清潔なトイレは気持ちがいいもの。しかし、一人暮らしでは忙しいあまり、トイレ掃除を後回しにしてしまうことがあるかもしれません。実際のところ、一人暮らしならどれくらいの頻度でトイレを掃除するのがよいのでしょうか。掃除を楽にするコツや、トイレ掃除の視点から見た部屋選びのポイントなども併せて解説します。
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一人暮らしの場合、トイレ掃除の頻度はどのくらい?

一人暮らしだと、どのくらいの頻度でトイレ掃除をするのがよいのでしょうか。トイレ掃除をしないままでいるとどうなるのかに触れつつ、理想のトイレ掃除の頻度について紹介していきます。
トイレ掃除をしないとどんな問題が起こる?
トイレは毎日使うため汚れがたまりやすく、特に便器は放っておくと黒ずみやしつこい尿石ができてしまいます。こうした汚れは一度付いてしまうときれいに落とすのに大変な手間がかかります。
また、トイレは狭くて湿気が多い空間。さらにカビが好物とする湿気を含んだホコリなどのゴミが、床や手洗いタンクにも降り積もります。掃除をせずに使われ続けたトイレは、カビや菌にとって絶好の繁殖環境なのです。
一人暮らしのトイレ掃除は週1回が目安
トイレ掃除の頻度は、生活リズムに合わせて変えるのが理想です。一人暮らしなら週1回程度が目安といわれていますが、在宅勤務などで自宅にいる時間が長い場合は、掃除の頻度を増やすとよいでしょう。
ただし、便器だけは毎日掃除をするのがおすすめです。汚れは気づいたらすぐにブラシでこすったり拭き取ったりすると、しつこい汚れの付着を防げます。
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トイレ掃除をするべき箇所は?

トイレ空間は便器、タンク、床、壁、収納棚などから成り立っています。掃除はどの部分にどれくらい手間をかけるべきか、より細かく見ていきましょう。
トイレ本体
週1回、必ず掃除をしたい場所はトイレ本体です。便器の中、便座の表裏、フタ、手洗いタンクのほか、便器の外側に尿が垂れていることもあるのでしっかり拭きましょう。特に便器の中は1週間程度でピンク色の汚れがつくようになり、そのまま放置するとしつこいカビになってしまうので要注意です。タンク内部もカビや菌が繁殖しやすい場所なので、月1回は掃除しておくと、便器に流れ出る水を衛生的に保ちやすくなります。
トイレ室内
壁や床も週1回は掃除をしたい場所。特に男性は尿の飛び散りが思っている以上に壁に及んでいて、悪臭を生んでいることがあるので要注意です。そのほか、ドアとドアノブも想像以上に汚れがたまっている場所なので、できれば週1回、難しければ月1回程度は拭き掃除をしましょう。
一人暮らしのトイレ掃除に役立つおすすめグッズ

引越しなどで掃除用品を一新するタイミングがあれば、ぜひそろえたい便利なトイレ掃除用グッズを紹介します。
毎日のお手入れに
必ず常備したいのはトイレ用ウェットシートです。さまざまなタイプがありますが、おすすめは除菌効果があって厚手のもの。また、トイレブラシはブラシ部分が小さいものの方が、便器の奥やフチなどの細かい部分が洗いやすく便利です。ブラシ自体の清潔さを保つためにも、水切れのいい素材を選びましょう。
月1回の特別な掃除に
便器奥などブラシが届かない場所の掃除には、タブレットタイプの洗浄剤がおすすめ。便器の水たまりにタブレットを落として一定時間放っておくだけで、汚れを除去してくれます。
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トイレ掃除の手順とは?

トイレ掃除の手順をおさらいしてみましょう。コツは上から下へ順に掃除場所を移すこと。こうすると菌の広がりを防止できます。
1.タンクを拭く
トイレ用ウェットシートでタンクを拭きます。水栓レバーや手洗い場所も菌がたまりがちなので、しっかり拭きましょう。
2.便座のフタ、便座の表裏を拭く
トイレ用ウェットシートで便座のフタと、便座の表裏を拭きます。トイレ用ウェットシートは手順1のものを使い回せますが、全面が汚れたら新しいものに換えましょう。
3.便器内の汚れをブラシなどでこすって落とす
便器内に洗剤をかけ、トイレブラシで中をこすります。フチ裏側の汚れにも注意しましょう。
4.便器の外側を拭く
トイレ用ウェットシートで便器の側面などを拭きます。
5.壁と床を拭く
壁と床もトイレ用ウェットシートで拭きます。壁面のすべてを掃除するのは大変なので、毎回拭くのは汚れが多い部分だけで十分です。汚れが多い便器横の壁などは、人の腰の高さくらいまで集中的に拭きましょう。男性の場合は尿の飛び散り範囲が広いので、壁掃除は広めに行うのがおすすめです。
一人暮らしのトイレ掃除が楽になるコツとは?

