将来性のあるエリアがいい!
「駅から多少遠くても、少しくらい古くても、大きなルーフバルコニーさえあればいい!」
Hさんご夫婦の住まい探しのきっかけは、そんな強い想いから始まりました。
バーベキューができたり、雨の日も少し外の空気を感じたり、光と風を感じながら朝食をとったり…。
「楽しく暮らす」ことを最優先に考え、お二人がたどり着いた結論は「大きなルーフバルコニーがあるマンション」という明確なものでした。
住まいの探し方
ご主人の通勤を考えるとある程度のエリアは決まっていました。
そこから、希望の広々としたルーフバルコニーを第一条件に、インターネットや地元の不動産会社を中心に住まい探しを開始。
けれど、紹介された物件はどれも少し広めのベランダが付いている程度で、がっかりすることもしばしば。諦めかけたときに出会ったのが今回の物件です。
ご夫婦にとって「ほぼ即決だった」という運命的な物件でした。見つけた物件のルーフバルコニーは約30m2と広々。
「楽しく暮らす」ことがかなう希望通りの広さに、テンションが一気に上がった、というのも頷けます。
リノベ暮らしのポイント

玄関から見える「キニナルキ」
「楽しい家」を象徴するシンボルツリー「キニナルキ」
広々としたルーフバルコニーとともに、ご夫婦がこだわったのがこの「キニナルキ」。
なんと、家の中にあるシンボルツリーです!この「キニナルキ」の材質は、細かいデザインが再現でき、強度にもこだわったMDF(木をチップにし圧縮して固めた素材)に塗装を施したもの。
オブジェの役割だけでなく、飾り棚や洋服掛けとしても使える実用性も兼ね備えています。家の中なのに森にいるような不思議な空間は、北欧風のインテリアとマッチして、まるでおとぎの国にいるような楽しさです。玄関を開けると、リビングの中央にちょうど「キニナルキ」が見えます。
この廊下から続くラインに「キニナルキ」が見えるポイントは、Hさんご夫婦とデザイナーのこだわりです。

お気に入りの本や雑貨を飾ったり、バックを掛けたりと実用性もある「キニナルキ」。いつも家族を見守ってくれるシンボルツリーです

「キニナルキ」には、お気に入りの雑貨を飾る棚も…。飾られた軍隊のオブジェは、「見守る木から狙われたりして」というご夫婦の遊び心
家の中につくった、たくさんのワクワクする空間
家の中には、まだまだご夫婦がつくる「楽しい空間」がたくさん。たとえば、玄関収納は洋服や靴などを見せてしまうことで、まるでショップのような雰囲気に。
洋服や靴をディスプレイする感覚で、インテリアの一部のように演出できます。また、ずっと手元に眠っていたというステンドグラスは、キッチンの壁のアクセントとして活躍。
大切にしてきた甲斐があり、ようやく日の目をみたようです。

玄関にあるオープンな収納スペース。黄色の枠が印象的な見せる収納は、まるでショップのような雰囲気(左)大切に持っていたステンドグラスをキッチンの壁のポイントに。カラフルな色使いがインテリアにぴったり(右)

ライトブルーの壁と白いモザイクタイルが爽やかな洗面所。シンクは、水の飛び散りが気にならない深型タイプ(左)オリーブグリーンとブラウンの絶妙な色合わせ。狭いからこそ、遊び心でカラーリングにこだわったトイレです(右)
Before

リノベーション前のダイニングキッチン
間取り

Before

After

