ぶのがおすすめです。

 

子ども部屋の収納は、最初から完璧を目指す必要はありません。「自分で出し入れしやすい高さ」「片付けの手間が少ないシンプルな構造」「ラベルによる定位置化」の3つを意識するだけで、子どもは自然と片付けの習慣を身につけやすくなります。

 

将来のライフスタイルの変化も見据えながら、親子で無理なく続けられる快適な部屋作りを楽しんでみてください。

 

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Q.1 子ども部屋はいつから用意すべきですか?

 

A.1 必ずしも小学校入学と同時に用意する必要はありません。低学年のうちはリビング学習が中心になる家庭も多いため、まずは「学用品の収納スペース」として活用し、子どもの成長に合わせて徐々に個室へと移行していくのがおすすめです。

 

Q.2 ランドセルの置き場所はどう作ればいいですか?

 

A.2 ランドセルは重いため、子どもが無理なく持ち上げられる床から50〜60cm程度の高さに専用の置き場所を作るのが理想的です。扉のないオープン棚の上に定位置を作ると、毎日の準備や片付けがスムーズになります。

 

Q.3 兄弟で1つの部屋を使う場合の間仕切りはどうすればいいですか?

 

A.3 大掛かりな壁を作るリフォームの代わりに、両側から使えるオープンシェルフや、収納付きの間仕切り家具を部屋の中央に配置する方法が手軽です。将来的に分割できる2段ベッドなども空間を分けるのに役立ちます。

更新日: / 公開日:2017.05.05