より子育てがしやすく、快適に暮らせる住まいに
鉄筋コンクリート造のため動かせない壁が多い中、リビングを広く使えるようにする為、キッチンをオープンキッチンに。
リビングの床には無垢フローリングを敷き、間接照明を入れるなど、ゆったりとくつろげる空間のスペースへ。
デッドスペースだった、リビングとDKを仕切る袖壁部分にはダイニングテーブルの配置を提案。
Gさんのご希望だったコンクリート打ちっぱなしの壁は、経年変化による凹凸や、墨出しの書き込みがあり、手作業で削ったり墨出しを一部消したりすることで、ラフな雰囲気を残しつつ小さなお子様が触っても怪我をしないように配慮。
リビング・ダイニング
LDK は、コンクリートの壁を露出させ、古い倉庫のような雰囲気に。
造作したカーテンボックスをソファ側の壁までボックスを連続させ、間接照明を入れるスペースを確保。
床には、タモ材の無垢フローリングを敷設し、木目が活きるようにオイル塗装で仕上に。
ダイニングテーブルはGさんご自身が購入した板を加工し、間接照明と相まって趣きのある空間に。

カーテンボックスを造作し、間接照明を入れるスペースも確保
キッチン
壁付きだったキッチンは、対面式にしLDや庭を見渡せる配置に移動。
壁を立ち上げる事により、手元を隠せるよう配慮。
カウンターの上部は足場板を張り、ちょっとしたものを置けるようにするなど、デザイン性と使い勝手を両立。

リビングや庭が見渡せるキッチン
玄関と収納
玄関ホールは、幅を広げてガラスブロックを取り入れることで、倉庫の明かりも取り込めるように。
廊下の床や造作した建具にもLDKと同じ無垢フローリングを敷設。
物置として使われていた和室は、建具をなくし床にシナ材の合板を張ることで、荷物を運び入れやすくなった倉庫へ。
居室として使う可能性も考え、仕上げのコストを抑えつつ、デザイン性や使い勝手の高さを叶えている。

玄関は幅を広げてゆったりとした空間に、物置だった和室は収納スペースに
寝室
LDKのデザインと統一感を持たせる為、引き戸には木肌のきれいなシナの合板を張り、床の縁にはリビングと同じ無垢材を敷設。
布団も着替えもすっきりとしまえるように、床の間をなくして壁一面の収納を。
家族全員の寝室として広々とした空間に。

床の間をなくし収納を作り、布団も着替えもすっきりとしまえるように
こだわりポイント

天井は白で塗装し、あえてむき出しにしたコンクリートの躯体と調和。
キッチンカウンターには、ステンレスのパネルや収納扉の黒板塗装を。和室は倉庫に一新し、本やCD・お持ちの衣装ケースのサイズに合わせて棚を作成。
ゴルフやスノボ・野球の道具の出し入れがしやすく、室内を広々と使えるように。湿気が逃げにくく、結露を起こしやすい鉄筋コンクリート造の壁は、厚くする事でスペースを作り、断熱材を隙間なく充填することで住み心地の良い空間に。
Before After

レイアウトの工夫で、ゆったりとくつろげる空間に

