かつて下町として栄えた本所(墨田区)にある昭和56年築のマンションの一室。

今回は、この土地に根付く伝統文化【江戸切子】にフォーカスを当てました。
江戸切子とはガラスに切子(切り込み)の模様を施したガラス細工のこと。
マンションのリノベーションにあたり、この切子(切り込み)模様をスケールアウトし空間に落とし込むことによって、デザインを構築。
模様ひとつひとつに機能を持たせ、空間に付加価値をプラスしました。
中部屋の壁に施した切り込みは、室内へ光を取り込むための採光スリットとして、
天井に施した切り込みには間接照明を配置することで、リビングのあかりとして。







また、キッチンの壁面模様はマガジンラックや飾り棚などの収納となる。
renostage_case9_730×487中部屋の室内はスリットから差し込む光と積層風の塗り壁が織り成す幻想的な雰囲気を味わえる。






古き伝統と現代の求めるスタイルとがうまく融合したリノベーション空間へと生まれ変わった。
「切子」には角を落とすという意味合いも含まれており、
これから住まうDINKSやFamilyが楽しく、円満に、そして快適に暮らしてほしいと願いを込めて。renostage_case9_730×486_2

Before & After


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間取り



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