自然素材の風合いに満ちた空間
壁は調湿や消臭などの効果がある珪藻土、床はタモの無垢材を用いるなど、自然素材を基調とした落ち着いた空間になりました。
無垢フローリングの色合いは濃淡の異なる様々なブラウンを検討し採用しています。
和室の建具や格子も同じ色で塗装し、統一感をもたせています。リビングと和室の間はガラスと格子で仕切り、見通しを高めており、作業台に立つとLDや和室、外の緑が見渡すことができ、ご夫婦がどこにいてもコミュニケーションを図りやすい空間になりました。
珪藻土の壁で覆い、天板は床材と同じ色で塗装し、部屋の色調や素材と合わせることで一体感を生み出しています。
その一方で、上部を梁と柱で囲って緩やかにエリア分けし、メリハリの効いたデザインに仕上げました。
広々とした機能的なオープンキッチン
キッチンは料理が好きなご夫婦が一緒に立てる広さを確保しました。
作業台をダイニング側に新設することで、調理中はオープンキッチンと同様の開放感をもたせています。
2人で立ってもゆとりがあるので、楽しく、効率的に調理できます。
出来上がった料理を作業台に並べると、ダイニングテーブルに運びやすい設計となっています。
ガラスの框戸を造作し、デザイン性と機能性を両立
暗い印象だった和室は、リビングの光を取り込めるように設計し、透明ガラスを入れることで冷暖房効率も配慮しています。
お気に入りのCDや小物を飾りながら収納したいという希望で、仏壇置き場だった和室の一角にディスプレイ用の可動棚を造作しました。
奥行を深く取る必要がないので、裏側にも生活用品を隠してしまえる収納にし、表裏でスペースを余すところなく活用しています。
また、お気に入りのアンティークな建具に似せた框戸も造作し、空間のアクセントになりました。
収納もすっきりで見栄えの良い空間
洗面所は、トイレを移動することでスペースに余裕ができ、その分を脱衣室として利用できるようにしました。
階段下のスペースは洗濯機置き場として活用し、洗面台は下部の空いているタイプを採用し、洗濯カゴなどをすっきりと収納できるようにしました。
高い窓で明るく、ゆとりのある広さを確保
階段横にあったトイレは狭く、天井も低かったので玄関ホールへ移動しました。
手洗い器を新設してもゆとりある広さになりました。
上部には、採光や通風のために窓を設置し、高い位置に設けることで、外部からの視線が気にならないよう配慮しています。
Before&After

