開放感とおしゃれさのあるスペースへ
部屋数はあれど、暮らしに合わなく無駄が多く老朽化も進んでいた築28年のマンションをリノベーションされた大阪府のNさん。
使い勝手の悪かった間取りを根本から見直して、やさしさとおしゃれさを併せ持ち、家族と猫が楽しく暮らせる心地い住まいを手に入れました。まずは、リビング隣の使いにくく、好みのデザインではなかった2間続きの和室を、洋室と子ども部屋に変更。
リビング・ダイニングと和室だった空間は表情のある栗無垢材のフローリング貼りにして、色や質感を慎重に選びながら、開放感とおしゃれさのあるスペースを造り上げていきました。玄関から続く黒っぽいPタイルと栗無垢材はキッチン横で貼り分け、視覚的な空間の切り替えを実現。
さらに、洋室とLDを仕切る扉は、「お店のような」5枚引きのガラス扉で造作し、仕切っても開放感が失われないように工夫しています。また、ダイニングに面したキッチンカウンターには実用的な収納と飾り棚を造作。
壁や天井は躯体のコンクリートを白く塗装したもので、味わいがあってお洒落な空間づくりに一役買っています。単純に空間を壁で仕切るのではなく、視界がつながっていたり、室内窓があったり、キャットゲートが設けてあったりと、緩くつながりを持たせながら空間を上手に区分け。
さらにスポットライトやレールなどの照明で変化をつけつつ、全体が緩くつながり、家族と猫が気持ちよく暮らせる理想の住まいが誕生しました。

フロアの貼り分け、躯体コンクリート壁の活用、建具や家具の造作など、斬新なアイディアが詰まった、おしゃれでやさしい空気感のLDK

リノベーション後、ダイニングはしばしばご近所のお仲間が集まる「Bar」となっているそうです

(写真左)猫と一緒にリビングでくつろぐ /(写真右)ペットの猫も大満足の住まいです
個室&ペットへの配慮

オープンな洋室と回転窓5枚の扉のための下部レールはわずか1本。美意識へのこだわりから検討を重ねて実現させた自信作
マンションでは珍しい室内窓でつなぐなど部屋を仕切りながらも密閉しない空間設計を心がけました。洋室の隣は子ども部屋にし、下部をクロゼットにした2段ベッドを造作。
また、構造上、エアコンが取り付けられませんでしたが、隣り合う洋室との壁にお洒落な3つの回転室内窓を設けることで空調にも配慮しました。この回転窓を設けることによって、中部屋となる子ども部屋に光をもたらし、エアコン運転時には冷気・暖気を取り入れも可能。
窓の取り付けは、わざわざ覗き込まない限り足元まで見えないように、絶妙な位置に計算されています。さらに、Nさんの大事な家族であるペットの猫のためにも工夫を随所に。
LDの壁は、爪とぎでボロボロにならないようにクロスを貼らず塗装仕上げにし、代わりに洋室の造作収納の柱にロープを巻きつけて爪とぎができるようにしました。また、子ども部屋とLDの間にはキャットゲートも造作。
こうして、人にも猫にもやさしく楽しい住まいができあがりました。

洋室内に柱を設け、ロープを巻きつけて猫が爪をといだり登ったりできるようにしました

子ども部屋にした元和室の押し入れはロフト式の二段ベッドにしました
玄関&洗面所
かつては圧迫感があった玄関もクールに美しくリニューアル。
収納スペースの半分をあえて取り払い、オープンな飾り棚にすることで狭かった玄関に広がりが生まれました。また、フロアは黒っぽいPタイルを使ってクールな美しさを表現。
ホワイト壁とのコントラストが都内的で大人のおしゃれさを醸し出しています。

白い壁と黒っぽいPタイルがクールな印象の玄関

玄関ホールからリビングを望む

洗面所の入口は密封しないで回転扉で開放的なスペースにしました
Before&After
before
after
【Before】和室が連なる古いタイプ3LDKの間取りでした
【After】リビング脇の和室をオープンな洋室と子供部屋に変更し、おしゃれで居心地のいい間取りに生まれ変わりました

