代官山や自由が丘とは違う、人の少なさが暮らしやすさの理由

自由が丘や代官山が近いのに、学芸大学は平日、休日とも静か。目一杯お洒落して雑誌に載ったお店に行列するのが代官山や自由が丘の楽しみ方だとしたら、ココは地元の人が地元の店でくつろぐスタイルが中心。外から遊びに来る人より、地元を楽しんでいる人が多い。暮らす人と商売する人が密接な関係にある気がする。

 

街全体がのーんびりした雰囲気。休日も人が多くなることは無いようです。

 

地元の人たちで遅くまで盛り上がっていたカフェレストラン。東口住宅街の一角にありました。取材中、気さくな店主の営むアンティークの家具屋さんに出会いました。学芸大学でレストランを始める人が家具を買いにくるとか。

 

駅周辺に多いのがお花屋さん。置いているお花にそれぞれ特徴があります。

学芸大学のおしゃれ度は都内でもハイレベル！

他の街と違うのは、平日の日中なのに、普段着で街を歩く男性が多いこと。しかもひとりの場合が多い。ふらっと近所へ買い物に出てきたという感じなのに、妙におしゃれでジーっと見つめてしまう。「このあたりは、代官山や目黒のアパレルショップで働く人が多い」と、学芸大学に住む人が教えてくれた。

 

駅東側の目黒通りには、センスあふれるインテリアショップが並ぶ。家具を探しに地方からやってくる人もいるし、インテリアデザイナーやスタイリストが、家具や撮影素材を探すためにやってくることも多い。都心とは違ってあまり人が多くない「ヒミツ基地」っぽいところが、おしゃれ感度の高い人達を惹きつけているのかなと思う。

 

学芸大学

 

おしゃれな人が多い学芸大学。そのスタイルの格好よさに目を奪われます。

 

学芸大学

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駅前から続く低層の建物が、落ち着いた街並みをつくる

学芸大学駅は、渋谷から東急東横線で4駅、7分。急行が停車する上、代官山や自由が丘など憧れの街へは、自転車で行けるという超便利な立地なのに、世間的にはやや控えめな印象の街。駅前商店街が充実しているけれど、電車に乗れば都心へもあっという間で、買い物には困らない。
ただし学芸大学駅は、東急東横線の急行停車駅。朝の急行は混雑しているので覚悟して！

 

改札を出ると、なんだかのんびりとした空気が漂う。理由は、人が多すぎず空が広いから。低層住宅が多く、駅前でも高い建物が見当たらない。渋谷から4駅というアクセスのよさを考えると、これはめずらしい環境だと思う。都会から田舎に帰って来て地元の駅に降り立ったような、不思議な感覚に包まれる。

 

西口商店街はお店が密集してごちゃごちゃしているけど、高い建物が無いので圧迫感はない。

 

学芸大学駅

 

駅前商店街

駅前を抜けると閑静な住宅街へ

商店街を抜けると住宅街が広がる。庭付き一戸建てが多くて、生垣の緑が通りの両脇を彩っている。表札に複数の苗字が掲げられている家も多いから、三世代同居というのもめずらしくなさそう。通りを歩く年配のご婦人が、とても身ぎれいなのが印象的。

 

どこからか、ポーンポーンというボールの跳ねる音が聴こえてきて目をやると、テニスを楽しむミドルエイジの夫婦の姿。せかせかしたこととは無縁そうな優雅な空間を前に、朝のゆったりさが急に大切に思えてきて、慌ただしい自分の生活をちょっと反省する。

 

※2012年08月23日の情報です。最新の情報は訪れる前にご確認ください。

 

>>【学芸大学】生活に欠かせない魅力あふれる商店街
>>【学芸大学】居心地の良さを知る住人たちの街

 

駅の商店街を抜けると閑静な住宅街が続きます

 

朝10時。奥さまたちが優雅にテニスを楽しんでいたテニスコート。

 

一軒家が多い学芸大学駅周辺の住宅街。庭に大きな樹木が茂っています。

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