自分のペースで気ままに過ごせる一人暮らし。しかし、学業や仕事の合間を縫ってすべての家事を自分でしなければなりません。特に布団を干すのはタイミングが難しく、ついつい後回しにしがちなうえ、一人暮らし向け物件のなかにはベランダがないケースも珍しくありません。そこで今回は、一人暮らしでも布団を干す方法をご紹介します。

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単身者向けの物件では、さまざまな理由で布団を干したいときに困ってしまうことがあります。まずは、その理由について見ていきましょう。

そもそもベランダがないと布団を外に干せません。また、道路に面した1階などはセキュリティ面に不安があるため、外干しできないケースもあります。

ワンルームの部屋など、単身者向けの部屋は居住スペースだけでいっぱいになってしまう物件がほとんどです。そのため、室内で布団を干すスペースが確保できないこともあります。

 

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「仕事や勉強で忙しいから」「干す場所がないから」と布団を干さないでいると、どんな影響があるのでしょうか。布団を干さないことで起こるデメリットについて見ていきましょう。

体温で温まったり汗が付着したりする布団は、ダニの温床になりがちです。布団を干し、掃除機をかけることでダニを駆除できますが、放置しているとダニが増え、アレルギー性の鼻炎や皮膚炎などの健康被害につながる可能性があります。

健康な人でも、寝ている間にコップ1杯程度の寝汗をかくといわれています。布団を干さずにいると、どんどん寝汗が布団にたまりカビの原因に。カビは、ダニと同じく健康被害につながるうえ、床にまでカビが広がるとフローリングの張り替えが必要になる恐れもあります。定期的に干して、布団にこもりがちな湿気を乾燥させることが大事です。

ベランダがない物件でも、少しの工夫で布団を外干しをするのと同じ効果を得ることはできます。どんな方法があるのか、手軽に取り入れやすいものから順に見ていきましょう。

朝起きてすぐに布団をしまうと、湿気がこもったままの状態になってしまいます。起床したら、まずは掛け布団を半分折り返してしばらく放置するようにしましょう。身支度が終わる頃に布団をしまえば、ある程度湿気がこもるのを防ぐことができます。

湿気を取ってくれる除湿シートやすのこを敷布団の下に敷いて通気性をよくする方法です。布団の収納場所にも除湿シートやすのこを設置すれば、収納中も通気性が保てます。すのこのなかには、折り畳んで布団干しスタンドになる便利なアイテムもあるので、導入を検討してもよいかもしれません。

室内用の布団干しスタンドを使って室内干しする方法です。学校や会社に行く前に干しておけば、天候を気にせず布団を乾燥させることができます。

家庭用の布団乾燥機を使うのもいいでしょう。価格は1万円弱から販売されており、ダニ退治のほかに消臭効果のある製品もあります。

コインランドリーにある強力な布団乾燥機を利用すれば、カラッと気持ちよく布団を乾かすことができます。コインランドリーまで布団を運ぶ手間はかかりますが、布団を乾燥させるための道具を購入しなくてもいい点がメリットです。

時間が取れないなどの理由で布団そのもののお手入れが難しいときは、シーツや枕カバーだけでもこまめに洗濯するように心がけましょう。ダニの繁殖やカビの発生を低減するためにも必要なケアです。

 

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布団を干す、というと屋外をイメージしがちですが、屋内で干した方がよいケースもあります。

羽毛や羊毛の布団は紫外線に弱いため、長時間にわたって天日干しをするとかえって布団を傷めてしまいます。どうしても天日干ししたい場合は短時間で取り込むようにしましょう。また、羽毛布団の場合は、窓を開けて換気をするだけで日常のお手入れはOKです。そのため、布団が干しにくい住居に向いている布団といえます。

屋外に布団を干すデメリットとして、急な天候の変化に対応できない、花粉・黄砂などが付着するなどの点が挙げられます。特に一人暮らしでは、外出時に急に雨が降ってきても布団を取り込むことができません。その点、室内干しであればそういったことを気にせずに布団を干しておくことができます。

一人暮らしの狭い部屋で布団を干すことは可能?

単身者向けの物件はベランダがないことが多く、布団を干すのに苦労することも珍しくありません。詳しくは「一人暮らし向けの物件で布団を干すのは大変?」をご覧ください。

布団を干し忘れるとどんな悪影響がある?

布団を干し忘れると湿気がこもり、ダニが繁殖したりカビが発生したりするなどの悪影響があります。詳しくは「布団を干さないとどんな影響がある?」をご覧ください。

一人暮らしの部屋で布団を干すにはどうすればいい?

除湿シートやすのこを使ったり、布団干しスタンドや布団乾燥機を使ったりと、さまざまな方法があります。詳しくは「ベランダがない一人暮らしの部屋で布団を干す方法は?」をご覧ください。

布団を外に干さない方がいい理由は?

布団を外に干さない方がいい理由として、天日干しに向かない布団があること、花粉などの付着を防げるなどの点が挙げられます。詳しくは「室内で布団を干した方がいい理由とは?」をご覧ください。

 

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更新日: / 公開日:2023.12.11