パブリックとプライベートにゾーニング
お子さまが生まれたばかりのUさんは、同じマンションのより広い部屋に住み変えました。しかし既存の間取りは、部屋があちこちに散らばっている状態。キッチンから水まわりや各部屋までは、玄関ホールからまわり込む必要があり、不便でした。そこで、玄関を境にLDKやゲスト用トイレのパブリックゾーンと、寝室やWIC、浴室や洗面のプライベートゾーンにゾーニング。各スペースへの移動がスムーズになり、家事動線も短縮することができました。また、こちらは最上階だったことから、ダクト(配管)のない部分のみ天井を上げて開放感をアップ。30畳を超える大空間を活かすため、シンプルな家具でまとめ、明るいカラーのファブリックをアクセントにしました。たくさんのゲストを招いてホームパーティーもたのしめそうな開放感。リビングには、プロジェクター、スクリーン、7.1chのスピーカーを導入。壁の遮音性も高めることができ、「寝ている家族に気兼ねせず、大好きな映画を観られるようになりました」と、ご主人さまはうれしそうなご様子でした。

天井高を上げたLDKは、間接照明を入れてより伸びやかに。一角には天井高を利用し、大容量の壁面収納を設けている
風と視線が通り抜ける、居心地のよいキッチン
囲っていた壁を移動し、LDと一体のオープンキッチンに。さらに、隣の部屋や廊下の一部を取り込んだことで、広々としたキッチンに生まれ変わりました。南のLDと北の和室の間にあるキッチンからは、リビングでくつろぐご主人さまや、和室でお昼寝をするお子さまの様子をしっかりと見守ることができます。また、南北の風がLD〜キッチン〜和室を通り抜けて通気性がアップ。キッチンにはL型キッチンやアイランドカウンター、さらにカウンターテーブルを配置。料理だけでなく、さっと食事をしたり、お子さまが宿題をしたりと、フレキシブルなスペースとなっています。玄関ホールからキッチンへ直接出入りができる動線により、家事効率を高めたこともポイントです。買物から帰ったらキッチンに直行し、さっと食材を冷蔵庫にしまうことができます。さらに、この出入り口によって回遊性が生まれ、居室間の移動がスムーズになりました。

(写真左)軽く食事をとったり、お子さまが宿題をしたりと便利なカウンター
(写真右)LD〜キッチン〜和室へ、視線と風が通り抜け、開放感もアップ
寝室と水まわり、WICをまとめて身支度をスムーズに
もともと北側にあった寝室は、日当りのよい南側に移動。ほどよい開放感を生みだすために、天井にゆるやかな勾配をつくりました。壁には輸入クロスを貼り、ベットボードの裏にも間接照明を入れたことで、ホテルのようにシックでラグジュアリーな空間に仕上がっています。寝室の廊下を挟んだ向側には、浴室と洗面室を配置。そのまわりをぐるりと囲み込むようにWICを設けました。最小限の移動で起床後の身支度ができるため、朝食もゆっくりととることができるなどライフスタイルも一新。プライベートの空間を一カ所にまとめることで、暮らしをスムーズに変えています。玄関は、LDKの開放感を感じられるように工夫。正面の壁のFIXガラスが、LDKの自然光を玄関まで届けます。白く艶やかな床のタイルがガラスの先まで続く様子は、ゲストに伸びやかな印象を与える効果も。Uさんご夫婦のライフスタイルや、家での過ごし方をしっかりと把握しながら、プランを検討することで、居心地のよい空間をつくることができました。

ホテルのようにシックにまとめた寝室。ゆるやかな勾配天井が寝室にほどよい開放感を与えている

(写真左)天井高をアップし、ガラスのドアで見通しを高めた。床暖房と温風暖房で冬も快適に
(写真右)閉鎖的だった玄関は、FIXガラスによってLDKの明るい自然光が届くようになった
Befre&After

LDKから各スペースへのアクセスが悪く、移動が大変だった

パブリックとプライベートをはっきりと分け、家事動線を短縮

