「ヨーロッパの片田舎風の家に住みたい」という夢を叶えるリノベーション
素焼き風のオレンジ色の外観が、暖かみのある「ヨーロッパの片田舎」風を表現。木製のドアや窓の形状など細部にまでこだわりが
物件探しからローンの相談までまとめて相談ができること、また提案が具体的でイメージしやすかったことが決め手となり朝日住宅リフォームに依頼をされたのだそうです。そして購入した老朽化の進む築36年の一戸建てを、構造のみを残してスケルトンリノベーションをすることに。
耐久性の向上も考え床下などには防蟻・防腐処理を施しています。
これはスケルトンリノベーションだからできること。
また断熱材を入れたり、耐震面にも配慮し筋交いや金物を追加することで安心で快適な住まいを目指しました。
イメージを形にしていく。
プラン提案に当たり担当者は予算別に複数の間取りプランをN様に提示しました。
その中からそれぞれのプランの気に入ったところやお気に入りのインテリア写真などを参考にしてプランが決定しました。デザインについてN様は明確なイメージをお持ちでしたので、予算を守りながらそれをいかに具現化するかというのが最大のテーマでした。
N様より参考写真などをご提示いただきキッチンや洗面はフルオーダーで製作。
扉を省くなど細かい部分でコストカットを図りながらも、アンティーク調の雰囲気は大切にしてイメージを形にしていきました。
白と茶でまとめられたキッチンは、施主様お気に入りの写真を元にフルオーダーで造りあげたもの。「見せる収納」はコストカットにも貢献
浴室・パウダールーム・トイレは使いやすさを追求して一カ所に。壁の飾りや鏡にもさりげないこだわりが
素材や色味に細部までこだわったからこそ出せた素朴で暖かみのある空気感
N様のイメージを忠実に具現化するために、素材の質感や色味についても細部までこだわりました。
お住まい全体のトーンは白と濃茶で統一し、素朴で暖かみのある空間を演出しました。リビングの床はオーク材を使用していますが、アンティークっぽさが出るようにわざと傷を付けたような仕上がりになっています。また、リビングから2階に続く階段についても無垢材を使ったオリジナルです。
フルオーダーで製作したキッチンと洗面室は爽やかな色合いのタイルで揃えました。
ドアや窓枠に至るところまで妥協を許さず丁寧にこだわった結果、「作品」という言葉がふさわしい、世界観が構築されたお住まいになりました。
リビングの床には、重厚感のあるオーク素材を採用。わざと傷をつけたような仕様は、アンティーク調の空間に馴染ませるための工夫
ヨーロッパの中に1か所だけ和のエッセンスを
ヨーロピアンスタイルでまとめられたN様邸ですが、LDKの一角には畳コーナーがあります。
ここだけは「大正ロマン」をイメージして作られたもの。
洋の中に和を取り入れた例ですが、全体の統一感を損ねることなく空間になじみ、LDKがさらに味わい深い空間となっています。畳のスペースは小上りにすることで、腰を掛けられる場所になるのと同時に下を収納スペースとして使用できるよう使い勝手にも配慮しました。
リビングの一角には「大正ロマン」をイメージした畳スペースを設置。畳の下には収納スペースを設け、使い勝手にも配慮しています
テラスまでトータルコーディネート。テラスで過ごすお気に入りのひととき
N様がこの物件を購入した理由のひとつがロケーションの良さにあります。
そこでこの開放感のあるロケーションを楽しめるように、LDKから続く場所にテラスを設けました。ヨーロッパの片田舎をイメージした暖かみあふれる素焼き風の外観に、床にはテラッコッタ風のタイルを敷いて南欧の雰囲気漂うテラス。
テーブルセットを持ち込んで腰をかければ、吹き抜けていく風もどこか南欧の香りを含んでいそうです。
N様はこのテラスで過ごすティータイムがお気に入りのひとときなのだそう。
テラコッタ風のタイルが南欧風の雰囲気を感じさせるテラス。眺めもよく窓を開ければ爽やかな風が吹きぬけ、ティータイムには最適な場所に
