フリーターとして働いている方が賃貸物件を借りるときは、入居審査のポイントを押さえておく必要があります。スムーズに入居できるように、事前に注意しておきたい点を把握しておきましょう。
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フリーターでも賃貸物件は借りることができる

フリーターにかぎらず、会社員や自営業者の場合であっても賃貸物件に入居するには、入居審査をクリアする必要があります。フリーターだからといって、特に条件が変わるわけではありません。
継続的な収入があり、収入に見合った家賃の物件を選べば、入居審査に通る可能性は高くなります。仕事を変えたばかりで収入面が不安でも、まとまった貯金があれば、自分の預貯金を審査の判断材料として使ってもらう「預貯金審査」を申し込んでみるのも1つの方法です。
また、入居にあたって面談が行われるので、誠実に対応しましょう。他の入居者とトラブルを起こさない人物であるかも、入居審査では大事なポイントとなるので、きちんとコミュニケーションをとることが重要です。
仕事の関係で生活時間帯が夜中心となるような場合には、あらかじめ伝えておいた方が無用なトラブルを避けられるでしょう。
賃貸借契約を結ぶときには保証人を設定する必要があります。家族や親族など保証人になってくれそうな人がいない場合であっても、保証会社を利用することで賃貸借契約を結ぶことは可能です。
参考記事:賃貸保証会社(家賃保証会社)とは? 基本的な仕組みと利用時の注意点
保証会社に支払う利用料は必要ですが、サービスをうまく活用することで、保証人に関する悩みを解消できるでしょう。上記に挙げた入居審査のポイントを踏まえて、スムーズに手続きを行ってみましょう。
月収別の家賃の目安
家賃は毎月支払っていく固定費となるので、生活に無理のない範囲で設定することが大切です。総務省統計局が公表している2021年「家計調査報告(家計収支編)」によれば、単身世帯における家賃を除いた1ヶ月あたりの生活費の平均は次のとおりです。
費用項目 | 平均金額 |
|---|---|
食費 | 38,410円 |
水道光熱費 | 11,383円 |
日用品費 | 5,687円 |
被服費 | 4,606円 |
医療費 | 7,625円 |
交通費・通信費 | 18,856円 |
教養・娯楽費 | 17,106円 |
雑費 | 14,236円 |
交際費 | 12,951円 |
合計 | 130,860円 |
上記の結果からは、1ヶ月にかかる単身世帯の平均生活費は13万860円であることが分かります。家賃については月収の25%以下で考えておくと無理がないでしょう。
月収が20万円であれば家賃5万円、月収30万円であれば7万5,000円程度が目安となります。もちろん、毎月の生活費のなかで何を優先するかによってかけられる費用も違ってくるので、ライフスタイルに照らし合わせて考えていくことが大事です。
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初期費用を抑えるには

一般的に賃貸物件の初期費用は、家賃の4~6ヶ月分ほどかかるといわれています。家賃5万円の物件であれば、20万~30万円程度を見込んでおきましょう。
一方で、新しい生活を始めるために必要な費用をできるだけ抑えたいという面もあります。初期費用を抑えるためのコツも含めて解説します。
初期費用としてかかる金額の目安
賃貸物件に入居するには、初期費用としてさまざまな費用がかかります。主なものをまとめると、次のとおりです。
費用項目 | 金額の目安 |
|---|---|
敷金 | 家賃の1~2ヶ月分 |
礼金 | 家賃の1~2ヶ月分 |
前家賃 | 家賃の1ヶ月分 |
日割り家賃 | 入居日によって異なる |
鍵交換費用 | 1万~2万円程度 |
火災保険料 | 1万~2万円程度 |
仲介手数料 | 家賃の0.5~1ヶ月分+消費税 |
保証会社の利用料 | 家賃・管理費の50~100% |
上記の初期費用に加えて、引越し代や家具・家電購入費などもかかります。少しでも負担を抑えるために、初期費用を節約するための方法を次に紹介します。
初期費用を抑えるための方法
初期費用をできるだけ節約するためには、敷金・礼金が割安な物件を選んでみるとよいでしょう。物件によっては敷金・礼金がゼロのものもあります。
入居してから数ヶ月間の家賃が無料になるフリーレント物件を選んでみる選択肢もあります。また、仲介手数料は不動産会社によって異なるので、仲介手数料の割安な会社を選んでみるのもいいでしょう。
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参考記事:
フリーレント物件とは? 本当にお得? 仕組みやメリット・注意点を解説
賃貸物件の仲介手数料の相場っていくら? 半額や無料になるケースも紹介
賃貸借契約の注意点

賃貸借契約を結ぶにあたって注意しておきたい点は、契約を結ぶ前に「重要事項説明書」をきちんと確認しておくことです。重要事項説明書とは、これから契約する物件の「ルール」や「設備」などを記載した「取扱説明書」のような書類のことを指します。この重要事項説明を宅地建物取引士が行ったあとに、「賃貸借契約書」を取り交わします。
たとえば、管理費は家賃に含まれると思っていても、管理費は別に支払うものと記載されている場合があります。また、フリーレント物件に入居する場合は、短期間で退去すると違約金が発生する場合があります。安心して暮らすためにも、事前に書面をチェックし、納得してから契約を結ぶことが重要です。
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入居審査のポイントを押さえて自分に合った物件を見つけてみよう

フリーターでも正社員でも、賃貸借契約を締結する条件そのものに変わりがあるわけではありません。身近なところに保証人となってくれる方がいなかったとしても、保証会社を利用すれば賃貸借契約を締結するのは問題がないといえます。
収入や入居者の人柄など、入居審査で重視されるポイントを押さえたうえで、担当者と積極的にコミュニケーションをとってみましょう。入居にあたって気になる部分は、あらかじめ尋ねておくと後からトラブルが起こるのを防げるでしょう。
LIFULL HOME’Sでは、条件を絞り込んで自分に合った住まいを見つけることができます。さまざまな物件を比較することで、快適に暮らせる物件を選んでみてください。
叶えたい条件で賃貸物件を探すまとめ
- 継続的な収入があり、収入に見合った家賃の物件であれば入居審査を通過しやすくなる
- 1ヶ月の生活費を踏まえたうえで、無理のない家賃設定を行う必要がある
- 月収20万円であれば、無理のない家賃設定としては5万円程度となる
- 賃貸物件に入居するには初期費用が必要になるので、節約できそうなポイントを1つずつ実行してみよう
- 重要事項説明書と契約書の内容を細かくチェックしておくことが重要
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