高齢者にとって、安心して暮らせる住宅選びは最優先事項のひとつです。しかし、住宅に関する悩みがあっても、どこに相談したらいいのか分からないという人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、高齢者の住宅に関する悩みを相談できる相談窓口や、入居しやすいといわれている高齢者向け住宅の特徴・注意点について紹介します。
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高齢者が賃貸物件を借りる場合

 

これまで自宅を購入する機会がなかった方や、所有していた自宅を売却しようと考えている高齢者の方が、賃貸物件への入居を検討するケースもあるかと思います。

 

しかし、国土交通省の資料(※)では、賃貸住宅の大家さんの約8割が高齢者の入居に対して拒否感があるというデータが示されています。

 

高齢者に入居制限をする理由としては、家賃の支払いや他の入居者との協調性、居室内での死亡事故などに対する不安などがあり、特に70歳以上の高齢者は審査が厳しくなる傾向があります。

 

そのため、賃貸住宅への高齢者の入居がスムーズに行えるように、都道府県や市区町村が関連機関と連携し、住まいに関する相談窓口を設置したり、入居前の支援などを行ったりしています。

 

※ 国土交通省「新たな住宅セーフティネット制度における居住支援について(2021年3月)

高齢者の住宅に関する悩みの相談場所

 

それでは、具体的には高齢者の住宅に関する悩みはどこに相談したらいいのでしょうか。

 

高齢者や子育て世帯、障がい者などに対する賃貸住宅の供給促進に関する法律「住宅セーフティネット制度」によって、各都道府県には、住宅に関する悩みを相談できる窓口が設置されています。

 

詳細は各都道府県のホームページなどに記載されていますが、市区町村の福祉課や住まいに関する相談窓口などに問合せをすると、住宅に関する悩みについて専門家が無料で相談にのってくれます。

 

また、介護・医療・福祉の側面から高齢者を支える「地域包括支援センター」では、保健師や社会福祉士が無料で高齢者の悩み相談を受け付けています。

 

そのほかにも、全国に設置されている社会福祉協議会では、老人ホームや介護施設の入居相談を受け付けているので、まずはお住まいの地域の相談窓口に問合せをしてみるといいでしょう。

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相談窓口

 

賃貸物件を契約する際は、さまざまな条件があり、年齢が高くなるほど借りづらくなるのが現状です。しかし、賃貸物件のなかには、高齢者向けの優良賃貸住宅を取扱っているケースもあります。

 

UR都市機構が管理する“UR賃貸住宅”は、住みやすいように段差をなくしたり、手すりなどを付けたりした「高齢者向け優良賃貸住宅」や、連絡通報用装置などが設置されている「高齢者向け特別設備改善住宅」、生活援助員が入居者の支援をする「シルバー住宅」などの取扱いがあります。

 

年齢や月収などの要件を満たした高齢者が入居することができ、さらに社会福祉士やケアマネジャーなどの資格を持った相談員が配置されている高齢者向けの相談窓口があります。

 

相談窓口では、UR賃貸住宅への入居を検討する高齢者に対し、個人の状況に合ったアドバイスを無料で受け付けています。入居を検討している人や、高齢者向けの住宅に関する疑問や悩みがある場合は、相談してみるのもおすすめです。

◆UR賃貸住宅「高齢者相談窓口専用ダイヤル」

 

開設日時は窓口によって異なります。2021年11月時点での情報のため、最新の情報は、UR賃貸住宅のホームページをご確認ください。

 

UR八重洲営業センター

・電話:03-3527-9502

・開設日時:火曜日・土曜日、午前10時~午後5時(正午~午後1時を除く)

 

UR新宿営業センター

・電話:03-5990-5820

・開設日時:木曜日・土曜日、午前10時~午後5時(正午~午後1時を除く)

※2021年4月1日から当面の間は臨時休業中

 

UR梅田営業センター

・電話:06-6346-3446

・開設日時:木曜日・日曜日、午前10時~午後5時(正午~午後1時を除く)

サービス付き高齢者向け住宅

 

高齢者向けの賃貸住宅を探している場合は、スタッフによる安否確認や生活相談のサービスを受けることができる「サービス付き高齢者向け住宅」に入居するという方法もあります。

 

スタッフが定期的に部屋を訪問する安否確認や、常在しているスタッフへの生活相談、さらに個別契約で生活支援や身体介護、リハビリ、医療行為、レクリエーションなどを受けることができます。

 

60歳以上の高齢者や要介護者認定を受けた60歳未満の人が対象で、配偶者や親族も条件を満たせば同居することが可能です。

 

有料老人ホームと比べて初期費用が安く、生活の自由度が高いことがメリットですが、一般的な賃貸住宅よりは家賃が高いというデメリットがあります。

 

サービス付き高齢者向け住宅は、設備が住宅ごとに異なるため、選ぶ際は複数の住居を見学して説明を聞き、入居者の条件に合った住宅を選ぶことが大切です。

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高齢者の住宅探しのポイント

 

高齢者向けの住宅相談の窓口は全国にありますが、物件探しの際は「シニア相談可」の物件や前述したUR賃貸住宅、サービス付き高齢者向け住宅などを検討し、比較してみるといいでしょう。

 

LIFULL HOME’Sでは、高齢者でも住みやすいバリアフリー住宅や、高齢者歓迎の賃貸住宅を全国の物件から探すことができます。

また、介護施設への入居を検討している場合は、「LIFULL介護」で希望する条件(都道府県、初期費用、月額、入居条件、施設の種類)を入力すれば、老人ホームや介護施設を探すことができます。

年を重ねても安心して暮らすために、家族との話し合いや専門家への相談もしながら最適な物件を選びましょう。

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