リビングとダイニングが適度にゾーン分けされた暮らしやすい部屋に


築15年の中古マンションを購入してリノベーションされた千葉県のUさん。
街が気に入って購入したマンションは、部屋数が必要以上にあり、リビングも十分な広さがありませんでした。さらに、収納は和室に集中し、水廻りやリビング空間は収納量が不足。
そんな悩みを解決すべく、3社に相談して想像以上のプラン提案やセンスのあるデザインに感動して、SHUKENにリノベーションを依頼されました。まずはキッチン、LD、和室を細かく仕切っていた壁を取り払い、オープンな大空間を確保。
リビングとダイニングはゆるやかに空間を分けて、念願の開放的なLDKを実現しました。一番苦労したのは間取りのプラン二ング。
キッチンをリビングに向けながら動線を確保することと、床暖房を入れるために上がってしまう床を目立たなくすることに気を配りました。吊り戸棚のないタイプのオープンキッチンは、生活感を出さないよう手元だけが隠れるように工夫。
新しいキッチンからはリビングもダイニングも見渡せ、ダイニングにたっぷりの収納を設置することで、スッキリとさせました。空間デザインのテーマは、パリのアパルトマン。
壁や天井はクロスではなく塗り感を出すために塗装を施し、床には床暖房対応の、落ち着いた風合いのオーク材を採用しました。また、U夫人のご希望で採用したアクセントウォールは、色の映え方を吟味するためサンプルを施工中の現場で実際に壁に当てながらチョイス。
フランスっぽい猫足のインテリアはリノベーションに合わせて購入し、シンプルながらも個性的な空間を造りあげています。
(写真左)猫足の家具や小物を配置し、パリの空気感を演出したリビング (写真右)システムキッチンの扉はインテリアに合わせたデザインに。床のタイルは掃除がしやすく、デザインは海外の家庭を思わせます

(写真左)猫足の家具や小物を配置し、パリの空気感を演出したリビング
(写真右)システムキッチンの扉はインテリアに合わせたデザインに。床のタイルは掃除がしやすく、デザインは海外の家庭を思わせます


廊下&玄関


暮らしやすさに配慮しながら、全体のデザインにも凝った今回のリノベーション。
玄関のタイルは、サイズ、トーンの異なる2つのものを組み合わせて味のある洗練された雰囲気を演出しました。また、玄関収納のノブには、U夫人がお気に入りの雑貨店で選ばれたものを採用。
各部屋の収納扉にも同じものを取り付け、家全体に統一感を加えました。
お洒落なLDKも望める雰囲気のある玄関と廊下

お洒落なLDKも望める雰囲気のある玄関と廊下


洗面所&トイレ


今回のポイントのひとつは、適材適所の使い勝手の良い収納。
レイアウト変更してゆとりあるスペースに生まれ変わった洗面室の横には、布団も収納できるたっぷりの収納を造作しました。洗面設備は機能面を重視してINAXのものを採用。
ホワイトカラー+オーク材の床と、雰囲気は他の空間と統一しています。また、トイレはタンクレスタイプのものを採用し、背面の壁には可愛らしいタイルを敷設。床には柄のあるフロアタイルを採用し、さわやかで落ち着く空間に仕上げています。
(写真左)洗面所には大容量収納を加えて、スッキリとした空間に (写真右)真鍮のようなデザインのタオルハンガーとペーパーホルダーは洗面室のものと色違いで揃えています

(写真左)洗面所には大容量収納を加えて、スッキリとした空間に
(写真右)真鍮のようなデザインのタオルハンガーとペーパーホルダーは洗面室のものと色違いで揃えています


Before&After



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【Before】細かく仕切られた間取りで、リビング空間が狭い。収納も少なく不便でした
【After】和室とキッチンの壁を取り払い、開放的なLDKを実現。適材適所に収納を追加し、おしゃれで使い勝手のよい間取りに生まれ変わりました