「D-ROOM」という名前をご存じでしょうか? これは大和ハウスグループが運営する、高品質を誇る賃貸住宅ブランドです。
CMや街中で目にしたことのある人も多いかもしれませんが、具体的にどんな特徴を持っているのかまでは、あまり知られていないのではないでしょうか。
今回は大和リビング株式会社にご協力いただき、「D-ROOM」が持つ特徴や住むことで得られるメリット、さらには実際の「D-ROOM」物件を取材し、その設備についても詳しく紹介します。
「D-ROOM」とは、どんなお部屋? その評判をご紹介
「D-ROOM」は建物や設備、サービスなど、あらゆる面で高い品質を誇り、単身者からカップル、ファミリーまで幅広い入居者に選ばれています。
そのコンセプトについて、大和リビングの粟田将士さんに伺いました。

大和リビング株式会社 関西支店 京都営業所 粟田 将士さん
──「D-ROOM」は、どのようなコンセプトの賃貸住宅ブランドなのでしょうか。
粟田さん 「コンセプトは『幅広いご入居者に選ばれる、高品質で住み心地の良い賃貸住宅』。市場ニーズや社会変化をいち早くキャッチしながら『一歩先行く価値』を皆さまに提供しています。
特徴は、建物という“ハード”を提供するだけでなく、入居後の生活を想像して“ソフト”も充実させていること。かつては軽量鉄骨のしっかりした建物により、安心・安全を提供していましたが、近年はそれに加え、ソフトの部分もブラッシュアップしています。
インターネットを無料で提供したり、暮らしの困りごとや事務手続きについて、いつでも大和ハウスとコミュニケーションを取れる入居者専用アプリ『賃貸住宅D-ROOM』を用意したりしているのは、その一例ですね」

