“ふたり暮らしにちょうどいい”空間に
Tさんご夫婦は以前、千葉県の賃貸にお住まいでした。
片道1時間半という通勤時間もあり、もっと職場に近く家賃と変わらない負担で購入できる物件を探し始めたそう。
資産価値なども考えて当初から新築を購入することは考えず、中古物件を購入してリノベーションをすることに決めていたそうです。もともと旧い街並みや旧い建物が好きだったというご主人。
都心にありながら旧い街並みが残り、ご主人の育った大阪の街並みに似た雰囲気を持つ雑司ヶ谷で物件探しをはじめ、駅からも近く、築33年ながらも管理が行き届いていて、長く気持ちよく暮らせそうだという物件を見つけられました。3DKだった間取りは、ふたりで暮らすのにもっと広々と過ごせるようにと間仕切りをすべて取り払い、つながりのある一つの空間に。
全体的に建具や間仕切り壁をうまく利用して、デザインをそこなわないように機能的に設計しています。たとえば、ベッドスペースと水周りの仕切り壁にうまくワークスペースをつくることで、ひとりはリビングでくつろぎ、もうひとりはワークスペースで作業をするという使い方が可能に。
ふたりの存在を近くに感じながらそれぞれの時間も大切にできる住まいづくりを実現されました。
LDKと寝室ゆるやかに仕切った空間設計
仕切り壁には収納も設置。好きな雑誌とウィスキーがいつも見える場所にあるのはご主人のこだわり
見せる収納で工夫をこらしたキッチン
この物件には、大きな構造梁が部屋の真ん中にあったため、システムキッチンの吊戸棚が設置できませんでした。
そこで梁にあわせて開放の棚板を設置し、見せる収納とすることでデザインを損なわないこだわり空間に変更。
タイル壁にブラケットライトを埋め込み、よりデザイン性をアップさせたキッチン棚となりました。また、空間を有効に利用するため、ダイニングテーブルと収納を兼ね備えたキッチンカウンターを設置しています。
壁の白いタイルと棚板のシックなブラウンが素敵なキッチン収納。ブラケットライトがよりスタイリッシュな雰囲気を演出
ダイニングテーブルを兼ねた収納付きのキッチンカウンター
空気の流れ、光の取り込み、くつろぎ空間も上手に設計
玄関には土間を設けて、光が取り込めるように設計し、空間に広がりを持たせました。一箇所にまとめたクローゼットは、風通しも考えて、リビングと土間へつなげて開放を可能にしています。またベッドスペースは身の丈より少し高い、モジュールにもこだわった間仕切り壁を設置し、つながりながらもくつろげる空間をつくりあげています。
（写真左）玄関に設けた土間は、窓から共有部分の廊下の灯りが入り、夜中に帰っても明るいのだとか／（写真右）クローゼットは土間とリビングにつながり、それぞれ開放が可能
ベッドスペースの仕切り壁は一番安心できる高さのモジュールに
ゆったりとしたバスルーム
浴室は1サイズ大きなユニットバスを入れるため、梁欠き（梁にあわせてユニットバスの一部を削ること）を行いました。
他のスペースを狭めることなくゆったりとしたバスタイムが過ごせるように設計しています。
（写真左）梁欠きの部分にあわせアクセントパネルを設置し、スッキリした印象のバスルーム／（写真右）洗面室のドアは部屋の雰囲気に合わせて、真鍮製のアンティーク調の丸ノブに
TOKYO*STANDARDについて
この事例は、インテリックス住宅販売（インテリックスグループ）のサービス「TOKYO*STANDARD」を利用しております。
「TOKYO*STANDARD」とはデザイン価値の高い注文型リノベーション住宅を独自のコミュニケーション手法によってシンプル・スピーディー・リーズナブルに提供し、物件購入段階から利用することが出来る、リノベーションのワンストップ・サービスです。プリセットされたデザインを基本とした分かり易いオーダー方式を採用しつつ、多様な要望に応じたカスタマイズにも対応が可能で、自由度の高いリノベーションをより身近に感じるサービスを実現します。また、主に不動産購入段階より本サービスを利用するケースを想定しており、リノベーション前提に特化した不動産仲介サービスが同時提供されます。価格は標準仕様の60平米タイプが600万円（税別）となり、 施工面積およびカスタマイズ内容に応じて平米あたり8万円～12万円の価格帯にて理想の住まいが実現できます。スケルトンからの全面リノベーションを基本とし、一般社団法人リノベーション住宅推進協議会が規定するR1住宅に準拠した品質と保証が適用されます。