一人暮らしでは自分が掃除をするしかないので、トイレ掃除を週1回〜月1回行うにしても、できるだけ手間をかけずに済ませたいもの。ここではトイレ掃除の負担を減らすコツを紹介します。
入居時にできる汚れ防止策
トイレ専用のコーティング剤を使い、便器内がきれいな状態のときにコーティングを施せば汚れが付きにくくなります。そのほかにも、便器と床の隙間は汚れが蓄積されていく場所なので、あらかじめマスキングテープで保護しておくのも有効です。
毎日のこまめな掃除できれいをキープ
トイレ用洗剤をいつでも手に取りやすい場所に置いておきましょう。汚れに気づいたらサッとかけて拭き取れます。逆さにしても使える洗剤だと、便器のフチ裏にも吹きかけられて便利です。毎日1回を目安にこまめに拭くと、しつこい汚れの定着を防げるので、結果的に掃除の負担が軽くなります。
手間いらずの便利グッズでほったらかし掃除
手洗いタンクに置くタイプや便器内に貼るスタンプタイプなど、「ほったらかし」にできる洗浄剤は一人暮らしの強い味方。汚れが付きにくくなるので積極的に活用しましょう。
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トイレ掃除が面倒な人は、掃除しやすい間取りを選ぼう

トイレの汚れが過度に蓄積すると、部屋を退去する際に修繕費用を請求される恐れがあります。「自分は掃除がこまめにできるタイプではないかも」と感じる人は、物件選びの段階でトイレ掃除のしやすい間取りを選ぶのもひとつの手です。
バス・トイレ別はマスト条件
ユニットバスではトイレ本体などにも湿気がこもり、カビが繁殖しやすくなります。衛生管理面を考えると、バスとトイレがセパレートになった部屋を選ぶのがよいでしょう。
トイレ室内に収納棚がある
収納棚に掃除用品などを入れられると、床に物を置かないことでホコリがたまりにくいうえ、掃除もしやすくなります。
トイレ室内でスムーズに動ける広さがある
手が届きにくい場所ができるほどトイレ空間が狭いと、掃除のストレスが増えます。隅々まで掃除ができるよう、トイレにはある程度の広さがほしいところです。見逃しがちなポイントなので、物件選びや内見のときにチェックしておきましょう。
記事のおさらい
一人暮らしで最適なトイレ掃除の頻度は?
居住人数が一人しかいないため、週1回を目安に掃除すればよいでしょう。ただし、在宅勤務などで自宅にいる時間が長い場合はより頻繁に掃除をする必要があります。詳しくは「一人暮らしの場合、トイレ掃除の頻度はどのくらい?」をご覧ください。
トイレで汚れやすい場所はどこ?
トイレ掃除が必要な場所はトイレ本体だけではありません。タンクや壁、床、ドア、収納棚にも汚れがたまってしまいます。詳しくは「トイレ掃除をするべき箇所は?」をご覧ください。
トイレ掃除に必要な道具とは?
引越しなどのタイミングで掃除用品を一新するなら、トイレ用ウェットシート、トイレブラシ、タブレットタイプの洗浄剤などがおすすめです。詳しくは「一人暮らしのトイレ掃除に役立つおすすめグッズ」をご覧ください。
トイレ掃除のやり方を知りたい!
トイレ掃除は、空間の上から下の順で行うのがコツです。タンク、フタ、便座の裏表、便器内、便器の外側、壁や床を中心に掃除をしましょう。詳しくは「トイレ掃除の手順とは?」をご覧ください。
トイレ掃除の負担を減らすアイデアはある?
入居してすぐのタイミングなど、まだトイレがきれいな状態のときに汚れ防止対策をしておけば、トイレ掃除の負担を減らすことが可能です。詳しくは「一人暮らしのトイレ掃除が楽になるコツとは?」をご覧ください。
トイレ掃除が苦手な人におすすめな間取りとは?
バス・トイレ別をはじめ、トイレ室内に収納棚があったり、トイレ室内でスムーズに掃除ができるほどの広さがあったりする間取りがおすすめです。詳しくは「トイレ掃除が面倒な人は、掃除しやすい間取りを選ぼう」をご覧ください。
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