──入居者からは、どのような声が届いていますか? 「D-ROOM」の評判をお聞かせください。
粟田さん 「入居率が高く、ご入居者からは『長く住みたい』といううれしい声が多数届いています。
間取りに関しては、お客さまのニーズを踏まえ、近年は部屋数を増やすようにしていますね。以前はリビングを大きく確保していましたが、最近はリビングを小さめにし、その分もう1部屋増やした間取りが人気なんです。コロナ禍でテレワークの機会が増えたことも影響しているかもしれません。
ハード面では、水回りと収納スペースに力を入れています。水回りは、何と言っても一坪サイズのお風呂、通称“一坪風呂”が大好評です。足を伸ばしてゆっくり湯船に浸かれますし、大人1人・お子さま2人でも入れるほどの広さがあります。
また、物件によっては120cmあるワイド幅の洗面台を備えつけているので、忙しい朝も家族で譲り合うことなく身支度できます。
収納についても、ただスペースを設けるだけでなく、『ファミリー物件なので子ども部屋のクローゼットを広くしよう』など利用シーンを考えたうえで配置しています。
また、細部へのこだわりも『D-ROOM』の特徴です。キッチンや洗面所にタオルかけを設置したり、室内に物干し竿を備え付けたりと、細かい部分まで気を配っているんです。こうして住みやすさを追求した結果、1LDKという間取りであっても、単身者、カップル、ファミリーなど幅広い世代から支持を受けています」
人々のニーズをしっかりキャッチし、それを設備に反映させているという「D-ROOM」。
では、実際に「D-ROOM」で暮らすことによって、どんな住み心地を得られるのでしょうか。ポイントについて、さらに深掘りしていきます。
「D-ROOM」で叶える、快適な新生活…ポイントは“ZEH-M”
「D-ROOM」が快適な理由、その秘密はずばり「ZEH-M(ゼッチマンション)」だと粟田さん。
ここからは、「ZEM-M」とはいったい何なのか、そして「D-ROOM」に住むメリットについて解説していただきます。
──まず「ZEH-M」とは、どのような住宅のことを指しているのでしょうか。
粟田さん 「ZEH-Mとは、住宅の断熱・省エネ性を高め、太陽光発電などによってエネルギーを創ることで、エネルギー消費量の収支ゼロを目指すマンションのことです。
その最大の魅力は、環境に配慮しながら電気代を節約できること。外壁や天井、窓などの断熱性が高いため、室温の変化が穏やかで、夏や冬でも快適に暮らせることも特徴です。ペットを飼っていて、エアコンをつけっぱなしにしているご家庭からも好評をいただいています」
粟田さん 「お客さまの生活が豊かになるという視点で考えると、モニターで発電量や消費電力量が“見える化”されるのが大きいです。地球環境にどれだけ貢献しているのか、数値によって実感できます。
誤解されやすいのですが、『ZEH-M=太陽光パネルを搭載した住宅』というわけではありません。太陽光パネルによる『創エネ』、外壁や窓の断熱性、エアコンや給湯器の省エネ性といった『省エネ』を組み合わせ、基準を満たした住戸がZEHに該当するわけなので。
今はまだ認知度が十分ではありませんが、いずれは自動車業界におけるハイブリッドカーや電気自動車のように、ZEH-Mが住宅選びのひとつの基準になるように広めていきたいと思っています」
──ほかに「D-ROOM」に住むことでどんなメリットがあるのでしょうか。
粟田さん 「先ほどもお話したように、インターネットを無料で利用できます。今では一般的になりつつあるサービスですが、実は大和リビングがパイオニアなんですよ。しかも、面倒な手続きは必要なく、入居したその日から利用できます。
さらに、入居者専用サービス「D-ROOM TV」では動画配信サービスのU-NEXTが見放題。全戸ではなく対象となる物件のみですが、登録手続きも月額料金もなく楽しめるので、とってもお得です。
今では普及が進んだ宅配ボックスも、もちろん完備。しかも、宅配ボックスに荷物が届くとアプリに通知が来るというサービスも。さらに、今後は大手ECサイトと提携し、オートロック付き物件でも玄関前に置き配できるシステムも導入予定です。
また、電動キックボード・自転車のシェアサービスのポートが敷地内に設置された物件もあります。ちょっとした移動に便利ですよ。
ほかにも『リビング補償制度』が適用される物件では、家財保険が自動で付帯するので、保険料の追加負担なく、安心して暮らすことができます」
最先端の暮らしを叶える、京都の「D-ROOM」物件を紹介
続いて、大和リビング京都事業所が管轄する、京都市北区上賀茂に位置する「D-ROOM」物件を2つご紹介いただきました。
──まず、「上賀茂」という地域について教えてください。どのようなエリアなのでしょうか?
粟田さん 「京都市北区上賀茂は、地下鉄烏丸線『北山』駅の近くに位置し、美しい街並みの高級住宅街が広がっています。
駅から10分ほど歩くと、緑豊かな山々が広がる自然環境があります。このような二つの顔を持つことが、この地域の魅力となっています」
──2つの物件に共通する「推しポイント」を教えてください。
粟田さん 「夏の京都を代表する伝統行事『五山送り火』のうち、『妙法』『船形』『大文字』をどちらの物件からも眺めることができます。このエリアならではの特権です」

このあと紹介する「アドラブール」の踊り場から見える「大文字」会場(写真中央)
「アドラブール」の物件紹介
粟田さん 「では、はじめに『アドラブール』という物件について紹介します。地下鉄烏丸線『北山』駅から徒歩7分、2024年7月に完成したばかりの全戸1LDKのZEH-M物件です」
──開放感のあるリビングですね! あらためて、この物件の「推しポイント」を教えてください。
粟田さん 「ゆったりとしたリビングはもちろんですが、水回りの設備もチェックいただきたいですね。
まず、キッチンの天板は人工大理石。よくあるステンレス製の天板に比べて、傷つきにくく汚れを拭き取りやすいのがメリットです。
また、手をかざすだけで水が出るタッチレス水栓なので、料理中でも手の汚れを気にせず水を流せます。
お風呂は、もちろん一坪風呂。バスタイムをゆったりと過ごすことができます。ほかにも、インターネット無料、宅配ボックス完備、ペット可と、うれしいポイントがそろっていますよ」

