築70年弱の2階建ての住宅の耐震改修と1階部分の内装改修工事


耐震改修は目黒区に補助金申請をして、耐震診断後、助成金を利用し、行いました。
終戦後間もなく建てられた家ですので、耐震性の問題もあり、ところどころの改修は行ってきたものの、あちこちの改修が必要でした。
施主様にとっては、親の代からの思い出の家。
そこで新築よりもリノベーションを選択ということになりました。内装の改修は、梁や、建具など既存のものを残し、趣きと温かみのある内装に仕上げました。
以前から使用していた愛着のある家具も違和感なく溶け込み、居心地のいい空間になりました。sankyo_case001_1-1

和の趣きを生かしながら、使い勝手のよい空間へ


縁側に面したもとは畳敷きの和室は、フローリングに張り替え、書斎として利用することに。
書院や欄間、障子など、趣きのある和の伝統的な建具を生かしたまま、机や椅子など、手持ちの家具を組み合わせて、雰囲気のある空間に仕上げています。もう一方の和室は、以前の日本間をそのままにし、壁、天井、畳を換えました。sankyo_case001_2-1
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明るい縁側と印象的な玄関


このお宅の特長のひとつである南側の庭に面した長い縁側。
重い引き戸や劣化の激しかった床板などを一新し、明るく開放的な空間となりました。
お気に入りのソファで、ひなたぼっこを楽しむひとときにぴったりの縁側です。玄関は、壁を明るい色に塗り替え、玄関ドアと玄関ホールの扉も交換。
和の趣きを残しつつ、明るく新鮮な第一印象を与える、この家の“顔”となっています。sankyo_case001_3-1

Before & After



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