回遊できる間取りが特徴


「コストを抑えつつ好みの空間が作れそう」と、リノベーションを前提に中古マンションを購入したKさん。
完成したのは大きなワンルームのような伸びやかな空間。
キッチンは壁の上部を空けることで光が入り、キッチン~LD~玄関~子ども部屋と回遊できる間取りなので家族の気配も感じられる。

玄関とサンルーム


玄関ホールはガラス扉を造作、玄関正面の壁にはアンティークの室内窓や棚を設置して意匠性をアップ。
黒板塗装にすることで、素材の持ち味を楽しめるだけでなく、お子様のお絵描きや、献立メモなどにも活躍。
また、サンルームとリビングダイニングの間には10センチの段差を作成。
キッチンやリビングからサンルームを見下ろせるので、実面積以上の広さが感じられ、自然と家族が集まる場所に。
玄関とサンルーム

モダンな玄関と、夕方まで日光で明るいサンルーム


キッチン


shuken_case11273_2キッチンは総ステンレスでスタイリッシュな印象に。
コストを抑え、広い作業スペースを確保するためにL型からI型に変更。
モルタルの床は割れやすいため、床組をしっかりと行い、日常使いに耐えられるよう配慮。

洗面台とトイレ


シンプルでレトロな雰囲気の洗面台。
サイドに取り付けた棚は、洗面用具や化粧品、掃除・洗濯用品、タオル類に加え、お風呂マットや体重計まですっきりと収納可能。
トイレの背面の壁は赤みがかったダークブラウンで塗装し、落ち着いた印象に。
床には石目調のフロアタイルを敷設し、キッチンやサンルームのモルタルと雰囲気を統一している。
トイレットペーパーホルダーやタオル掛けには、シンプルなアイアンを採用し細部までこだわりを見せている。
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こだわりのポイント


shuken_case11273_4ゆったりと過ごせる空間を作る為に、個々の居室は 最小限のスペースに抑えた間取り。
リビングから洋室まで一続きにすることで、1台のエアコンで家中の空調をまかなえるように。
LDには、布団も収納できるウォークインクロ ゼットを新設。
食材のストックをしまえるパントリーや、趣味に使う道具も収まるシューズインクロゼットも設けた。
また、サ ンルームの給湯器置き場をルーバー扉で隠し、通気性に配慮。
LDの床はバーチの無垢フローリング、キッチンやサンルームの床はモルタルで仕上げで経年変化が楽しめる素材を厳選。  

Before After


LDと和室だった部分を繋げることで開放的な空間に

LDと和室に分かれていた部分を繋げることで開放的な空間に