1日の疲れをゆったり癒やせる一坪風呂
「プルミエール上賀茂」の物件紹介
粟田さん 「続いては、『プルミエール上賀茂』という物件の紹介です。こちらは地下鉄烏丸線『北山』駅から徒歩9分という立地。2024年6月に完成したばかりのZEH-M物件です」
──こちらの物件の「推しポイント」は?
粟田さん 「今回ご案内するのは1LDKの住戸ですが、こちらも一坪風呂が特徴です。しかも、京都の『D-ROOM』では初めて浴室テレビを設置しました。

浴室テレビを設置した一坪風呂
洗面台は120cmのワイド幅。1LDKでこのサイズはなかなかないですよ。キッチンには備え付けの食器棚も用意しています。
また、リビングスペースを仕切る引き戸が設置されていて、ライフスタイルに合わせて部屋のレイアウトを変更できることもポイントです。単身者ならテレワークスペースにしたり、2人暮らしなら寝室として使ったりできますよ。

レイアウトのアイデアが膨らむ、リビングを仕切る引き戸
デザインにもこだわっていて、壁の一面がウォールタイルになっています。アクセントカラーのパネルが張られ、コンセントまでその色に統一して目立たないようにしています。

リビングの一角にアクセントを加える、ウォールタイルをあしらった壁面
モダンで高級感ある雰囲気ですよね。もちろん、こちらの物件もインターネット無料、宅配ボックス完備、ペット可。ペットの足洗い場もあって安心です。
どちらの物件も、1LDKには珍しい設備がそろい、内装にもこだわっています。ぜひ上賀茂エリアでの暮らしをご検討ください」
「お客さまファースト」の意識で、ブランド品質を維持
入居者にとって、さまざまなメリットがある「D-ROOM」物件。最後に、ブランドが品質を維持し続けられる背景などについて、粟田さんに語っていただきました。
──長い歴史を持つ「D-ROOM」ですが、なぜ高い品質・ブランド価値を維持できているのでしょうか。
粟田さん 「大和ハウスグループは、1955年の創業以来、時代のニーズに応える住宅づくりに取り組んできました。社是のひとつに『近代化設備と良心的にして誠意にもとづく労働の生んだ商品は社会全般に貢献すること』とあるように、私たちが目指すのは社会貢献です。
そのため、ただ住まいを提供するだけでなく、お客さまの生活を豊かにすることを第一に考えているんです。
こうした信念のもと、建築を請け負う大和ハウス工業、管理・運営を行う大和リビング、リフォームにより建物の価値を維持・向上する大和ハウス賃貸リフォームの三位一体で、ハード・ソフトの両面から住戸をブラッシュアップしてきました。それが、現在のブランド価値につながっているのだと思います」

──常にアップデートを続けてきた結果、今があるんですね。
粟田さん 「そうですね。かつての大和ハウスの賃貸住宅では、いくつかのパッケージ製品を用意し、オーナーさまに『この土地に建てるなら、この間取りはいかがでしょう』とご提案していました。そのため、竣工までが非常に早く、オーナーさまからはそのスピード感が支持されていたんです。
とはいえ、近年は人々の生活スタイルが多様化し、パッケージ製品だけでは市場のニーズを満たせなくなってきました。そこで、間取りをアレンジしたり、設備にこだわったりと、住戸のブラッシュアップに取り組むようシフトしていったのです。
それができるのも、グループ内にさまざまな事業会社があるからこそ。今後も高い品質とスピード感を両立しつつ、新たな価値を提案してまいります」
まとめ
ブランド設立以来、常に“入居者ファースト”でアップデートを続けてきた「D-ROOM」。入居者の声を聞き、「あったらいいな」を実現した結果、より便利で快適な住まいへと進化し続けています。
水回りの設備やゆとりある収納スペースなど、住みやすさが詰まった「D-ROOM」で、新生活を始めてはいかがでしょうか。
更新日: / 公開日:2024.08.29

















